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2005年10月31日 (月)

クロアチア・リーグ第12節/シミッチとJ.レコがこの冬にディナモ復帰か?

ガイド仕事でここ最近のニュースが滞ってしまいました。
まずは一週間前のクロアチア・リーグの話題から。

○第12節(10月22日)

首位ディナモ・ザグレブはホームにチバリア・ヴィンコヴチを迎えました。3日前のカップ戦ではまさかの2部のイヴァニッチ・グラッド相手に3失点の敗北。ショックを一掃するためには勝利しなくてはならない試合です。観客は約5000人。私もこの試合を撮影取材してきました(写真はこちら→http://www.sportnet.hr/Stranica_v2.asp?S=vijest&ID=289423)。
maric 昨季の移籍以来まったくゴールゲッターとして冴えのないFWリュボイェヴィッチをスタメンから下げ、シルビオ・マリッチ(写真)を起用します。MFとしてのイメージが強い彼ですが、ニューキャッスルに移籍する1998年以前のディナモではFWとして活躍しておりました。コンデションがようやく上がったのでクジェ監督は彼を起用したものの、かつての勢いあるプレーの面影は見られませんでした。
22分に右サイドでブリャトのロングパスを受けたダ・シルヴァが、ペナルティエリアに入ったところでレオタールに倒されてPK。これをを主将のマミッチが決めてディナモが先制するものの、その後は攻めても攻めても追加点がなかなか奪えません。モドリッチ、ダ・シルヴァ、チョルルカのそれぞれのシュートをチバリアのGKカリニッチがゴールを割らせず、一方でチバリアもカウンターから二度のチャンスを作りますがシュートは不正確。
後半はダ・シルヴァが幾度となく相手DF陣をパニックを陥れるも、GKカリニッチの好セーブが続きます。58分にダ・シルヴァが4人のマーカーを次々とかわしてシュートを放った場面では拍手が起きました。61分にはマリッチに代えてルーマニア人FW/MFミトゥを投入するも、今季ディナモに復帰した彼もブレーキのまま。終了間際にチバリアはラトコヴィッチが左クロスからのゴール前の決定機を外してしまい、試合は1-0でディナモがモノにしています。

ハイドゥク・スプリトはアウェーでオシエクと対戦。今年4月以来、ハイドゥクはアウェーでの勝利がなく、今季の不振もアウェーでの成績(3分2敗)が原因です。オシエクのあるスラヴォニア地方はハイドゥク・ファンが比較的多い地域でもあり、この試合には両サポーターも含めた7000人の観客が集まりました。毎節一試合は国営放送で中継されるわけですが、今節はこのカードが放送されました。
第1節でこの両チームはスプリトで対戦。この時は6-0でハイドゥクが勝利という一方的な結果でしたが、その後にハイドゥクから元セレッソ大阪のトゥルコヴィッチがオシエクに移籍。この試合では彼がチームの攻撃の中心となりました。前半の序盤はハイドゥクが主導権を握り、22分にビシュチェヴィッチの右クロスをファーポストでフリーとなったクラニチャールが右足で合わせて先制します。そのゴール直後からオシエクが攻勢をかけます。28分にトゥルコヴィッチがピタリとFWプリモラッツにアシストしますが、U-21代表でもある彼のシュートはGKプレティコサにとめられます。3分後にはディニャールの左クロスにプリモラッツが合わせに行くも、またしてプレティコサが好セーブ。しかし36分、トゥルコヴィッチのスルーパスを受けたバラティナッツが左正面から右ポスト内側へシュートを放ち、これがライン内へと転がって同点に追いつきます。
後半はそれぞれチャンスに恵まれず、お互いのGKの好プレーが目立ちました。とりわけハイドゥクの代表GKプレティコサは4度に渡る決定機をことごとくセーブし、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに。試合は1-1のドロー。ハイドゥクのアウェー未勝利街道は続きます。

ディナモを勝点差4で追いかける2位のリエカはアウェーでプーラ・スターロ・チェシュコと対戦。8分にボスニア代表FWのシェーヒッチが混戦の中で得点を決めてプーラが先制すると、35分には左クロスから再びシェーヒッチがボレーシュートを決めて2-0。リエカは二度に渡ってヴグリネツがポストに当てるなど運にも突き放され、69分にはカウンターからもう1点奪われて0-3と敗れております。

Dinamo Zagreb - Cibalia Vinkvci 1:0
1:0 23' Mamic (PK)

Inter Zapresic - Medimurje 1:3
0:1 51' Kresinger
0:2 70' Mostarlic
1:2 76' Gondzic
1:3 90' Mostarlic

Slaven Belupo - Zagreb 1:0
1:0 51' Vrucina

Osijek - Hajduk Split 1:1
0:1 22' Kranjcar
1:1 36' Balatinac

Pula Staro Cesko - Rijeka 3:0
1:0  8' Sehic
2:0 35' Sehic
3:0 69' Jerneic

Varteks Varazdin - Kamen Ingrad 1:3
0:1 25' Parmakovic
0:2 61' Brajkovic
0:3 83' Lakic
1:3 90' Benko

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点31)、2位…リエカ(24)、3位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(19)、4位…カメン・イングラッド(18)、5位…ハイドゥク・スプリト(17)、6位…メヂムリェ(17)、7位…オシエク(17)、8位…ザグレブ(15)、9位…チバリア・ヴィンコヴチ(14)、10位…インテル・ザプレシッチ(10)、11位…スラヴェン・ベルーポ(9)、12位…プーラ・スターロ・チェシュコ(9)

simicACミランの代表DFダリオ・シミッチ(写真)が移籍を希望しております。2008年まで契約が残っているものの、ワールドカップを前にして所属クラブで出場機会が恵まれないことに不満を感じております。チャンピオンズリーグのPSV戦を前にガリアーニ副会長と話し合いを済ませました。
「(移籍市場が始まる)12月まで待つ以外は何もできない。そのときに最高のオファーを具体化させるつもりだ。ミランで貰っているお金は重要ではない。イタリアかそれとも別の国で続けるかを今言うのは難しいね。」
とコメント。その訴えがあってか、27日のエンポリ戦では今季のセリエAで初出場で初スタメンを果たしています(ガゼッタ紙の評価は6)。

またディナモ・キエフの代表MFイェルコ・レコが今季終了と共にチームを離れることが確実視されています。レコは今季でキエフとの契約が切れるのですが、チャンピオンズリーグ予備戦二回戦で早々と敗退が決まったこともあり、チームは来季を見据えたチーム形成を始めてしまっています。またウクライナ・リーグでは来季から11人中6人は国内選手のプレーが義務付けられるため、レコは契約更新の対象とならず、今季のリーグでは12試合中5試合の出場に留まっています。
「スルキス会長の連絡をもう長く待っている。もし私が残留するならば、とっくの昔に私を呼んでいるはずだ。よって事は完全に明らかだ。チャンピオンズリーグに進出していれば全ては違っていた。もちろんセカンドチームでプレーするだけでは十分ではない。ワールドカップのための調子を得ることは出来ないからね。」
彼の移籍金は500万ユーロとされていますが、ディナモ・キエフの守備的MFはナイジェリア人のユッスフだけであり、チームもレコを簡単に手放すことはないようです。それでも彼は
「私はディナモ・ザグレブに戻れるよう強調するよい。半年間のプレーでも私には有難い話だ。強い西側のリーグでプレーすることと同様に、代表監督の目にも留まるからね。でも最終的な私の目標は五大リーグへの移籍だよ」と述べております。また同じく今季に契約の切れるDFゴラン・サブリッチもチームを離れることになりそうです。
これを受けてディナモの副会長ズドラヴコ・マミッチ氏はレコとシミッチをこの冬に連れてくるよう画策中です。レコに関しては直ぐにでもキエフに飛んで交渉する考えであることを述べています。またマミッチは蔚山現代の元代表DFマト・ネレトリャクの獲得も口にしておりますが、移籍金が300万ドル以上必要なため難しいだろうとされています。

話が一転二転していた11月のクロアチア代表の親善試合ですが、11月12日にコインブラでポルトガルとの試合が決まっております。この試合に関しても放映権の問題でクロアチア・サッカー協会が一度は難色を示しましたが話がまとまり、その一方で16日のポーランドの話が無くなっています。

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