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2005年12月 5日 (月)

オシムの地元紙インタビュー

現在、仕事の関係でサラエボに来ております。4日にボスニアのスポーツ紙「Sport」を購入したら、ジェフ千葉のイヴィツァ・オシムのインタビューが掲載されていました。いつも翻訳掲載するクロアチアのSportske Novosti紙とは違った地元紙のインタビューもまた興味深いものです。翻訳紹介します。

「優勝チームが4位とわずか勝点差1なんて稀なことだ。それはこのリーグがどんなものなのかを表している。最後の何分間で(結果が)決まってしまったが、全ては高潔に解決した。疑いの跡などは全くなく、人が(結果に)信用しないなんてこともない。」

-貴方は順位に満足しているのか?
「もっと良い順位は可能だったと言えるだろう。客観的には、タイトルを争ったクラブの中で我々が最も小さなチャンスしか持ってなかった。ずっと以前に勝点を落としてしまったために、それを埋め合わせることは難しかった。しかし我々は降格争いをするようなチームだったが、今は頂点にいる。名古屋や前王者の横浜といった幾つものビッグクラブより上のね。」

-ユナイテッドでは最後の指揮となるのか?
「このチームは来年、少しの補強を伴って更に一歩踏み出せることが可能だろう。もしかしたら今季の我々はアウトサイダーのポジションから前に進んだ方が楽だったかもしれないね。」

-しかし大きな進歩を成し遂げたのでは?
「もちろん。それは来季にとっても義務があるということだ。クラブ幹部は満足している。本拠地は移ったたし、新しいスタジアムも手にした....」

-貴方は日本に残ることを計画しているかのようだが?
「何も計画はしていない。一年一年を働き、どんな契約も交わしていない。」

-シーズンは終わったのか?
「いや、まだ天皇杯が残っている。ベスト16まで我々は進出し、全てはJ1のクラブが残っている。セレッソを相手に中立地で戦うよ。」

-タイトルと賞金100万ドルを手にしたナビスコカップのようなものか?
「似ていると言えるだろう。しかし私の選手は疲れているし、休暇を望んでいる。ここでは選手達は手を緩めることはないので、ピッチの上で苦しんでいる。モチベーションだけが問題となるだろう。」

-賞金100万ドルは充分なモチベーションとならないのか?
「モチベーションとなるかもしれないが、リーグタイトルをかけた戦いでの雰囲気とプレッシャーを考えれば、少しリラックスする可能性もあるね。」

-我々の地方(サラエボ)へと帰る計画は?
「天皇杯で負けたら計画するよ。グラダッツ(クロアチア南部の海岸の町)でちょっとした用事があるので、まずそちらに先に行く。それからサラエボへと戻るよ。」

一昨日は通訳として、ある団体に対しての新聞インタビューを手伝ったわけですが、ボスニアの記者からは最後に「オシムを知っているか?」との質問を受けました。この町でオシムというのは特別な存在であります。
またサラエボの旧市街バシュチャルシャには、オシムが現役時代にプレーしていたジェリェズニチャールにちなむ「ジェーリョ(Zeljo)」というチェバプチチ(肉団子)のレストラン(1号店と2号店)があるのですが、それぞれにオシムの写真が壁に掲載されております。2年前に2号店、今年は1号店に行ったのですが、どっちも炭火でしっかり肉が焼けてて美味しかったです。

あとキオスクの店員とサッカー話になったのですが、セレッソに一昨年所属したアルヴィン・ペラックが現在はFKサラエボでかなりの活躍を見せているとのこと。親父さんが最高裁判所の判事だそうで、かつてよりサラエボでも有名なボンボンだったなんて裏話を聞きました。

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コメント

いつもありがとうございます。
最終戦、フクアリ、アウェー自由席にて観戦しました。
出たばかりの木村元彦著「オシムの言葉」を買って新幹線の中読みながら帰ってきました。
グラと比較、ため息が出るばかりですわ・・・

投稿: チコ ベルッチ | 2005年12月 5日 (月) 02時02分

普通では読むことの出来ないオシムのコメントを読むことが出来て、とても嬉しく思います。
いつも翻訳し紹介してくださり本当にありがとうございます。

投稿: 感謝 | 2005年12月 6日 (火) 23時31分

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