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2006年7月16日 (日)

欧州の底へと近づく国内レベル

代表レベルではゴタゴタしているクロアチアですが、クラブレベルでは悲惨な結果が続いています。

7月13日にはUEFAカップ予備戦でリエカとヴァルテクス・ヴァラジディンが登場。
ホームに昨季キプロス・リーグ2位のオモニアを迎えたリエカは、シャルビーニのアシストから新規加入のブーレのゴールで10分に先制するも、31分には同じく新規加入のミキッチがペナルティエリアで相手選手を倒してPKを進呈。これをヴァコウフチスに決められて同点に追いつきます。後半51分、リエカはケルケズがPKを決めて突き放しますが、その5分後にグロズダノフスキがクロスボールから決めて2-2で終えてしまいました。
ヴァルテクスはホームに昨季アルバニア・リーグ2位のティラナを迎えます。21分、元ヴァルテクスのMFムカイが先制点を決めてティラナが先制。47分にノヴィニッチがGKが弾いたボールをヘディングで押し込んで同点に追いつくも、ティラナは何度もゴールを脅かし、1-1の引分けで終えるのが精一杯でありました。

これまでキプロスやアルバニアといったクラブはクロアチアのクラブより格下と見られていましたが、このような苦戦を強いざれる状況を見れば、クロアチア国内のサッカーレベルもいよいよヨーロッパの底に近づいてきたといっても過言はありません。
先のインタートトカップでオシエクがキプロスのエトニコスにホームで2-2、アウェーで0-0と引分け、アウェーゴール2倍ルールで敗退が決定。ちなみにエトニコスは昨年のキプロス・リーグで9位のチームでした(オシエクは4位)。

ちなみに昨季はハイドゥク・スプリトがチャンピオンズ・リーグ予備戦でデブレチェン(ハンガリー)と対戦し0-3、0-5と大敗。インテル・ザプレッチがUEFAカップ予備戦でレッドスター・ベオグラード(セルビア)に1-3、0-4と完敗。リエカは同じくUEFAカップ予備戦でリテックス(ブルガリア)に0-1、2-1でアウェーゴール2倍ゴールで敗退。ヨーロッパ52ヶ国中で係数ランキングが49位という結果に終わっています。
ヨーロッパ・カップの出場枠は過去5年間の係数ランキングで計算されるため、これからクロアチアは一気に転落することになります。

国内の移籍選手の話題を。
ディナモ・ザグレブは元代表MFヤスミン・アギッチ(32)を復帰させました。昨年夏に韓国Kリーグの仁川ユナイテッドに移籍していましたが、チャンピオンズ・リーグを視野に入れた中盤強化のため呼び寄せることになりました。ディナモはゾラン・マミッチ、マティアス・チャゴの二人のMFが怪我を抱えていることから格好の補強となります。アギッチは仁川で主力選手として活躍していたものの、韓国での生活には満足しておりませんでした。
「ピッチでは全てが最高に上手くいっていたが、プライベートの生活に苦しめられたよ。韓国の幼稚園は私の子供を受け入れようとしなかった。コミュニケーションを理由にね。」
と語っています。

リエカはボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエルビル・ボリッチ(34)を一年契約で獲得しています。背番号は9番。昨季に9番を付けていたのがフレディ・ボビッチだったことから、アルファベットを一文字変えただけになります。

NKザグレブは元セレッソのFWクルノスラフ・ロヴレク(27)を3年契約で獲得しました。彼にとっては2003年以来の復帰となります。彼はセレッソ、リエーセ(ベルギー)を経て、昨年は2部のクロアチア・セスベッテでプレーしてました。またNKザグレブは俊足FWイヴィツァ・カラボグダン(29)を獲得しています。カラボクダンは昨季スラヴェン・ベルーポでプレーし、今季はボスニア・ヘルツェゴビナ王者のシロキ・ブリイェグに移籍したものの、家族の問題を理由に契約を破棄しておりました。
また元セレッソのMFマリオ・ガルバもクロアチア・セスベッテを退団し、同じく2部のフルヴァツキ・ドラゴヴォリャッツに移籍しています。セスベッテは年俸1万6000ユーロ(約240万円)で一年契約していたものの、3ヶ月でチームを去ったことにフロントは怒りを見せております。

ハイドゥク・スプリトはシュトゥットガルト所属のMFマリオ・ツァレヴィッチ(24)をレンタルで復帰を画策中。現在はシュトゥットガルトのアマチュアチームでプレーしている本人もハイドゥク復帰を希望していますが、シュトゥットガルはブンデスリーガのクラブにレンタルを希望しています。
またハイドゥクはNKザグレブを退団したボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWムラデン・バルトロヴィッチ(29)を獲得することになっています。

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