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2005年7月24日 (日)

ディナモ、開幕戦を飾る

7月20日、クロアチア・リーグ第1節3試合が行われました。

modric昨季の低迷からヨシップ・クジェ新監督のもと建て直しを図るディナモ・ザグレブは、アウェーにて今季に一部復帰したチバリア・ヴィンコヴチと対戦(国営テレビで生放送)。試合前に長く雨が降ったものの、チバリア・スタディオンは両サポーターを含む6000人の観客が集まりました。ディナモはMFマリッチ、DFボスナールが調整不足で欠場したものの、決定力不足で泣いた昨季とはまったく違うチームを見せてくれました。
26分、左サイドのモドリッチ(写真)からゴール前のミトゥに横パスを通すと、ミトゥはヒールキックで後ろへと流し、ボシュニャクが狙いすましてゴール右上隅にシュートを決めディナモが先制します。後半60分、ディナモDFチェサールとチバリアMFアンドチェヴィッチが揉み合って二人とも一発退場。お互い10人となった67分、ミトゥの右CKからDFチョルルカがヘディングシュートを決めて2-0とすると、77分にはミトゥが3アシスト目となる右クロスを通し、フリーのモドリッチが胸トラップから正確なシュートを決めて3-0。90分にはボシュニャクが相手GKに倒されて得たPKをダ・シルヴァが決めて4-0と試合を決めました。
ちなみに、この試合ではチバリアのベンチにクロコップこと格闘家のミルコ・フィリポヴィッチが座りました。昨季は二部で3試合に出場した彼ですが、8月にPRIDEのタイトルマッチが控えているため大事をとって出場はせず。会長は負け試合の残り10分に出場させる考えだそうです。

リエカはホームのカントリーダ・スタディオンでプーラ・スターロ・チェシュコを迎えてのイストラ・ダービー。3分にリエカはCKからイェルネイツのゴールで失点を許すと、21分には再びCKからピリポヴィッチが決められて0-2。27分にシャリッチのクロスからゼキッチのヘディングで1点差に追いつき、後半59分に自ら貰ったPKをクルパンが決めて2-2のドローで終えました。
インテル・ザプレシッチは1-1の状況で61分、ポリャクのFKからファーポストでペツェリがヘディングシュートを決めて2-1と勝ち越しています。

Cibalia Vinkovci - Dinamo Zagreb 0-4
26' 0-1 Bosnjak
67' 0-2 Corluka
77' 0-3 Modric
90' 0-4 Da Silva(PK)

Rijeka - Pula Strao Cesko 2-2
3'  0-1 Jerneic
21' 0-2 Pilipovic
27' 1-2 Zekic
59' 2-2 Krpan(PK)

Medimurje - Inter Zapresic 1-2
16' 0-1 Poljak
36' 1-1 Kresinger
61  1-2 S.Pecelj

【順位】
1位…ハイドゥク・スプリト(勝点3)、2位…ディナモ・ザグレブ(3)、3位…ザグレブ(3)、4位…インテル・ザプレシッチ(3)、5位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(3)、6位…プーラ・スターロ・チェシュコ(1)、6位…(1)、8位…メヂムリェ(0)、9位…カメン・イングラッド(0)、10位…スラヴェン・ベルーポ(0)、11位…チバリア・ヴィンコヴチ(0)、12位…オシエク(0)

インタートトカップ3回戦第2戦が行われ、クロアチア勢は姿を消すこととなりました。

アウェーのランスに赴いたヴァルテクス・ヴァラジディンは、一戦目は警告で欠場できなかった主将のシャファリッチと新加入のポサヴェツが加わったものの、試合開始から押されっぱなしとなります。前半はGKヴラニッチの好セーブもあって0-0で凌いだものの、47分にラショルが直接FKを決めてランスが先制。59分にはラクールがミドルシュートを決めて2-0、66分にはジュシーのアシストからトメールが混戦の中を決めて3-0。71分にポサヴェツの左CKからヴクマンがヘディングで決めて3-1となりますが、90分にクザンが追加点を決めて4-1。トータルスコア4-1でランスが準決勝へとコマを進めました。

初戦を0-1で終えたスラヴェン・ベルーポはホームにデポルティーボ・ラ・コルーニャを迎えました。グラツキ・スタディオンには4000人の観客が集まりました。17分、エリア内左でボールを受けたデポルティーボのFWルベンがマークについたツルナッツをかわして角度のないところからシュートを決めてデポルティーボが先制。その後は力の差が完全に現れてしまい、46分に右サイドを突破したエクトルをDFガルがエリア内で倒してしまってPK。これをヴィクトルが決めて0-2。79分にはグスマンが右サイドからクロスを入れ、これをトリスタンが決めて0-3。トータルスコア0-4でデポルティーボが準決勝進出、ニューキャッスルと対戦する予定です。

クロアチア代表GKスティペ・プレティコサがシャフタール・ドネツクの移籍リストに掲載されたと現地で報じられています。外国人枠がなかったウクライナ・リーグは今季からスタメンにウクライナ人選手を3人、ベンチに2人置くというルールが施行され、外国人選手を整理するとのこと。プレティコサのほかにはセルビア・モンテネグロのヴキッチとララトヴィッチ、ルーマニアのバルカウアンとストイカン、ブラジルのバティスタの名前がリストに上がっているそうで、相応の移籍金があれば売却する模様です。

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