« クロアチア・リーグ開幕 | トップページ | ディナモ、アーセナルに完敗 »

2006年8月 8日 (火)

クロアチア新代表メンバー発表

8月2日、新監督スラヴェン・ビリッチが、8月16日のイタリアとの親善試合に出場する22名の代表メンバーと5人の補欠選手を発表しました。
注目はクラニチャール前監督の元では干されていたMFミラン・ラパイッチ(写真)の復帰です。会見でビリッチは
Rapaic「ラパイッチは年齢的(33歳)にもサッカーで最高の時期にある。モチベーションも高く、強い意思も持っている。彼に連絡を入れた時、"Da(イエス)"と言う準備もできていた。彼はクオリティが高い選手であるし、相手との差を作ることができる選手だ。彼の体力面や昨季のプレーぶりも知っている。ラパイッチはレベルの高いベルギー・リーグでとてもよいプレーをしていた。だから代表でもプレーを導く一人として私は期待しているよ。けれども、なぜラパイッチがワールドカップ予選のメンバーでなかったのかが私には理解できない。」
とコメントしています。
またスティエパン・トマスが外れたことに対しては
「トマスは質のある選手だが、オーストラリア戦で小さなトラブル(二度に渡るハンド)を経験してしまった。だから埃が巻き上がっている間は彼をセーブすることに決めたんだ。トマスも代表選手だよ。」
ディナモで活躍しているダヴォール・ヴグリネツが外れたことに関しては
「ヴグリネツはワールドカップ代表メンバーに選ばれるべきだと私も語っていた。なぜなら昨季のリーグ最高選手だったからね。イタリア戦の選手リストを見た時、リスト上には歳を取りすぎている選手や若すぎる選手がいるかもしれない。けれども私には年齢は重要なことではない。ヴグリネツは候補の一人だが、今の我々には他の選手がより特別だから。」
と説明しました。

ビリッチは監督就任後、積極的に選手の元へと渡り歩いています。ワールドカップではチームに派閥ができてしまい、それが不和の原因の一つとされているため、実際に選手から意見などを聞きに回っているようです。既にオーストリア、イタリア、ウクライナと渡り、グラスゴーでも代表引退をしたプルショと話を済ませました。
またチームスタッフも確定。第一アシスタントコーチがアリョーシャ・アサノヴィッチ、第二アシスタントコーチがニコラ・ユルチェヴィッチ、GKコーチがマリヤン・ムルミッチ。またロベルト・プロシネツキはスカウトというポジションに就任しました。本来はディレクターの地位に就けたかったものの、協会のサッカーアカデミーに通っていないプロシネツキをスタッフに入れることに協会が猛反発。ビリッチが懸命に説得を図り、何度も交渉を重ねた上で、全ての代表カテゴリーにおけるスカウトという肩書きで入閣に成功しました。また同時にサッカーアカデミーにも通うことを決めたそうです。

代表メンバーはこちら。

GK:
スティペ・プレティコサ (シャフタール・ドネツク)
ジョセフ・ディドゥリツァ (AZアルクマール)
DF:
ダリオ・シミッチ  (ACミラン)
ロベルト・コヴァチ (ユヴェントス)
イゴール・トゥドール (ユヴェントス)
ヨシップ・シムニッチ (ヘルタ・ベルリン)
ダリオ・クネジェヴィッチ (リエカ)
フルヴォイエ・チャレ  (ディナモ・ザグレブ)
ゴラン・サブリッチ  (ディナモ・キエフ)
MF:
ニコ・コヴァチ     (レッドブル・ザルツブルク)
ミラン・ラパイッチ (スタンダール・リエージュ)
ダリヨ・スルナ     (シャフタール・ドネツク)
ユーリツァ・ヴラニェシュ (ヴェルダー・ブレーメン)
マルコ・バビッチ   (バイヤー・レバークーゼン)
イェルコ・レコ     (ASモナコ)
ニコ・クラニチャール (ハイデュク・スプリト)
ルカ・モドリッチ     (ディナモ・ザグレブ)
FW:
イヴァン・クラスニッチ (ヴェルダー・ブレーメン)
ボシュコ・バラバン   (クラブ・ブルージュ)
イヴィツァ・オリッチ  (CSKAモスクワ)
ムラデン・ペトリッチ  (バーゼル)
エドゥアルド・ダ・シルヴァ (ディナモ・ザグレブ)

補欠:
ダニエル・プラニッチ (ヘーレンフェーン)
ヴェドラン・ルニェ  (ベジクタシュ)
アンテ・シェーリッチ (パナシナイコス)
イヴァン・レコ    (クラブ・ブルージュ)
マリャン・ブリャト  (ディナモ・ザグレブ)

代表に復帰したミラン・ラパイッチはインタビューで
「幸せかって? もちろん! 幸せすぎるほどだよ。いつも私は代表でプレーをしたかった。しかし、私には監督が呼ぼうにも運がなかったからね。イタリアで狂ったようなプレーを見せていた時も、どこからも声が掛からなかったし、注目も浴びなかった。自分にこう言い聞かせたよ。"ミキ(彼の愛称)、そんなものさ。カリカリするだけ無駄だ"ってね。
クラニチャールが呼ばなかったのは、彼に別のアイデアがあったからだろう。それは尊重しなくてはならない。ビリッチが私を呼んだのは、彼にとって私が必要だと評価してくれたからさ。召集には喜んでいるが、それに周囲に認めさせなくてはならないよ。」
と語っています。
今年春にリエージュでラパイッチにインタビューをしたのですが、彼は並々ならぬ代表への意欲を語っていました。
「クラニチャールが私を呼ばないならば、次の監督が来るのを待つだけさ。」
なんて言っていたのですが、当時はクラニチャールの長期政権になると思ってただけに彼の代表復帰はもうないかと思っていました。
「現役を長く続けたいからタバコも半年前に止めたんだよ。」
と語ったラパイッチ。ベルギー・リーグは走力が要求されるリーグだそうでして、昨季のリエージュでは足に痛み止めの注射を打ちながらも攻撃の中心として活躍していました。

|

« クロアチア・リーグ開幕 | トップページ | ディナモ、アーセナルに完敗 »

コメント

>イタリアで"狂ったような"プレーを見せていた

と、自ら語っているのが微笑ましいですね。

投稿: いろじゃま | 2006年8月13日 (日) 04時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119316/11341626

この記事へのトラックバック一覧です: クロアチア新代表メンバー発表:

« クロアチア・リーグ開幕 | トップページ | ディナモ、アーセナルに完敗 »