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2005年10月20日 (木)

ディナモが二部ナフタシュ相手にクロアチア・カップ敗退

10月18日・19日と、クロアチア・カップの2回戦が行われました。ベスト8を決めるこのラウンドまではホーム&アウェーではなく一発勝負となってします。

国内リーグで首位を快走するディナモ・ザグレブが二部のナフタシュ・イヴァニッチに2-3で敗れるという波乱が起きました。ディナモがこのように早く敗退するのは1998年以来(相手も下部リーグのドゥーゴ・セロ、2-3)となります。ナフタシュ・イヴァニッチはザグレブから列車で45分行った郊外のイヴァニッチ・グラッドにあるクラブでして、私も撮影取材へと行って来ました。
poborナフタシュは現在、二部南リーグで2位。ここ10試合はカップ戦を含めて負けなしと好調です。監督は昨季にセレッソ大阪を率いたアルベルト・ポボル氏(写真・右)。ディナモのヨシップ・クジェ監督(写真・左)は元ガンバ大阪監督であることから、クロアチア版「大阪ダービー」となりました。ディナモは手を緩めることなくベストメンバーを敷き、ナフタシュはゴール前を固めてのカウンター戦術を取ります。
11分、ペナルティエリア右でチャゴがファウルをもらって得たFKを、ダ・シルヴァが左足で大きなカーブをかけて直接決めてディナモが先制します。その後も完全に試合をコントロールするディナモですが、シュートはことごとく外れるかナフタシュのGKピンヤギッチに止められます。37分、ナフタシュのFWマヂャリッチが30mの位置でボールを持つと、マーカーのチョルルカをドリブルでかわしてエリアに侵入し、そのままシュートを決めて最初の決定機で同点に。
naftas 後半もディナモが攻めっぱなしだったのですが、55分にもナフタシュは早いリスタートからオコヴィッチがスルーパスを通し、DF陣が足が止まったところを俊足FWのボジッチが抜けてシュートを決めて2-1。ディナモはパニック状況になりチャンスの連続をモノにできないまま、82分にもカウンターからナフタシュのボジッチが決めて3-1。ロスタイムは異常に長い5分で、審判もディナモ寄りに笛を吹いたこともあって1点(チョルルカ)は返すものの、3-2でナフタシュが逃げ切り、ディナモの敗退が決定しました。クロアチア・リーグでは11節を通して最小失点3のディナモでしたが、この1試合では相手のわずかなチャンスで3失点という失態を演じてしまいました。

またハイドゥク・スプリトもザグレブ近郊シサクにある二部リーグのチーム、セゲスタを相手に苦戦しました。15分にチャチッチのが25m直接FKでハイドゥクが先制するも、72分にセゲスタの主将マリオ・ガルバ(元セレッソ)のセンタリングにメダリッチがヘディングで決めて同点に。そのまま延長へと突入しましたが、105分にガルバがハンドで2枚目のイエローを受けて退場。人数で優位にたったハイドゥクは118分にグルグロヴィッチがゴール左下に直接FKを決めて2-1と辛勝しています。
試合後、ハイドゥク・サポーターのトルツィダとシサクに住むディナモ・サポーターのBBBが町の中央で殴りあいがあり、2人が病院行きとなっています。

全試合の結果はこちら(太文字が準々決勝進出)。
Naftas Ivanic - Dinamo Zagreb 3:2
Cibalia Vinkovci - Kamen Ingrad 1:3
Vinogradar - Moslavina 3-2
Segesta - Hajduk Split 1:2(延長)
Hrvatski Dragovoljac - Varteks Varazdin 0:2
Rijeka - Medimurje 3:1
Osijek - Inter 2:0
Slaven Belupo - ZET 5:0

ディナモ・ザグレブと加入交渉をしていた元スロベニア代表MFズラトコ・ザホヴィッチ(34)ですが、結局は物別れとなりました。ザホヴィッチが提示した条件がディナモ側には最終承諾できないものだったのが理由です。リスボンの自宅でマミッチ副会長から連絡を受けたザホヴィッチは
「単に合意しなかった、というわけさ。特別なコメントはないよ。我々はこの先も友人だし、仕事計画が消えてしまったということで二人の関係が悪くなることもない。ディナモのようなクラブと話し合えたという事実だけでも嬉しいよ。この先どこでキャリアを続けるかは判らないし、もしかしたら引退するかもしれない。とはいえ、サッカーは何が起こるか決して判らないものだから」
とインタビューに答えています。長男のルカ(10)がベンフィカのユースに所属していることもあり、国外移籍が決まらなければリスボンにそのまま滞在するようです。
ディナモは来季以降の欧州カップを据えて2~3人の完成された選手を獲得する意向は持っていますが、新たにも元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエルヴィル・バリッチ(31)が候補に挙がっているそうです。かつてはレアル・マドリッドに在籍した彼は現在トルコのコンヤシュポールでプレーしており、この冬には自由移籍選手となるそうで、年俸もザホヴィッチより安いとのことです。
またマミッチは逆に自チームの選手にオファーがあったことを明らかにしており、ダ・シルヴァにはイングランドのクラブが500~600万ユーロの移籍金で、またマルセイユはDFチョルルカの獲得を希望したものの来季のために全て断ったとのことです。

クロアチアの親善試合のマッチングの話題です。
日本との親善試合の話は無くなった代わりに、11月11~13日にイランのテヘランでのミニトーナメントにトーゴとパラグアイに加わる形で招待されています。また12日にエクアドル(マドリッド開催)、16日にアイルランド(ダブリン)の話も残っており、またポーランドからも招待とコスタリカを招待する話が新たに出ています。
また来年の話としては、1月27日~2月2日に香港で行われるカールスバーグ・カップの出場がほぼ濃厚。また3月1日にはアメリカと、またメキシコからも話が出ています。本大会前の5月20日~31日までの間にオーストリアとルーマニアと組む可能性もあります。また協会は春にイングランドをクロアチアに招待して親善試合を望んでいるそうです。

また既にドイツ・ワールドカップのキャンプ地も話が出ています。
協会が望んでいるのが西ドイツのWuppertalであり、ケルンやドルトムントとも近い森の中にある町だそうです。Hotel Julianというのが宿泊地の候補で、スタジアムのほかにゴルフ場もあるとのこと。昨年のポルトガルでのユーロ2004ではキャンプ地が灼熱の土地だったため選手から文句が出て、また日韓ワールドカップでのキャンプでも予定づくめで満足な休暇が与えられなかったことで選手がヨジッチ監督に離反したとも言われています。クラニチャール監督は
「重要なのは我々全員がキャンプ地に満足するということだ。また都市と近いということも重要なファクターた。選手が隔離されてしまったことで狂ってしまったような日本やポルトガルでの過ちを繰り返したくはない。」
とコメントを残しています。

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コメント

初めまして。

マリオ・ガルバに関してですがイランプレミアリーグのヴィンコ・ベゴビッチが率いるパス・ハメダンとゆうクラブに同名の選手がNK Pomoracから移籍してきたのですが、別人でしょうか?

投稿: mehdy | 2008年10月11日 (土) 15時16分

> mehdyさん
ガルバは昨季までクロアチア二部のセゲスタというチームにいたのですが、退団したのちポモラッツの練習に参加。しかし、8月のニュースでは契約面で折り合いがつかなかった、とネットでの記事に書かれていました。
ポモラッツからの直移籍ではないですが、ガルバ本人で間違いないと思います。

投稿: 長束恭行 | 2008年10月14日 (火) 18時56分

> mehdyさん
ガルバは昨季までクロアチア二部のセゲスタというチームにいたのですが、退団したのちポモラッツの練習に参加。しかし、8月のニュースでは契約面で折り合いがつかなかった、とネットでの記事に書かれていました。
ポモラッツからの直移籍ではないですが、ガルバ本人で間違いないと思います。

投稿: 長束恭行 | 2008年10月14日 (火) 18時57分

> mehdyさん
ガルバは昨季までクロアチア二部のセゲスタというチームにいたのですが、退団したのちポモラッツの練習に参加。しかし、8月のニュースでは契約面で折り合いがつかなかった、とネットでの記事に書かれていました。
ポモラッツからの直移籍ではないですが、ガルバ本人で間違いないと思います。

投稿: 長束恭行 | 2008年10月14日 (火) 18時57分

> mehdyさん
ガルバは昨季までクロアチア二部のセゲスタというチームにいたのですが、退団したのちポモラッツの練習に参加。しかし、8月のニュースでは契約面で折り合いがつかなかった、とネットでの記事に書かれていました。
ポモラッツからの直移籍ではないですが、ガルバ本人で間違いないと思います。

投稿: 長束恭行 | 2008年10月14日 (火) 18時58分

> mehdyさん
ガルバは昨季までクロアチア二部のセゲスタというチームにいたのですが、退団したのちポモラッツの練習に参加。しかし、8月のニュースでは契約面で折り合いがつかなかった、とネットでの記事に書かれていました。
ポモラッツからの直移籍ではないですが、ガルバ本人で間違いないと思います。

投稿: 長束恭行 | 2008年10月14日 (火) 19時05分

>長束さん
詳しい情報ありがとうございます。ガルバ、スタメンではありませんが貴重な戦力として頑張ってくれています。

こちらにガルバの写真を載せておきましたが、間違いなさそうですね。

http://persianfootball.com/forums/showthread.php?t=49655&page=12

投稿: mehdy | 2008年11月27日 (木) 18時33分

http://en.wikipedia.org/wiki/Marijo_Mari%C4%87

こんにちわ。
ガルバは結局、契約を更新しなかったみたいです。

現在イランリーグ首位でACLにも出るエステグラルが上記のマリオ・マリッチをテストしています。

投稿: mehdy | 2009年2月17日 (火) 09時21分

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