« クラニチャール監督のインタビューが放映されます | トップページ | U-21欧州選手権プレーオフ/クロアチア、セルビア・モンテネグロ相手に敗退 »

2005年11月24日 (木)

親善試合「ポルトガルvs.クロアチア」

niko-cl 11月12日、コインブラで親善試合「ポルトガルvs.クロアチア」が行われました。ワールドカップ予選後で最初の親善試合となるこの試合に、私も取材コーディネートも兼ねてカメラマンとして訪れました。冷たい雨が昼から降りしきったことから観客の伸びはなく、7000人ほどの寂しいスタンドとなりました。また遠いポルトガルまで駆けつけるようなクロアチアのサポーターグループもありませんでした。

クロアチアは足の怪我のためにMFトゥドールが欠場。またFWクラスニッチも盲腸の手術のため欠場しました。代わりにイェルコ・レコとバラバンが起用。スタメン(3-4-1-2)は以下のようでした。
GKブティナ-(右から)DFトマス、コヴァチ弟、シムニッチ-MFスルナ、トゥドール、コヴァチ兄、バビッチ-クラニチャール-FWプルショ、バラバン
一方のポルトガルもデコ、マニーチェ、シマオ、ヌーノ・ヴァレンテが怪我。フィーゴが休養のため召集されず、アンドラーデはコンデション不良のため欠場。スタメン(4-2-3-1)は、
GKリカルド-DFミゲル、カルバージョ、フェルナンド・メイラ、カネイラ-MFペティ、コスティーニャ-クリスティアーノ・ロナウド、ティアゴ、ボア・モルテ-FWパウレタ
でした。

pol ワールドカップ予選とは違って守備でピリッとしまいクロアチア相手に、ポルトガルは速いボール回しとドリブルで仕掛けていきます。とりわけC.ロナウドのマークの受け渡しに戸惑い、何度もドリブルで切り裂かれる場面がありました。2分にはオフサイドで取り消されたものの、C.ロナウドからパウレタにスルーパスが通ってシュートの形を作られます。クロアチアはプルショがポストとなって攻撃の形を作ろうとしますが、カルバージョが最後の壁となって決定的な形を作れません。26分にトマスからのロングボールをバラバンが競り合い、こぼれたボールからプルショが右クロスを上げますが、左でフリーのバビッチはボレーで打ち切れず。32分、コヴァチ弟がC.ロナウドを倒して得た正面30mの直接FKを、ベンフィカ所属MFのペティが壁を巻いての強烈な弾道でゴール右上に叩き込んでポルトガルが先制します。クロアチアも34分にスルナの右クロスからクラニチャールがオーバーヘッドキックを試みるも空振り、また36分には右CKからのクリアボールをバラバンが叩きつけるもボールはクロスバーに弾かれます。1-0でポルトガルのリードで前半を終えました。

petit 後半頭から怪我をしたスルナとコヴァチ弟に代えてボシュニャクとトキッチを投入。主力6人を欠いたポルトガルも本調子ではなかったのですが、パスワークの点でもクロアチアより上でした。60分にはミゲルの右クロスからゴールの左手前にいたパウレタがトラップしてシュートチャンスを迎えますがボールは左ネットに。しかし65分にC.ロナウドがカウンターから右のスペースへ走りこんだパウレタへパスを通し、パウレタはエリア内でのトキッチとの一対一をあっさりと縦にかわしてから右足でシュートを放って追加点を決めます。終了間際にはボア・モルテの右クロスを受けた途中交代のヌーノ・ゴメスが対角線にシュートを放つもののボールは左ポストを逸れ、13本とクロアチアより8本多いシュートを放ったポルトガルが2-0と勝利しています。

[写真]
上:ニコ・クラニチャールとクリスティアーノ・ロナウド
中:先制点を喜ぶポルトガル・イレブン
下:ニコ・クラニチャールとペティ

試合後、クラニチャール監督は
「コインブラで不満と共に去るなんてことはない。親善試合とはいえ、この試合は手堅くまたクオリティのあるものだった。ポルトガルは自らのチャンスをしっかり決め、我々はチャンスを見放してしまった。残念ではあるが心配はしていない。私のビジョン、私の考え、私の頭の中で何も変えることはない。ただこの試合で、ある質問の回答は得られた。試合前にスコラーリ監督はこの試合から彼とチームは何かを学ぶだろうと語った。私と私のチームも同様だ。つまり、クロアチアも学んだということだね。」
とコメントを残しています。
felipon またポルトガルのフェリペ・ルイス・スコラーリ監督(写真)は
「同意するよ。この試合は両チームにとって、ワールドカップ予選で浮かび上がった全ての課題を間違いなく解決することとなるだろう。友好的な試合であることは紛れもないが、戦いの要素も充分に見られた。これからのドイツでの準備に向けて必要なあらゆるものを見ることができたよ。フィジカル的に力強い相手とどのようにプレーするか学べた点で私にとってもチームにとっても非常に重要な試合だった。」
と語っております。

11月8日、マルタでUEFA総会があり、2012年欧州選手権の開催国に関する投票がありました。その時点で残った5候補はイタリア、トルコ、ギリシャ、ポーランド&ウクライナに加えてクロアチア&ハンガリーであり、12人のUEFA委員の投票によって3候補に絞られたたわけですが、下馬評では低かったクロアチア&ハンガリーが2位に食い込み、来年12月8日の決戦投票に残ることになりました。
投票結果は以下のようです。
イタリア          11ポイント
クロアチア&ハンガリー 9ポイント
ポーランド&ウクライナ 7ポイント
トルコ            6ポイント
ギリシャ          2ポイント

|

« クラニチャール監督のインタビューが放映されます | トップページ | U-21欧州選手権プレーオフ/クロアチア、セルビア・モンテネグロ相手に敗退 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119316/7299864

この記事へのトラックバック一覧です: 親善試合「ポルトガルvs.クロアチア」:

« クラニチャール監督のインタビューが放映されます | トップページ | U-21欧州選手権プレーオフ/クロアチア、セルビア・モンテネグロ相手に敗退 »