クロアチア・リーグ第17節/クロアチア・カップ準々決勝
クロアチア・リーグ第17節が11月25日に行われました。
首位ディナモ・ザグレブは最下位カメン・イングラッドとアウェーで対戦。カメン・イングラッドはヴラド・ゼッツ会長が文書偽造のために拘留中、2007年にチームが存在するかどうかも危うい中、戦力で上回るディナモは内容は悪いながらも勝利をあっさりと手に入れます。
39分、この日は何度も右から突破を果たしたSBツビタノヴィッチがセンタリングを上げると、ヴグリネツがヘディングシュートを決めて先制。
49分にはヴグリネツの縦へのロングパスに対してGKアヴドゥキッチがエリア外に飛び出すものの、クリアが空振り。これをエドゥアルドが決め、ディナモが2-0で勝利しています。
試合数が1試合多いながらもディナモと勝点で並ぶハイドゥク・スプリトはホームでスラヴェン・ベルーポと対戦。
リエカ戦との戦いぶりとは違って低調な試合運びのハイドゥクでしたが、39分にFWブシッチが負傷退場し、途中交替で入ったウルグアイ人FWムニョスが勝利を導きます。50分、ブラトニャクの右クロスをムニョスがヘディングで決めてハイドゥクが先制。
76分にはムニョスからのアシストからバルトゥロヴィッチが決め、こちらも2-0で勝利しています。
全試合の結果はこちら。
Zagreb - Osijek 2:0
1:0 47' Mandzukic
2:0 54' Lovrek (PK)
Cibalia Vinkovci - Sibenik 0:1
0:1 32' Batur
Medimurje - Pula 1:0
1:0 51' Kresinger
Hajduk Split - Slaven Belupo 2:0
1:0 50' Munhoz
2:0 77' Bartolovic
Kamen Ingrad - Dinamo Zagreb 0:2
0:1 39' Vugrinec
0:2 49' Eduardo
Rijeka - Varteks Varazdin 2:2
1:0 16' Kerkez (PK)
1:1 19' Golik
2:1 58' Ah.Sharbini
2:2 71' Vukman
【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点41,-1試合)、2位…ハイドゥク・スプリト(41)、3位…ザグレブ(31)、4位…シベニク(27)、5位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(27)、6位…メヂムリエ(25,-1試合)、7位…リエカ(23)、8位…スラヴェン・ベルーポ(20)、9位…オシエク(19)、10位…プーラ(17)、11位…チバリア・ヴィンコヴチ(10)、12位…カメン・イングラッド(7)
【得点】
16ゴール…エドゥアルド(ディナモ)
12ゴール…シャルビーニ(リエカ)
10ゴール…ノヴィニッチ(ヴァルテクス)、ゼキッチ(チバリア)
9ゴール…ヴグリネツ(ディナモ)、ロヴレク(ザグレブ)
7ゴール…ルカビナ(シベニク)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)
【アシスト】
7アシスト…ムイジャ(ザグレブ)
6アシスト…エドゥアルド(ディナモ)、モドリッチ(ディナモ)、モスタルリッチ(オシエク)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)、イェルテツ(ヴァルテクス)
またクロアチア・カップ準々決勝第2戦も28・29日に行われてます。
ディナモ・ザグレブは2部リーグ首位のインテル・ザプレシッチとホームで対戦。一週間前の第1戦ではエドゥアルドとドルピッチのゴールで2-1と退け、この試合もベストメンバーで挑みます。
開始2分、インテルはグーリッチが右サイドからセンタリングを挙げ、あとはフリーのスクリッチが押し込むだけにもかかわらず、ゴールラインから3mの距離から放ったシュートはポストを叩きます。 ディナモはモドリッチ(写真)がゲームメイクだけでなく果敢にミドルシュートを狙いますが、ボールはGKブラシュニッチの好セーブとポストに阻まれます。
59分、インテルのDFペリッチが審判の抗議のため二枚目のイエローで退場となると、その2分後、ブリャトの浮き球によるスルーパスにエドゥアルドが巧みに合わせて先制。
しかし68分、インテルは俊足FWクルパン目掛けて縦パスを放り込むと、ノヴォトニーがそのボール処理に失敗。ボールを拾ったクルパンはドリブルをしながらノヴォトニーとの間合いとコースを見極め、最後は左上隅にシュートを決めて同点。
けれどもディナモは74分、ブリャトのミドルシュートをGKが右にパンチングしたところを、ボールを拾ったエドゥアルドが折り返し、最後はヴグリネツが押し込んで2-1と勝利。準決勝に駒を進めています。
大番狂わせになりかけたのは3部コリャブリャニンと2年連続カップ王者のリエカの対決。
リエカは初戦をブーレの活躍もあって3-1で勝利していたわけですが、アウェーではあっさりと2点を奪われてしまい、トータルスコアで追いつかれた上、MFミキッチまで退場する始末。アウェーゴール2倍ルールで敗退寸前だったところ、ロスタイムで得たCKでゴール前まで上がったGKジリッチがゴールを決めて1-2。コリャブリャニンは大金星を逃してしまいました。
スラヴェン・ベルーポはザグレブとの初戦で6-0の圧勝。アウェーでの第2戦では2-3と敗れましたが、既に初戦で勝負がありました。
またハイドゥク・スプリトはチバリア・ヴィンコヴチとの初戦を3-2で勝利。第2戦は12月6日に行われます。
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