ディナモ、ジェフ千葉に完勝
2月7日、トルコのアンタルヤでジェフ千葉とディナモ・ザグレブの練習試合が行われ、ディナモが4-0と圧倒しました。12日にハイドゥク・スプリトとの国内リーグ対決を控え、合宿の最終戦を最高の形で終えることとなりました。
前半17分、ブリャトのクロスボールにDFチョルルカがヘディングシュートを決めてディナモが先制。その2分後にはFWダ・シルバがドリブルで切り裂き、FWボシュニャク(写真)にパスを送るとボシュニャクはMFチャゴにゴールをお膳立てして2-0。36分にはMFエトーがペナルティエリアで倒され、それで得たPKをボシュニャクが決めて前半だけで3-0とリードしました。後半もディナモのペースで試合が進み、98年W杯で日本戦にも出場したMFマリッチが90分に得点を決めて4-0と完勝。
後半のディナモは100%の決定機を幾つか外しており、点差は更に広がる可能性はあったといわれています。ディナモは15回に渡る決定機がある中で、ジェフは2回しか決定機が作れませんでした。
試合後、ジェフ監督のイヴィツァ・オシムは
「このように頬をぶたれることは我々にとって歓迎すべきことだ。選手達は多くのことを学ぶことができたからね。ディナモは調子が良く、また大きなポテンシャルを持っているように見える。彼らのフォワード(ボシュニャク、ダ・シルバ)はとても危険な選手だ。まるで生きた炎のよう。モドリッチはボールを少しこねりすぎるとはいえ、非常に才能ある選手。中盤のマミッチはドイツの典型のようなしっかりとしたプレーをする。最終ラインは多くの経験を持っているかのように動く。チームは賢いプレーをし、いつ相手にプレッシャーを掛けるかが解っている。けれども、ディナモは何も無い状況からゴールを決められるが、決定機となると失敗していたね。それでもディナモはとても良いチームだ。」
と語りました。
またガンバ大阪で監督経験のあるディナモのヨシップ・クゼ監督はこうコメントしています。
「結果には大変満足しているよ。選手には二つの課題を出した。まずはボールをきちんとキープすること。ハイドゥク戦を前にし、個人そしてチームとしての自信が持つためにそれが必要だった。続いて私が要求したのは勝利することを学ばねばならないことだ。ジェフはCSKAソフィアを相手に印象深い試合をしていた。しかし私はできる限りの得点を決めるよう選手から望んだ。なぜならハイドゥクから点を奪わねばならないからだ。チームは疲れているとはいえ、よく走ってくれた。」
試合結果はこちら。
ディナモ・ザグレブ - ジェフユナイテッド千葉 4-0
アンタルヤ/スポーツ・センター 観客50人
主審 ゼキ・ガカル(トルコ)
得点
1-0 17' チョルルカ
2-0 19' チャゴ
3-0 36' ボシュニャク(PK)
4-0 90' マリッチ
ディナモ・ザクレブ(4-3-1-2)
GKトゥリーナ-DFブリャト(83'ロヴレン)、ドルピッチ、チョルルカ、チャレ(77'カルロス)-MFエトー(66'シャリッチ)、マミッチ(77'ヴコイェヴィッチ)、チャゴ(77'トミッチ)-モドリッチ(77'マリッチ)-FWボシュニャク(66'アンデルソン)、ダ・シルバ(66'ザホーラ)
ジェフユナイテッド千葉
立石、 結城、齋藤、ストヤノフ、坂本、佐藤、クルプニコヴィッチ、中島、山岸、楽山、ハース
(途中交代:櫛野、要田、工藤、水本、水野)
一方のハイドゥク・スプリトは練習試合でもなかなか勝利できません。2月5日には地元スプリトでボスニア・ヘルツェゴビナのプレミエル・リーガ首位のシロキ・ブリイェグと対戦。67分にDFジョロンガの処理ミスを現在リーガ得点王のFWドマゴイ・アブラモヴィッチ(彼について詳しくはこちら)がかっさらい、シュートを決めて1-0とシロキが勝利しています。
2月7日付のスポルツケ・ノヴォスティ紙にヴェルダー・ブレーメンで活躍中のクロアチア代表FWイヴァン・クラスニッチ(写真)のインタビューが掲載されています。その破壊力から「キラー」と呼ばれるクラスニッチは2シーズン続けてブンデス・リーガで2桁得点。彼は昨年11月に盲腸炎を患ったためブンデスリーガ19節のうち12試合しか出場できていませんが、それでも9得点6アシストと好成績を残しています。
「病気は過去のものだ。長く怪我もしてないしね。しっかりと呼吸もできる。ようやく調子が戻ってきたよ。数字にはこだわっていない。重要なのはいかにチームにフィットするかどうかだ。チャンピオンズ・リーグでユベントスとの対決を楽しみにしているよ。ユベントスとの二試合はブレーメン、そして私の調子のテストとなるだろう。ロベルト・コバチとマッチアップしてみたいよ。とりわけ正確なファイターだからね。でも彼が僕をやっつけるとは信じていないよ。」
相棒のドイツ代表FWミロスラフ・クローゼを怪我で欠くブレーメンですが、土曜日の試合では前半13分までにマインツに0-2とリードされながらクラスニッチは45分に逆転ゴールを叩き込み、4-2と勝利しました。盲腸炎以降は調子を落としていた彼にとって復活ゴールとなります
クロアチア代表ではレギュラー争いでオリッチに一歩リードされているクラスニッチですが、3月1日のアルゼンチンとの親善試合(バーゼル)に関しては
「試合結果は重要だけど、仮想ブラジルとして慣れる方がもっと重要だ。アルゼンチン戦は夢に描いた対決だし、ブラジル戦に向けての素晴らしい序曲となるだろう。ただ僕がスタメンを構成するわけではないし、そこで問題を作る気はない。本大会に向けて準備はできている。ドイツのピッチは良く知っているし、ワールドカップは特別な経験となるだろう。監督は最高のメンバーを選ぶはずだ。もし僕が信用に値するのならば、レギュラーを必ず勝ち取ってみせる。代表であることは僕にとって大きな名誉だし、いつもその名誉を楽しんでいるよ。」
とコメントしています。
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コメント
いつも貴重な情報をありがとうございます。
観客50人というのに笑ってしまいました。そんなもんですよね。
海の向こうの日本からは、この試合の内容をみんなが知りたがっているというのに。(笑)
ディナモの仕上がりもすごくいいみたいですね。
合宿の成果が双方にいい形で出ますように。
投稿: kame_cave | 2006年2月10日 (金) 00時28分