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2005年10月15日 (土)

クロアチア・リーグ第8~10節

ニュースを仕事でお休みしていた時期のクロアチア・リーグの結果です。

○第8節(9月17日・18日)

注目カードの一つはザグレブ・ダービーとなる「NKザグレブvs.ディナモ・ザグレブ」。昨季はザグレブは2連勝したカードですが、昨季と違って攻撃力を増したディナモが4-0とアウェーでザグレブを粉砕しています。前半はザグレブも好機を演出しますが、23分にブリャトが角度のない位置からFKを決めると、後半はモドリッチ、エトー、ダ・シルヴァの3発で突き放しました。とりわけ新外国人のブラジル人右MFエトーが決めたゴールはクロアチアリーグにおけるディナモの1000点目となります。

ハイドゥク・スプリトはポリュウド・スタジアムに2位リエカを迎えての"ヤドランスコ(アドリア海)ダービー"。14,000人とまずまずの観客が入ったわけですが、ハイドゥクはアグレッシブな戦いを見せるも空回り。15分にカウンターからクルパンが左サイドを切れ込み、折り返したところをシャルビーニが決めてリエカが先制。ハイドゥクのブラジェヴィッチ監督は後半頭からFWドラギチェヴィッチとMFダムヤノヴィッチを入れて状況を変えようとするも効果なく、そのまま0-1でハイドゥクが敗れました。
この試合ののち、ハイドゥクのミロスラフ・"チーロ"・ブラジェヴィッチ監督の更迭が決定し、スポーツディレクターのイゴール・シュティマッツも責任を取って辞任しました。ブラジェヴィッチは直ぐにスイス一部リーグで現在最下位のザマザからオファーを受け、そこの監督に就任しております。ハイドゥクの新監督にはU-17代表監督のイヴァン・グデリが就任しています。

Zagreb - Dinamo Zagreb 0:4
0:1 35' Bljat
0:2 50' Modric
0:3 57' Etto
0:4 85' Da Silva

Hajduk Split - Rijeka 0:1
0:1 15' Sharbini

Slaven Belupo - Inter Zapresic 3:0
1:0 11' Dodik
2:0 60' Musa(PK)
3:0 63' Mumlek

Medimurje - Pula Staro Cesko 2:0
1:0 45' Zurak
2:0 90' Sesar

Osijek - Varteks Varazdin 2:0
1:0 49' Balatinac
2:0 60' Vojnovic

Kemen Ingrad - Cibalia Vinkovci 2:0
1:0 75' Lakic
2:0 80' Lakic

○第9節(9月25日)

首位を走るディナモは今季4位と好調のカメン・イングラッドをホームに迎えました。しかしディナモの破壊力は留まることを知らず、この試合でもゴールを量産します。18分にマミッチがフェイントで相手をかわしたのち、強烈なミドルシュートをゴール左上隅に決めて先制。33分にはGKが弾いたのをリュボイェヴィッチが押し込んで前半は2-0で終了。後半に入ると、ディナモのGKトゥリーナのロングスローからダ・シルヴァがDF二人を振り切ってシュートを決めて3点目。60分にはエトーが倒されて得たPKをダ・シルヴァが決め、75分には途中交替のマリッチも追加点を挙げて5-0と快勝しました。

2位リエカはホームにザグレブを迎えました。国営放送でも生放送されたこの試合はお互いチャンスを作りあうものの、GKの好セーブもあって得点が生まれません。89分、ヴグリネツがこの試合で最大の決定機があったものの、シュートはクリアに入った相手選手の足に当たって失敗。スコアレスドローに終わっています。

ハイドゥクはアウェーでインテル・ザプレシッチと対戦。ハイドゥクはグデリ新監督の初采配でありましたが、前半にイェシェとグーリッチのゴールで2点を失って敗色濃厚の中、83分にクラニチャールのFKからヴチュコが1点奪うと、88分にはチェライのハンドで得たPKをクラニチャールが決めて2-2の引き分けに持ち込んでいます。

またチバリア・ビンコヴチのダヴォール・ミラディン監督がホームでメヂムリェに敗れたのちに辞任を発表。後任には今季初めにスラヴェン・ベルーポを指揮していたブランコ・カラチッチが就任しています。

Dinamo Zagreb - Kamen Ingrad 5:0
1:0 18' Mamic
2:0 33' Ljubojevic
3:0 57' Da Silva
4:0 60' Da Silva(PK)
5:0 75' Maric

Rijeka - Zagreb 0:0

Inter Zapresic - Hajduk Split 2:2
1:0  9' Jese
2:0 24' Gulic
2:1 83' Vucko
2:2 88' Kranjcar(PK)

Cibalia Vinkovci - Medjmurje 0:2
0:1 82' Balaskovic(PK)
0:2 90' Mostarlic

Pula Staro Cesko - Osijek 2:2
0:1 16' Vojnovic
0:2 40' Vojnovic
1:2 51' Sehic(PK)
2:2 75' Iftic

Varteks Varazdin - Slaven Belupo 2:2
0:1 26' Karabogdan
1:1 28' Jolic
2:1 64' Jovliv
2:2 90' Musa

○第10節(10月1日)

ディナモはアウェーで4位メヂムリェと対戦。メヂムリェは昨季は最下位争いをしていたチームでしたが(最終順位は11位でプレーオフにて残留)、今季は堅い守備でリーグ2番目に少ない失点(8)を保っております。しかしその堅守もディナモ相手では歯が立ちませんでした。5分にはブラジル人の連携で得点が生まれます。ダ・シルヴァがDFを振り切ってドリブルで突進し、最後はアシストからエトーが得点。30分にはカウンターからボシュニャク、モドリッチとボールが渡り、最後はダ・シルヴァがシュートを決めます。42分にはボシュニャクが一人でハーフラインからドリブルで相手選手を次々とかわしてからシュートを決めて3-0。しかし後半48分、モスタルリッチとのコンビネーションでメヂムリェのメシッチが1点を返します。この得点でディナモのGKトゥリーナが続けていた無失点記録は626分で止まってしまいました(ザグレブGKストイキッチに次ぐ2位の記録)。74分にはダ・シルヴァが倒されて得たPKをボシュニャクが決め、82分にはブリャトのFKからチョルルカがゴールを挙げて5-1とディナモがまた圧勝しています。

ヴァルテクスをホームに迎えたハイドゥクは、不振を極めていたFW陣にようやくゴールが生まれました。27分にDFカステルのクリアミスをブシッチが決めて先制すると、57分にはブシッチが左サイドから折り返してブラトニャクが決めて2-0。87分には1年半ぶりにハイドゥクに復帰したデラニャが同じくブシッチのお膳立てからシュートを決めて3点目。4万人のキャパシティのスタジアムにわずか2000人の観客しか訪れませんでしたが、49日ぶりの勝利を祝うことができました。

インテル・ザプレシッチのスレチコ・ボグダン監督がザグレブ戦の敗北後に監督を辞任。スポーツ・ディレクターのヂュロ・バゴが後を引き継ぎ、ボグダンがスポーツ・ディレクターの地位に入れ替わりました。ボグダンは昨季のリーグ最優秀監督だったわけですが、今季は10節終わって勝点8と成績を残せずにいました。
またプーラ・スターロ・チェシュコのイゴール・パミッチ監督も、チバリア戦の逆転負けののちに審判団を批判して辞任を発表しています。またパミッチはクロアチア・リーグそのものから去ることを口にし、審判をマフィアと同じだと批判しました。

Medimurje - Dinamo Zagreb 1:5
0:1  5' Etto
0:2 29' Da Silva
0:3 43' Bosnjak
1:3 48' Mesic
1:4 75' Bosnjak(PK)
1:5 82' Corluka

Hajduk Split - Varteks Varazdin 3:0
1:0 27' Busic
2:0 57' Blatnjak
3:0 87' Deranja

Kamen Ingrad - Rijeka 0:1
0:1 20' Vugrinec

Osijek - Slaven Belupo 4:2
0:1 49' Pejic
1:1 57' Balatinac(PK)
2:1 65' Balatinac
3:1 71' Primorac
3:2 75' Musa
4:2 76' Vojnovic

Zagreb - Inter Zapresic 1:0
1:0 83' Lajtman

Pula Staro Cesko - Cibalia Vinkovci 2:3
1:0 28' Sehic
2:0 30' Jerneic
2:1 53' Ratkovic
2:2 54' Pavlicic(PK)
2:3 70' Stojanovski

10節を終わっての順位、個人ランクはこちら。

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点25)、2位…リエカ(21)、3位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(16)、4位…オシエク(16)、5位…ハイドゥク・スプリト(15)、6位…ザグレブ(15)、7位…メヂムリェ(14)、8位…カメン・イングラッド(14)、9位…チバリア・ヴィンコヴチ(11)、10位…インテル・ザプレシッチ(8)、11位…スラヴェン・ベルーポ(6)、12位…プーラ・スターロ・チェシュコ(6)

【得点ランク】
1位…9得点 ダ・シルヴァ(ディナモ)
2位…6得点 ラキッチ(カメン・イングラッド)、ボシュニャク(ディナモ)、ムサ(スラヴェン・ベルーポ)、ヨリッチ(ヴァルテクス)

【アシストランク】
1位…6アシスト ダ・シルヴァ(ディナモ)
2位…5アシスト ミトゥ(ディナモ)
3位…4アシスト ポサヴェツ(ヴァルテクス)、ブライコヴィッチ(カメン・イングラッド)

○移籍情報
ハイドゥクの代表MFニコ・クラニチャールにフランス・リーグのリヨンが接触しているとフランスの「Foot Transfert」誌が報じています。2006年夏のマーケットで購入を考えているそうで、そのニュースを知ったクラニチャールもリヨンへの移籍には乗り気のようです。リヨンはこの夏に契約の切れる二人のMFジュニーニョ・ペルナンブカーノとディアラを引き止めるのが難しく、代わりとなる中盤の選手を見つける必要があるそうです。リヨン以外ではオーゼールがクラニチャールを長く視察しており、また先のリーグ戦ではユベントスのスカウトも視察に来ています。また同誌では、パリ・サンジェルマンがボシュコ・バラバンに注目しているとも報じているそうです。

ラツィオがミラン・ラパイッチの獲得を目指しているとイタリアの新聞が報じています。ラパイッチはオフシーズンにパリ・サンジェルマンからのオファーがあり、移籍を希望したものの所有権を持つスタンダール・リエージュから手放さなかったことに怒り、契約が残っているのにもかかわらずリエージュから去ってしまいました。ラパイッチはオフでの移籍を約束したと主張しているものの、リエージュは契約不履行でラパイッチを訴える準備をしているとも言われていました。リエージュはラツィオに買取オプション付きのレンタルでラパイッチを譲る姿勢とのことです。

11日、ディナモはマケドニア人MFサシュコ・パンデフ(18)をベラシツァから獲得し、5年契約を結びました。名前から判るように、彼はラツィオ所属のマケドニア代表FWゴラン・パンデフの弟であります。バイエルンも注目していたといわれる彼は、16歳の時にマケドニア・リーグで史上最年少得点を決めています。191cmの長身ながらポジションはトップ下であり、背番号は21となります。
またディナモは元スロベニア代表ズラトコ・ザホヴィッチに再びアプローチを掛けているそうです。

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