« トミスラフ・マリッチのインタビュー | トップページ | ここ最近のニュース »

2005年12月17日 (土)

クラニチャール監督の日本メディアへの応答

cico 15日にクロアチア・サッカー協会で定例の記者会見がありました。
ワールドカップ抽選会後、イタリアの温泉で休暇を取っていたズラトコ・クラニチャール代表監督も記者会見に参加。会見には日本メディアが多く押し寄せ、彼への質問が飛び交いました。ある新聞では「日本人がサッカー協会を占領した」との見出しをつけたほどです。

日本の報道陣を前にしたクラニチャールの質問の遣り取りを紹介すると、

-日本代表に関してはどう考えているのか?
「日本とオーストラリアはグループリーグ2位のポジションを戦う世界的な対戦相手として充分に評価している。1位のポジションはブラジルに予約されたと予想されているからね。私は誰も過小評価してないし、(自分の)クロアチアさえも過小評価していない。クロアチアが決勝トーナメントへ進むと希望する"権利"を私は持っているよ。
もちろん日本も決勝トーナメントへ勝ち進むクオリティを持っているから、(我々が脱落したとしても)ショックではない。ワールドカップの出場を勝ち取ったことが日本のクオリティを充分に示しているよ。日本と二度戦ったイランのイヴァンコヴィッチ監督の情報を利用することになるだろう。ジーコの選手達は素早く、スタミナがあり、テクニックを備えていることは知っている。また外国人監督が率いるようになってから戦術的にも進歩している。」

-日本とオーストラリアのどちらがクロアチアにとって危険か?
「同様に非常に危険だ。クロアチアの調子が悪かったらならば、更に危険となるだろう。とはいえ、予選を通して戦ってきた私の選手達は本大会でも大丈夫だと分かっている。潜在する危険性は自分達の内側だけにあるだろう。我々はスプリトでブラジルとも拮抗した戦いをしたし(1-1)、日本とオーストリアを恐れる必要はない。サッカーはしばしば弱いチームが強いチームに勝つのは本当だ。しかし我々はその弱いチームの方ではないし、"時々"ではなく"頻繁"に勝利をしているからね。」

-現在、誰が日本では最高のサッカー選手か?
「今まではさほど日本選手を追っていなかった。1月までに彼らを調べることになるだろう。中田は尊敬している。まだ彼は代表チームだよね? ディナモでプレーした三浦は覚えているけど...。」

-貴方を満足させるワールドカップの結果は?
「決勝進出だよ! でもまずはグループリーグを突破しなくてはならない。」

クラニチャール監督は楽観視した発言をしばしばしますが、これは選手への心理面への効果を与えるためであります。同じく楽観主義者で選手のモチベーションを上げるのを得意としたブラジェヴィッチ元代表監督と相通じるところがありますが、実際のクラニチャール監督はスタッフらとともに綿密に計画を練るタイプであります。しかしながら、クリスマスと年末年始は家族と水入らずの生活を送るそうですよ。

|

« トミスラフ・マリッチのインタビュー | トップページ | ここ最近のニュース »

コメント

 長束さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。

 クラニチャール監督のコメントは個人的にとても楽しみにしていました。
 このインタビューが日本でどのように報じられるかは、不安な部分もありますが…。
 「決勝進出」が満足ラインというのは、非常に楽しみです。(可能性等予想を抜きにして)

投稿: ふぃ~ばぁ~。 | 2005年12月18日 (日) 00時30分

いつも貴重な情報ありがとうございます。

決勝進出が満足ラインですか!
今の代表の勝負強さを考えたら、その可能性もなきにしろあらずですが、まずは緒戦から地に足をつけて一歩ずつですね。

「クリスマスは家族と水入らず」ですか。
息子のニコとはどんな時間を過ごすのでしょうかね(笑)
やっぱり家族の話題に来年のワールドカップの話は出るんでしょうかね・・・
いずれにせよ、十分にリフレッシュしていい形で新年を迎えてほしいですね。

投稿: ファンタジスタ待望論者 | 2005年12月19日 (月) 09時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119316/7665554

この記事へのトラックバック一覧です: クラニチャール監督の日本メディアへの応答:

« トミスラフ・マリッチのインタビュー | トップページ | ここ最近のニュース »