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2006年1月 2日 (月)

"侍" トミスラフ・マリッチ

新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

(写真はflexiblogより)
20050101_maric_14 新年最初のサッカーといえば「天皇杯」。
元クロアチア代表FWのトミスラフ・マリッチ(写真)の全試合得点もあって、浦和レッズが見事な優勝を果たしました。契約延長がないにもかかわらず、浦和への愛を強調し、ゴールを決め続けた"サムライ"ことマリッチに感服します。ここ数年の彼は怪我や病気でキャリアとしては恵まれなかっただけに、天皇杯優勝はサポーターだけでなく彼にも深く刻まれたことでしょう。精神面における彼の凄みは怪我の前から知ってはいれど、ここまで"漢"だったとは驚きでした。もしかしたら今年月末のカールスバーグ・カップでクロアチア代表復帰、なんてこともありえるでしょうね。

なかなかクロアチアにはマリッチの活躍ぶりが伝わらず、彼の浦和移籍すらも入団会見から一週間近く経っても報道されませんでした。私がクロアチアのSport-net記事に書いて、ようやくクロアチアの他のメディアも追随するようになったほどです。天皇では準決勝の記事に続き、決勝の記事もSport-netでアップされました(選手名などはあちらの編集段階で誤植が生まれましたけど....)。

写真はたまもさんのflexiblogから協力させて頂きました。たまもさんの写真はSport-net編集部でも評判が高く、当サイトのフォトギャラリーにも決勝の模様が15枚アップされています。写真協力、有難うございました。

クロアチア本土、そして世界に散らばるクロアチア人にどれだけ浦和サポーターからマリッチが愛されたか、また浦和サポーターの熱さが彼らに伝わるならば嬉しいですね。

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コメント

おつかれさまです
サポーターとは現金なもので、天皇杯まではマリッチは大事な試合でゴールできないからダメという意見も多かったんですよね
日本をいい気持ちで去ってくれるなら嬉しいです。

投稿: なぁにかえって免疫力がつく | 2006年1月 2日 (月) 10時37分

はじめまして。
今日は、大原サッカー場にてマリッチの
お見送り会?がありました。

朝7時~でしたが400人くらいのサポーターが
マリッチを見送りにきました。

こんなに短時間でココまで愛された選手は
今までにいないと思います。

ありがとう。マリッチ。

投稿: nico | 2006年1月 2日 (月) 15時30分

やべっち、見ました。ナイスキャラ(笑)
わかりやすい解説でよかったです。また見られることを楽しみにしています!

投稿: ひで | 2006年1月 3日 (火) 12時10分

こんにちは。
Sport-netの決勝の記事、日本語版というか訳は作っていただけないでしょうか。
読みたい人沢山いると思うのですが…。
自分はすんごく内容が気になってます。

投稿: Tama | 2006年1月 6日 (金) 19時24分

>tamaさん
記事の翻訳をつけました。私がクロアチア語で記事を書き、それを編集部が表現の手直しをしたわけですが、今度はそれを私が日本語訳するということになりますね^^;
平松という名前が誤植でHitamatsuになっているのは編集部のミスですが、訳しているうちに5試合6得点を6試合5得点と私が書き間違えていることに気づきました....(観客数も水増ししちゃってますね)。
あと、この記事は表彰式まで放送された直後に書いて送信したため、浦和サポーターがマリッチ・コールを続けたことまで書ききれませんでした。そこまで書けば完結だったのですが、当サイトに掲載されたフォトストーリーでクロアチア人の読者は判ってくれると信じています。本文は以下のようです。
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第85回天皇杯決勝は浦和レッドダイアモンズが清水エスパルスに2-1で勝利し、三菱重工と名乗っていた時の最後の優勝から25年ぶりに天皇杯を獲得した。ちなみに三菱重工は当時アマチュアチームで、4度の天皇杯タイトルを獲得している。

約6万人のサポーターが国立競技場に観戦し、炎のような応援で知られる浦和のサポーターがとりわけ多く集まった。39分、日本代表では左サイドバックでプレーするブラジル人の三都洲が左からセンタリングを上げ、堀之内がヘディングシュートで浦和に先制点をもたらした。

元クロアチア代表のトミスラフ・マリッチが得点を決める73分まで2つ目のゴールは待つこととなった。ヴォルフスブルグでチームメートだったロブソン・ポンテが右サイドから中央のマリッチ目掛けて折り返し、マリッチのシュートは清水のネットに収まった。

この彼のゴールは天皇杯5試合で6得点目である。試合終了までに市川が点差を縮めるも、得点の3分後には平松が退場となり、清水が同点まで到達できないのは明らかだった。

トミスラフ・マリッチはクロアチアの国旗を手にしてサポーターと別れた。チームを去る理由は浦和のフロントが彼の契約延長を望まなかったからだ。ギド・ブッフバルト監督のあとにマリッチはチームメートから胴上げを受けたことが、自らのゴールとサムライの精神で彼がこのタイトル実現に貢献したことを示している。

投稿: 長束恭行 | 2006年1月 7日 (土) 11時57分

長束さん、早速ありがとうございます!
ずーーーっと気になっていたので嬉しいです。

nicoさんのコメントにもありましたが、浦和の歴史の中でも、こんなに短期間のうちに
これだけ愛された外国人選手はいないと思います。
ゴールを決める度に胸のエンブレムを叩きながらゴール裏へ走ってくる彼の姿を思い出すと胸が詰まります。

多くのサポーターが今後の彼の活躍を心から願ってます。
是非今後もマリッチ情報がありましたら是非教えてください。

やばい、また泣けてきた…。

投稿: Tama | 2006年1月 7日 (土) 13時28分

要らぬ心配なら良いのですが、こんなに写真載せて大丈夫なのかな?Jリーグの許可済でしたら余計なコメント失礼しました。

投稿: 通りすがり | 2006年1月 8日 (日) 23時54分

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