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2005年7月26日 (火)

ミルコ・クロコップ、一部リーグ参入

mirko 7月20日に行われたクロアチア・リーグ第一節「チバリア・ヴィンコヴチvs.ディナモ・ザグレブ」の試合で、チバリアのベンチにおなじみの顔が座っておりました。格闘家の"クロコップ"こと、ミルコ・フィリポヴィッチ(写真)。K-1、PRIDEといった大会でクロアチアでも名を知られるようになった彼は、映画俳優、国会議員と様々なものに手を出しているのですが(典型的な"クロアチアの成り上がり田舎者"とヤッカミはあります)、出身地に近いヴィンコヴチのチーム「チバリア」の広告塔として一役買おうと昨シーズンに選手登録されました。チバリアは2004/05シーズンから二部に降格、財政問題の未改善で勝点6を没収されるという状況ながら二部の北部リーグで優勝、プレーオフにも勝利して今季からの一部昇格を決めました。ミルコは時間が許す限りはチバリアの試合に訪れ、公式戦3試合に出場、彼がベンチに来ている試合は一試合も負けていないというジンクスが出来ました。

チバリアの一部昇格と共にミルコも一部リーグに参入します。
「私のもっとも愛するクラブ、チバリアでプレーするという人生の夢の一つが満たされたわけだけど、ディナモ相手に得点を決めるという夢まで満たされたとしたらどうなることだろうね....」
8月にPRIDEの世界タイトルマッチが控えているため出場は見送られたわけですが、ジンクスを信じて彼はベンチにどかっと座りました。ミルコが教えたかどうかは知りませんが、チバリアの選手は肘鉄を何度もディナモ選手に食らわせ、スロベニア代表DFツェサールは前半で流血。ツェサールは4度に渡って肘鉄を食らい、1点ディナモがリードした60分にとうとう肘鉄に切れた彼はチバリアの選手を突き飛ばします。これで押さえとけばチバリアは人数で優勢になれたものの、味方の選手が突き飛ばされたことに怒ったチバリアのMFアンドリチェヴィッチがツェサールを突き飛ばしたため二人揃って退場となりました。ミルコはこの喧嘩に加わることなく、また試合にも出場せず、アウェーのディナモが4-0と圧勝。彼にとっては公式戦初敗北を味わうこととなりました。ミルコはこう試合後に語ります。

「良かったディナモが勝利に値したね。ここで悔やむ余地はない。スポーツでは結果という唯一の基準だから。我々は敗北にふさわしかっただろうが、結果(0-4)は少し開きすぎだろう。選手達は自分を信じることに欠けていたと思う。自信が成功においてとりわけ大事な要素であるからね。相手がディナモだといっても、宇宙人がユニフォームを着てプレーしているわけではないし、彼らも血と肉でできた人間だ。相手は11人、うちらも同じく11人だ。私はプリヴラカ(ヴィンコヴチ郊外の田舎町)出身だが、日本にはコンプレックスを持たずに行ったし、多くの流血を味わってきたからね。選手達は全員が才能ある選手達だから、自信を植え付けるよう訓練する必要がある。そうすればOKだ。」

チバリア・ヴィンコヴチのジェリコ・チュロ会長は
「負け試合となれば最後の10分にミルコを出場させる」
と公言しており、FW登録のミルコがいずれ一部リーグの公式戦初出場・初ゴールの可能性も無きにしもあらず。2002年のズボニミール・ボバンの引退試合に先立って行われた前座試合で、ミルコは強烈な右足からのシュートを含め2ゴール1アシストの活躍をしました。サッカーではド素人ですが、天性のモノは持っているのでしょう。もしくは肘鉄がつい入ってしまって、相手DFが病院送りということが先に発生するかもしれませんけどね(笑)

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コメント

サッカー選手になっていてもキック力は凄まじいだろうが

投稿: 聖帝 | 2011年3月22日 (火) 14時21分

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