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2006年4月23日 (日)

クロアチア・リーグ 第27・28節

【第28節 4月22日】

Modric 首位ディナモ・ザグレブはアウェーにてカメン・イングラッドと対戦。ディナモは優勝決定リーグに入ってから5戦で勝点6と低迷気味。今季はカメン・イングラッド相手にディナモが分があるだけに勝利で弾みをつけたいところ。6分、モドリッチ(写真)が右サイドからダイアゴナルクロスを上げ、前方への胸トラップでマーカーより一歩先に出たボシュニャクがシュートを決めてディナモが先制。しかしボシュニャクはこのあと決定機を3つ連続して外してしまい、37分、ハイドゥク戦でもミスをしたドルピッチがあっさりとラキッチにマークを外されてしまい、近距離からラキッチが決めて同点にされてしまいます。
しかし後半53分、ダ・シルヴァがエリア内で倒されてPKを得ると、ボシュニャクが中央に放って2-1。65分にエトーが肘鉄を相手に食らわせたとしてレッドカードを貰いましたが、66分、ダ・シルヴァとのワンツーでモドリッチがDFラインを抜け、アウトステップでシュートを決めて3-1と突き放して勝利しました。

ハイドゥク・スプリトはリエカをポリュウド・スタジアムに迎えました。「ヤドランスキ・デルビ(アドリア海ダービー)」と呼ばれるこのカードは、カップ戦準決勝(リエカがハイドゥクに勝利して決勝進出)も含めて6試合連続してハイドゥクが勝利したことなく、リエカにとってハイドゥクはお客様。この試合でも実力と勢いの差が顕著に現れてしまいました。
Vugrinec この試合は「ヴグリネツ・ショー」。31分、右ウィンガーのノヴァコヴィッチが中央に折り返したところをヴグリネツ(写真)が胸トラップからシュートを右下隅に叩き込みリエカが先制。50分にハイドゥクのDFクラレヴスキが二枚目のイエローで退場するとハイドゥクはサンドバック状態となり、61分にはカウンターからシャルビーニが決めて2-0。72分、ノヴァコヴィッチの折り返しをヴグリネツが綺麗なボレーを決めると、83分にはルビールのロングボールを受けてからGKプレティコサをあざ笑うかのように近距離のシュートを決めてハットトリック。4-0でリエカが大勝しました。
第7節からリエカに移籍加入したヴグリネツですが、トップ下のポジションで22試合15ゴールも叩き出しています。この試合はテレビ放映があり、試合後の両チームの監督のインタビューでも「彼をクロアチア代表に入れるべき」だと強調していました。

残り4節で首位ディナモと2位リエカとの勝点差は8。次の直接対決(リエカのホーム)でディナモが勝利すれば3シーズンぶりの優勝が決まります。

[優勝決定リーグ]
Kamen Ingrad - Dinamo Zagreb 1:3
0:1  6' Bosnjak
1:1 37' Lakic
1:2 53' Bosnjak(PK)
1:3 66' Modric

Hajduk Split - Rijeka 0:4
0:1 31' Vugrinec
0:2 61' Sharbini
0:3 72' Vugrinec
0:4 83' Vugrinec

Varteks Varazdin - Osijek 3:0
1:0 20' Safaric
2:0 79' Novinic
3:0 84' Benko

[降格決定リーグ]
Slaven Belupo - Cibalia Vinkovci 1:0
1:0 64' Vrucina

Medimurje - Pula Staro Cesko 2:0
1:0 45' Mostarlic(PK)
2:0 76' Mostarlic(PK)

Inter Zapresic - Zagreb 1:0
1:0  5' Piskor

【順位】
[優勝決定リーグ]
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点66)、2位…リエカ(58)、3位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(46)、4位…オシエク(38)、5位…ハイドゥク・スプリト(36)、6位…カメン・イングラッド(32)

[降格決定リーグ]
7位…プーラ・スターロ・チェシュコ(41)、8位…ザグレブ(34)、9位…スラヴェン・ベルーポ(33)、10位…チバリア・ヴィンコヴチ(30)、11位…インテル・ザプレシッチ(30)、12位…メヂムリエ(26)

【得点】
19ゴール…ボシュニャク(ディナモ)
18ゴール…ダ・シルヴァ(ディナモ)
15ゴール…ヴグリネツ(リエカ)
13ゴール…ベンコ(ヴァルテクス)、シャルビーニ(リエカ)

【アシスト】
11アシスト…ダ・シルヴァ(ディナモ)
9アシスト…モドリッチ(ディナモ)、ムムレク(スラヴェン・ベルーポ)
7アシスト…ブリャト(ディナモ)、シャリッチ(リエカ)、ノヴァコヴィッチ(リエカ)、ヴルチーナ(スラヴェン・ベルーポ)

【第27節 4月15日】

P1100425スプリトのポリュウド・スタジアムで今季2度目となる「フルヴァツキ・デルビ(クロアチア・ダービー)」、ハイドゥク・スプリトvs.ディナモ・ザグレブ戦が行われました。既にハイドゥクが優勝争いから脱落しており、両チームの勝点は30点も離れていることもあって観客は7000人ほど(うちBBBが約1000人)。テレビの取材コーディネートで私もこの試合を現地で観戦しました。
ハイドゥクはロングボールの攻撃を多様して仕掛けるもののチャンスはなかなか生まれません。次第にディナモは主導権を握り始め、26分にエトーが近距離からシュートを放ちますがGKプレティコサの正面に。終了間際にはカウンターからボシュニャクがボールをエリア内へと持ち込み、ラストパスを中央のダ・シルヴァに送りましたが、シュートはバーを高く超えていきました。
前半はシュート2本しか打てなかったハイドゥクですが、後半にゴールが生まれます。47分、ミラディンが右サイドでボールを運び、ブラトニャクへ渡ると彼ははゴール前の元スロベニア代表FWチミロティッチへスルーパス。マークをしていたドルピッチがオフサイドトラップを仕掛けるもタイミングが遅く、フリーになったチミロティッチが右足でシュートを決めてハイドゥクが先制します。ディナモは同点にすべく攻勢を仕掛けますが、ここのところの得点力不足は顕著。79分にこの冬に新加入のブラジル人FWアンデルソンを投入しますが、彼はピッチ登場からわずか20秒でFWエルツェグを背後からタックルをやったために一発退場。勝負は決まりました。ロスタイムにゴール前でクラニチャールがフェイント二発で決定機を迎えたもののシュートは枠の上に。1-0でハイドゥクがダービーを制しました。
(写真は発炎筒を炊くハイドゥク・サポーターのトルツィダ)

3位ヴァルテクス・ヴァラジディンは2位リエカと対戦。この春はお互い好調である両チームはクロアチア・カップ決勝にコマを進めております(決勝は4月26日/5月3日)。当初はコンビネーションとサイド攻撃に優れたリエカが幾度となくチャンスを作りますが決められず。試合が動いたのは44分。ミドルシュートをリエカのGKジリッチがキャッチミスをし、それを奪ったFWノビニッチが角度のないところからシュートを決めてヴァルテクスが先制します。後半はヴァルテクスが主導権を握りますが、追加点を奪うことはなく1-0でヴァルテクスが勝利しています。

[優勝決定リーグ]
Hajduk Split - Dinamo Zagreb 1:0
1:0 50' Cimirotic

Varteks Varazdin - Rijeka 1:0
1:0 44' Novinic

Osijek - Kamen Ingrad 1:0
1:0 25' Primorac

[降格決定リーグ]
Slaven Belupo - Zagreb 3:0
1:0 26' Mumlek(PK)
2:0 56' Pejic
3:0 65' Vrucina

Cibalia Vinkovci - Medimurje 0:0

Inter Zapresic - Pula Staro Cesko 1:4
0:1 39' Raic-Sudar
0:2 42' Rivic(PK)
0:3 64' Rivic(PK)
1:3 73' Jese
1:4 81' Rivic

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コメント

いつも貴重な情報をありがとうございます。

クロアチアリーグも大詰めですね。
モドリッチの活躍が凄いなと…。
対照的に、ニコ・クラニチャールは心配です。
モドリッチが代表入りした場合は、選手層が厚くなると思うので、個人的には楽しみです。

投稿: ふぃ~ばぁ~。 | 2006年4月24日 (月) 22時22分

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