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2006年8月10日 (木)

ディナモ、アーセナルに完敗

8月8日、チャンピオンズ・リーグ予備戦3回戦の第1戦「ディナモ・ザグレブvs.アーセナル」がマクシミール・スタディオンで行われました。ディナモは予備戦2回戦でエクラナス(リトアニア)に4-1(A)、5-2(H)と圧勝。続く3回戦は強豪との対戦ということでチケットは直ぐにソールドアウト。警備員のスペース以外は立錐の余地もない35000人満員でした。私も今季初となるカメラマンとして試合に足を運びました。

ディナモのスタメン(3-4-2-1)はベストメンバーで挑みました。
GKトゥリーナ-DFチョルルカ、ノヴォトニー、ツビタノヴィッチ-MFエトー、ブリャト、マミッチ、チャレ-ヴグリネツ、モドリッチ-FWエドゥアルド。
一方のアーセナル(4-4-2)はアンリが調整不足、レーマンがサスペンション、リュングベリとセンデロスは怪我のため欠場。新加入のロシツキーがスタメンに入りました。
GKアルムニア-DFエブエ、コロ・トゥーレ、ジュールー、ホイト-MFジウベルト・シルヴァ、ファブリガス-フレブ、ロシツキー-FWアデバヨール、ファン・ペルジー。

1967試合開始に合わせて北側のバッド・ブルー・ボーイズは「1967」というディナモがフェアーズ・カップ(現在のUEFAカップ)優勝の年にちなむ人文字を作り、その後は試合を通して熱い応援を繰り返しました。その雰囲気に押されながら、ノヴォトニーを中心にした組織的なディフェンスでディナモはアーセナルの猛攻を凌ぎます。両アウトサイドのチャレとエトーも最終ラインに加わり、5バックのような形になりました。

Modricrosicky ディナモの攻撃で気を吐いたのはモドリッチ(写真右)。軽妙なボールタッチとスピードを活かし、8分にディナモの最初のシュートを放ちます。20分にはモドリッチのパスからブリャトがミドルシュートを放ちますが、アルムニアの正面に。アーセナルも22分、ロシツキー(写真左)がミドルシュートを狙うもののGKトゥリーナがセーブ。その直後にはブリャトとのワンツーで抜けたモドリッチがペナルティエリア右からシュートを放つも角度がなくて枠を捕らえきれません。
27分、怪我をしたヴグリネツに代わってアギッチがピッチへ。その後は次第にアーセナルが速いホルダーチェックとパススピードでゲームを支配します。ディナモはカウンターを試みますがフィニッシュに正確性がなく、一方のアーセナルも攻め切れずに前半は0-0で終わります。

Modricfabrigas後半 49分、ディナモはブリャトの好クロスにアギッチがヘディングで飛び込むものの体勢が悪くて決められず。その直後にもモドリッチ(写真左)がDFの背後を狙ったロングパスを出し、エドゥアルドがトゥーレと競り合いながらミドルシュートを放つものの、ボールは枠を捕らえ切れません。ディナモの抵抗はここまででした。
63分、右サイドからフレブがペナルティエリア中央のファン・ペルシーにパスを通すと、右のスペースへと上がったファブリガス(写真右)へとボールをはたきます。ファブリガスは斜めに低い弾道でシュートを決めてアーセナルが先制点をもぎ取ります。その2分後、再びフレブが縦へのロングパスをファン・ペルシーに通すと、ファン・ペルシーはマーカーのツビタノヴィッチを振り切って対角線上にシュートを決めて2-0とリードを広げます。
圧巻は79分。ワンタッチでのパス回しで"鳥かご"状態にすると、急に縦への攻撃スピードを上げます。またしてフレブから20mのパスが渡ったファブリガスは、次々とディナモの守備陣をかわしてペナルティエリアに突入し、先制点と同じく斜めのシュートを突き刺して3-0。89分にも途中交替のフラミニが決定機を向かえましたが、これはトゥリーナが好判断で防ぎ、傷は3点で済みました。しかし、ホームの初戦でチャンピオンズ・リーグ出場の道はほぼ閉ざされてしまっています。

Wenger 試合後の記者会見で、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督(写真)は
「この勝利は予選突破の大きな一歩となったが、仕事は最後まで終わらさねばならない。ディナモは最初、5バックに1トップというスタイルで私たちを驚かせた。けれども私たちは良いプレーをしていたし、フィジカルの準備もできていた。重要なことは、得点の奪えなかった前半の後も精神的に落ちなかったことだ。後半も苦しむものと予想していたが、前半に良い仕事をこなしたことが後半、楽にさせたのだろう。
モドリッチのプレーは印象深かったよ。質の高い決断力を持っており、また90分間走り通せる体力にも驚かされた。私にとっては大きな驚きだよ。でも彼を購入するものと今は結論づけないでくれ。」
と語りました。
一方、ディナモのヨシップ・クジェ監督は
「最初の50~60分間は満足できるレベルでプレーしたけど、最後の結果というものが全体の印象を決定づけてしまう。けれども現実を考えればアーセナルは単純に我々を上回るチームで、このような結果に値するチームだ。もしリードすることに成功したならば、もう少ししっかりと戦えただろうし、動きも良くなっただろう。選手達が集中力が落ちたところをアーセナルに利用されたことに文句を言えるとはいえ、これが現実的な力関係だ。」
と述べています。

第2戦は8月23日、ロンドンのエミレーツ・スタジアムで行われます。

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