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2005年8月27日 (土)

クロアチア・リーグ選抜vs.バイエルン・ミュンヘン

8月23日、クロアチア・リーグ選抜(T-Com クロアチア)vs.バイエルン・ミュンヘンの親善試合がマクシミール・スタディオンで行われました。ユニセフのチャリティマッチも兼ねたこの試合は当日ソールドアウト、40000人という満員の中で行われました。滅多にマクシミールが満員になることはなく、チケットを購入できなかった何百人ものファンはスタジアム外の柵などから覗き見するほどでした。
トミスラフ・イヴィッチ監督はディナモの選手を中心にスタメンを構成しました。ハイドゥクから唯一選ばれたクラニチャールは直前の怪我でキャンセルしてしまっています。スタメンはGKトゥリーナ-DFチョルルカ、ドルピッチ、ツェサール-MFヴクマン、マミッチ、ミトゥ、チュトゥラ-モドリッチ-FWダ・シルヴァ、ボシュニャク。またフルメンバーでやってきてくれたバイエルンは、GKカーン-DFサリハミジッチ、ルシオ、イスマエル、ハーグリーブス-MFイェレミース、ゼ・ロベルト、バラック、アリ・カリミ-FWマカーイ、ゲレーロのスタメンでした。

makaay 親善試合らしくバイエルンは怪我人が出ないよう軽めのプレーをしたこともあって、クロアチア・リーグ選抜にもチャンスが生まれます。最初のチャンスはクロアチア・リーグ選抜。チョルルカのスルーパスからボシニャクがDFを振り切り、カーンの目の前でボールをさらってシュートするものの、カバーに入ったルシオがクリアします。時間と共にバイエルンは中盤の支配度を増し、25分にマカーイ(写真)が左サイドから飛び込んだゼ・ロベルトに合わせてスルーパスを出し、これを右ネットぎりぎりにシュートを決めてバイエルンが先制します。35分、ダ・シルヴァの右クロスからボシュニャクがヘディングシュートを試みるも、ボールはポストの左へ。終了間際にはゼ・ロベルトの左クロスにゲレーロがヘディングシュートしますが、こちらも左ポストをわずかに逸れます。
後半からバイエルンはダイスラー、ショル、シュバインシュタイガー、リザラスらが起用され、クロアチア・リーグ選抜もイブリチッチ、ベンコ、また試合途中からポサヴェツ、ヴルドリャク、バルトロヴィッチ、ブルクリャチャなどが起用されました。48分のダイスラーの右からのシュートはGKトゥリーナがセーブ。その後はゲームが停滞してしまいましたが、77分にダイスラーが中央左でフリーのマカーイにパスを通すと、マカーイはコースを狙ってシュートを決めて2-0。クロアチア・リーグ選抜も79分にブルクリャチャのミドルシュートがGKレイジングの好反応で止められると、84分にはベンコの強烈なミドルシュートはバーを叩きます。試合は2-0でバイエルンが勝利しました。

ivic 試合後にフェリックス・マガト監督は「試合組織者に対してクロアチアに招待してくれたことに感謝している。クロアチアはいつも優秀なサッカー選手を生み出す土地柄だけに、クロアチアでプレーすることは大きな満足だ。試合は非常に美しく、内容もあり、また我々にとっては大きな挑戦でもあった。観客を満足させたならば嬉しいよ。相手にもゴールチャンスがあったとはいえ、2-0という結果には満足している。自分のチームの選手にばかり目をやっていたが、後半には背番号12番の選手(ボシュニャク)を注意してみていた。彼は非常にアトラクティブな選手だ」と語っています。
またトミスラフ・イヴィッチ監督(写真)は「このようなスペクタクルをオーガナイズしてくれた皆さんに感謝したい。とりわけその知名度でこれだけに観客を我々のスタジアムに集めてくれたバイエルンには感謝している。試合は素晴らしいものだった。前半はバイエルンが支配したが、後半は五分五分であり、一点でも奪うチャンスことも可能だった。バイエルンの実力は明らかだし、コンディションにも問題がないチームで、サイドチェンジも容易にやっていた。そんな彼らの部分を見ることだけでも楽しいことだ。私のチームの若い選手たちが見せてくれたものには満足しなければないない。彼らは現時点でやれることを最大限発揮してくれた。このような試合は我々にとって重要だ。なぜなら速いプレーリズムを相手が提供してくれるからね。バイエルンはヨーロッパのどんな最高のチームでも勝てる状況にあるし、心から20度目のブンデスリーガ優勝と欧州チャンピオンになることを願っている」とコメントを残しています。

私は仕事のためこの試合を観戦できなかったのですが、試合前日にザグレブのホテルで偶然にもイヴィッチ監督と話す機会がありました。私がロビーでSportske Novosti紙を読んでいたところ、ちょうどイヴィッチ氏がロビーに下りて同じ新聞を買いに行くところに目が合い、初対面ながら自然に挨拶し、気さくに話しかけてくれました。新聞を手に私の向いに座ったイヴィッチ氏は翌日のバイエルン戦のこと、またポルトを率いてトヨタカップを制した話などを語ってくれました。クロアチア随一の名将だけにこのように接する機会があったことは嬉しいことです。

(写真はSport-netより)

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