オリッチ、HSVと契約/ハイドゥクvs.ジェフ戦
30日、代表FWイヴィツァ・オリッチ(27・写真)がハンブルガーSVと契約、正式に一員となりました。18歳の時にヘルタ・ベルリンでプレーしたこともある彼にとっては二度目のブンデス挑戦となります。ハンブルガーのスポーツ・ディレクター、ディートマー・バイヤースドルファー氏は「私たちのプ レーに高い次元を与えてくれるフォワードを持てたことをとりわけ嬉しく思う。」とコメントしています。
またトーマス・ドル監督は「オリッチで私たちが強化されることは間違いない。長きに渡って彼を追っていたが、私たちのシステムに完全に適応すると何度も確信してきた。」と述べています。ちなみにオリッチはCSKAモスクワの一員として昨季のチャンピオンズ・リーグで二度、ハンブルガーと対戦していました。
契約期間は2009年夏まで、移籍金は公表されてないものの200万ユーロと推測されています。背番号は「11」をつけることになりました。31日のエネルギー・コットブス戦に早速、出場する可能性も出ています。
ハイドゥク・スプリトへの復帰が常に話題に上がっていたDFイゴール・トゥドール(28)ですが、最終的には夏までユベントスに残留することになりました。理由としては怪我の状況がまだ思わしくないことにあります。足首の間接に入ったバクテリアはアントワープの病院で除去したものの、まだ痛みを感じており、トレーニングを始められない状況にあります。
トゥドールは夏にユベントスとの契約が切れ、それから新たなクラブを探すことになりますが、ハイドゥク復帰のオプションはまだ有り得ると語っています。
30日、アンタルヤでハイドゥク・スプリトがジェフユナイテッド千葉と対戦、新加入のFWアンテ・ルカビナ(20)のゴールで1-0と勝利しています。ジェフにとってはトルコ合宿、最初の試合となりました。
前半45分はもっぱらハイドゥクがボールを回す展開となり、ジェフは防戦一方になります。9分にルビール(元湘南)がゴール前へと突破し、ジェフの選手から背後を引っ張られたままシュートを放つものの枠を捉えられません。37分にはツァレヴィッチが好クロスを上げましたが、ルカビナが反応に遅れて決められませんでした。ハイドゥクはプレースピードに欠け、中盤が余りにもボールにタッチしすぎるという問題を抱えていたそうです。
後半54分、ジェフもチャンスを迎えます。抜け出した山岸がGKバリッチから7~8mの距離でシュートを放ちましたが、バリッチの好セーブに終わります。主導権を握ってきたハイドゥクへの報いは60分、ツァレヴィッチのCKにルカビナがヘディングで決めての先制ゴール。それからジェフは攻撃的に転じ、70分にゴール前へと詰め寄ったストヤノフがチャンスを迎えるものの、ムサにカットされてしまいました。78分にはルカビナがスピードを活かしてゴール前へ突進するものの、シュートはGKがセーブしています。
ハイドゥクはこれでトルコ・キャンプでの練習試合を2勝1分1敗としています。ちなみにトルコへは代表アシスタント・コーチのアリョーシャ・アサノヴィッチが視察に訪れており、注目選手のルカビナだけでなく、これからディナモの代表選手らもチェックしに行くそうです。またジェフはディナモ・ザグレブとも2月4日に対戦予定です。
試合結果:
ハイドゥク・スプリト - ジェフユナイテッド千葉 1-0 (0-0)
ハイドゥク:
GKバリッチ-DFペライッチ、ジリッチ、ジブコヴィッチ、フルゴヴィッチ-MFムサ、ダムヤノヴィッチ(46' バラティナッツ)、ツァレヴィッチ、ルビール(85' ガブリッチ)-FWルカビナ(80' ブシッチ)、バルトロヴィッチ
ジェフ:
岡本、水本、ストヤノフ、斉藤、水野、中島、佐藤、山岸、工藤、羽生、黒部
(途中交替:立石、結城、朴)
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