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2007年1月31日 (水)

オリッチ、HSVと契約/ハイドゥクvs.ジェフ戦

30日、代表FWイヴィツァ・オリッチ(27・写真)がハンブルガーSVと契約、正式に一員となりました。18歳の時にヘルタ・ベルリンでプレーしたこともある彼にとっては二度目のブンデス挑戦となります。
P1120190ハンブルガーのスポーツ・ディレクター、ディートマー・バイヤースドルファー氏は「私たちのプ レーに高い次元を与えてくれるフォワードを持てたことをとりわけ嬉しく思う。」とコメントしています。
またトーマス・ドル監督は「オリッチで私たちが強化されることは間違いない。長きに渡って彼を追っていたが、私たちのシステムに完全に適応すると何度も確信してきた。」と述べています。ちなみにオリッチはCSKAモスクワの一員として昨季のチャンピオンズ・リーグで二度、ハンブルガーと対戦していました。
契約期間は2009年夏まで、移籍金は公表されてないものの200万ユーロと推測されています。背番号は「11」をつけることになりました。31日のエネルギー・コットブス戦に早速、出場する可能性も出ています。

ハイドゥク・スプリトへの復帰が常に話題に上がっていたDFイゴール・トゥドール(28)ですが、最終的には夏までユベントスに残留することになりました。理由としては怪我の状況がまだ思わしくないことにあります。足首の間接に入ったバクテリアはアントワープの病院で除去したものの、まだ痛みを感じており、トレーニングを始められない状況にあります。
トゥドールは夏にユベントスとの契約が切れ、それから新たなクラブを探すことになりますが、ハイドゥク復帰のオプションはまだ有り得ると語っています。

30日、アンタルヤでハイドゥク・スプリトがジェフユナイテッド千葉と対戦、新加入のFWアンテ・ルカビナ(20)のゴールで1-0と勝利しています。ジェフにとってはトルコ合宿、最初の試合となりました。
前半45分はもっぱらハイドゥクがボールを回す展開となり、ジェフは防戦一方になります。9分にルビール(元湘南)がゴール前へと突破し、ジェフの選手から背後を引っ張られたままシュートを放つものの枠を捉えられません。37分にはツァレヴィッチが好クロスを上げましたが、ルカビナが反応に遅れて決められませんでした。ハイドゥクはプレースピードに欠け、中盤が余りにもボールにタッチしすぎるという問題を抱えていたそうです。
後半54分、ジェフもチャンスを迎えます。抜け出した山岸がGKバリッチから7~8mの距離でシュートを放ちましたが、バリッチの好セーブに終わります。主導権を握ってきたハイドゥクへの報いは60分、ツァレヴィッチのCKにルカビナがヘディングで決めての先制ゴール。それからジェフは攻撃的に転じ、70分にゴール前へと詰め寄ったストヤノフがチャンスを迎えるものの、ムサにカットされてしまいました。78分にはルカビナがスピードを活かしてゴール前へ突進するものの、シュートはGKがセーブしています。
ハイドゥクはこれでトルコ・キャンプでの練習試合を2勝1分1敗としています。ちなみにトルコへは代表アシスタント・コーチのアリョーシャ・アサノヴィッチが視察に訪れており、注目選手のルカビナだけでなく、これからディナモの代表選手らもチェックしに行くそうです。またジェフはディナモ・ザグレブとも2月4日に対戦予定です。

試合結果:
ハイドゥク・スプリト - ジェフユナイテッド千葉  1-0 (0-0)

ハイドゥク:
GKバリッチ-DFペライッチ、ジリッチ、ジブコヴィッチ、フルゴヴィッチ-MFムサ、ダムヤノヴィッチ(46' バラティナッツ)、ツァレヴィッチ、ルビール(85' ガブリッチ)-FWルカビナ(80' ブシッチ)、バルトロヴィッチ
ジェフ:
岡本、水本、ストヤノフ、斉藤、水野、中島、佐藤、山岸、工藤、羽生、黒部
(途中交替:立石、結城、朴)

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2007年1月30日 (火)

クラスニッチ、腎臓移植手術失敗

イヴァン・クラスニッチ(27)の腎臓手術の続報を。
1月27日にブレーメンの病院にて母親シーマの腎臓が移植されたものの、その移植された腎臓がクラスニッチに適応せず、15時間後が経過して容態が悪化。母の腎臓は外され、再度、移植手術が必要となりました。母とクラスニッチの二人は手術が失敗したとはいえ、今の状態は良好のようです。腎臓が適応しなかった理由は解らず、調査には6週間はかかるとのこと。新たな手術はその調査を踏まえた上で、ということになり、次の手術は6~8週間後になるそうです。
まだ新たなドナーは見つかってないものの、弟のヨシップが腎臓を提供するのではとされています。もし移植が不可能だった場合、定期的に透析をしなくてはなりません。

FWイヴィツァ・オリッチ(27)の新たな移籍先がハンブルガーSVになりそうです。既にハンブルガーとCSKAモスクワは合意しており、あとはサインを残すのみ。夏にはCSKAと契約切れになることもあって移籍金は200万ユーロは比較的安く、条件は2年契約で総額230万ユーロとされています。

リエカへの移籍が報じられていた元ナイジェリア代表DFダリボ・ウェスト(33)ですが、リエカに到着後にメディカルチェックをしました。クロアチア代表でもチームドクターを務めるネメツ医師が診断したところ、左膝の軟骨に問題が見られ、これで移籍話は流れてしまいました。ネメツ医師曰く、「残念ながら彼のキャリアは終わりに近いと思う」と答えています。

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2007年1月25日 (木)

クラスニッチ、腎臓移植手術へ

Klasnic クロアチア代表FWイヴァン・クラスニッチ(写真)が腎臓疾患のため、移植手術をすることが明かになりました。
2005年11月3日に盲腸手術をしたクラスニッチですが、その後も痛みが引かず、ここ最近は戦列を離脱しておりました。腎臓に問題があることが判ったものの、薬では治らず、あとは移植による解決しか手立てがないと医師団も判断。兄弟のヨシップがドナー(提供者)となることで、移植手術が近いうちに行われることになりました。手術後は8~12日は病院に残り、それから軽いトレーニングを始めることができ、6~8週間もすれば試合に戻れるそうです。
この報道の翌日、ヴェルダー・ブレーメンは改めてクラスニッチに契約延長を提示したと報じられています。今季いっぱいで契約が切れるクラスニッチは退団を希望していたものの、ヴェルダーは今回の病気に関して全面的に支援の姿勢を示しました。ただし、条件はこれまでと同じになります。

痛い話をもう一つ。イタリアのリボルノに所属する代表DFダリオ・クネジェヴィッチは、2週間前のアタランタ戦で衝突のため額を陥没骨折してしまいました。骨が脳の方に伸びてしまったこともあり、故郷に近いリエカの病院にて水曜日に手術が行われました。チタンの板を埋め込む手術に成功。3日後に退院でき、1ヶ月はヘディングが禁止、試合に戻れるまで長くて3ヶ月が必要とのことです。

先ほどリエカに戦力外通告されたMFミハエル・ミキッチが、ユース育ちの古巣ディナモ・ザグレブとサインしました。リエカとは契約を打ち切って自由選手となったことで、移籍金は発生しません。契約期間は2009年夏まで、背番号は14です。ディナモはブリャトが骨折、またエトーも怪我が再発したことによって右サイドの選手が不足しており、スピードのあるミキッチは求めていた人材となります。

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2007年1月23日 (火)

ノルウェー戦の代表メンバー発表

21日、スラヴェン・ビリッチ代表監督が2月7日にリエカで行われる親善試合・対ノルウェー戦の代表メンバー21名を発表しました。
新召集メンバーは特になく、怪我のサブリッチ、シェーリッチ、トゥドール、クネジェヴィッチ、クラスニッチも試合出場に関係なく合宿に参加することになっています。

Bilic_3ビリッチ監督(写真)は
「ノルウェーはこの先の欧州選手権予選を前にした理想のテストとなるだろう。ノルウェーはどんな試合でも最大限の力でプレーするようなとても強いチームであると見ている。
今までの働きや信用、協調心をもってして代表での地位に値することを示した選手達を呼んだ。他の選手もおってはいるが、この選手達が自分達を証明してきた。」
とコメントしています。

GK:
スティペ・プレティコサ (シャフタール・ドネツク)
ヴェドラン・ルニェ   (ベジクタシュ)
マリオ・ガリノヴィッチ (パナシナイコス)
DF:
ダリオ・シミッチ     (ACミラン)
ロベルト・コヴァチ    (ユヴェントス)
ヨシップ・シムニッチ   (ヘルタ・ベルリン)
フルヴォイエ・ヴェイッチ (トムスク)
ヴェドラン・チョルルカ  (ディナモ・ザグレブ)
MF:
ニコ・コヴァチ     (レッドブル・ザルツブルク)
ミラン・ラパイッチ (スタンダール・リエージュ)
ダリヨ・スルナ     (シャフタール・ドネツク)
マルコ・バビッチ   (バイヤー・レバークーゼン)
イェルコ・レコ     (ASモナコ)
ニコ・クラニチャール (ポーツマス)
ルカ・モドリッチ   (ディナモ・ザグレブ)
ダニエル・プラニッチ (ヘーレンフェーン)
FW:
ボシュコ・バラバン   (クラブ・ブルージュ)
イヴィツァ・オリッチ  (CSKAモスクワ)
ムラデン・ペトリッチ  (バーゼル)
エドゥアルド・ダ・シルヴァ (ディナモ・ザグレブ)
イゴール・ブダン    (パルマ)

補強を進めるリエカに対して、ナイジェリア元代表DFダリボ・ウェスト(33)の売り込みがあることが明らかになりました。リエカは手薄なDFの補強を狙っており、現在は祖国のユリウス・ベルガーでプレーするウェストの名前が出てきたそうです。
またリエカは右MFイゴール・ノヴァコヴィッチがトムスク(ロシア一部)から復帰したこともあり、昨夏に獲得したミハエル・ミキッチに戦力外通告しました。また今季12得点のFWアーマド・シャルビーニもラピッド・ウィーンの移籍が濃厚とされています。

ディナモ・ザグレブで戦力外通告されたブラジル人FWアンデルソン・コスタがポルトガル一部のギマラエスに夏までレンタル移籍することになりました。給与に関してはギマラエスが全て負担することになっています。ディナモでは成功しなかった彼ですが、イタリアの一部クラブ2つからもオファーがあったそうです。

ディナモ・ザグレブは18日、最初の練習試合としてクロアチア南部のネレトヴァと対戦。試合は3-1で勝利したものの、試合前にディナモのサポーターと地元サポーターが喧嘩となり、4人が負傷しています。

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2007年1月18日 (木)

移籍情報

Srna_1 パリ・サンジェルマンからオファーが届いている代表MFダリヨ・スルナ(24・写真)ですが、シャフタール・ドネツクは移籍金1000万ユーロを払わない限りは放出しないようです。パリ・サンジェルマンは300~400万ユーロで獲得できると考えていたようであり、ルチェスク監督は
「スルナは私たちで最も重要な選手の一人だ。ヨーロッパや世界といった枠で見ても素晴らしい選手である。まだ24歳だし、彼の前には大きな将来がある。21歳でシャフタールに来て以来は毎年、進歩が見られるからね。だから、彼の現実的な金額は1000万ユーロなのだ。」
と語っています。これまでリバプールやモナコも関心を示していましたが、シャフタールが拒否してきています。

代表FWイヴィツァ・オリッチ(27)がこの冬にCSKAモスクワから移籍することを明らかにしています。彼の元にはヨーロッパ5大リーグの2チームがオファーを出しており、あとはどちらか決めるだけとのこと。またスパルタク・モスクワから好条件のオファーがあったものの、チームのライバル関係を考えて拒否したそうです。またディナモ・ザグレブも税抜きの年俸100ユーロを提示したそうですが、これも拒否しております。ディナモはオリッチだけでなく、マーク・ビドゥカ、トミスラフ・ショコタといった元ディナモの選手にもオファーを断られたと報じられています。

ディナモで戦力外通告を受けた元代表DFマリオ・ツビタノヴィッチ(32)は、移籍金なしの1年半契約でドイツのエネルギー・コットブスに移籍が決まりました。既に最初の練習試合をこなし、高評価を得ているようです。元代表MFヤスミン・アギッチ(31)はチームを探しており、ボスニアのNKサラエボが名乗りを挙げています。
また同じく戦力外の元ドイツ代表DFイェンス・ノヴォトニー(33)は3年200万ユーロの契約だったにもかかわらず、在籍期間に相当する35万ユーロを受け取った以上のものは要求することなく、契約破棄の文書にサインしております。
あとMFマリャン・ブリャト(25)が冬休み明けの最初の練習で、エドゥアルドのタックルを受けて転倒。腓骨を骨折してしまい、今季絶望となりました。ブリャト以上にエドゥアルドの方が落ち込んでしまっていると報じられています。

J2の平塚ベルマーレでもプレーしたことのあるMFゴラン・ルビール(25)が、リエカからハイドゥク・スプリトへと移籍しました。ゾラン・ヴリッチ監督はルビールの能力を高く買っており、真っ先に補強候補に名前を挙げていました。リエカとは契約が切れ、自由移籍選手として加入しています。
またハイドゥク・スプリトのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MF/FWドラガン・ブラトニャクが移籍金15万ユーロでロシアリーグのヒムキに移籍が決まりました。

実績のあるFWを探していたリエカが、ブルガリア代表歴のあるゲオルギ・イヴァノフ(30)を獲得しました。強豪レフスキ・ソフィアに所属していたものの、若返りを図るチーム事情もあって移籍を希望。リエカが払う移籍金は13万ユーロと言われています。

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2007年1月10日 (水)

ノヴォトニー、ディナモを退団

Now_1 鳴り物入りでディナモ・ザグレブに入団したドイツ代表DFイェンス・ノヴォトニー(32)ですが、イヴァンコヴィッチ監督の構想から漏れたことを受け、契約を解除して退団することが決まりました。
常に故障で悩まされてきた膝の状況が思わしくなく、更に手術が必要なことが明らかになったため、クラブ側もこれ以上は我慢できなかったようです。試合の平均採点でもディナモのディフェンダーで最も低い数値となっており、FWのスピードに振り切られる場面もしばしば見られました。
ディナモにとっては史上最高額で3年契約を結んでおり、今回の投資の失敗を受けてディナモ最大のスポンサーであるザグレブ市(約9億円)もその失敗の責任所在を求めることになりそうです。
またイヴァンコヴィッチはノヴォトニー以外にもMFヤスミン・アギッチ(32)、DFマリオ・ツビタノヴィッチ(31)といった代表経験のあるベテラン陣にも戦力外通告をしております。また一年前に100万ユーロを投じてバスコ・ダ・ガマから獲得したブラジル人FWアンデルソン・コスタも戦力外通告されました。
あと、スロベニア・リーグのコペールから帰還したディナモのFWダリオ・ザホラ(24)は残りのシーズンをスラヴェン・ベルーポでレンタル移籍することが決まっています。

クロアチア前U-21代表DFルカ・ヴチュコ(22)がハイドゥク・スプリトと契約を解除し、リエカと2年半契約を結びました。
ヴチュコは今シーズンにロシア・リーグのサトゥルンから帰還したものの、サトゥルンと同じくハイドゥクでも出場機会に恵まれませんでした。本人は当初ヴァルテクスに移籍を希望してましたが、デイフェンダー難にあげくリエカがオファーを出し、それをヴチュコが受けていれて契約の運びとなっています。

またハイドゥクと6月に契約することに合意していたシベニク所属のU-21代表FWアンテ・ルカビナ(20)が、前倒しでこの冬から移籍することが明らかになりました。
ちなみに移籍金は200万クーナ(約4200万円、更に倍増したとの話も)、またルカビナがハイドゥクから更に他のクラブへ移籍した際は40%の移籍金がシベニクに分配されると言われています

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2007年1月 8日 (月)

シムニッチ、チェルシーに移籍か

Simunic ヘルタ・ベルリン所属の代表DFヨシップ・シムニッチ(28)がイングランドの強豪チェルシーと合意寸前だと報じられています。チェルシーは怪我のジョン・テリーに代わる選手を探しており、国際的にも評価が高いシムニッチに白羽の矢が立ったようです。
チェルシーへの移籍を問われたシムニッチは
「チェルシーが私に関心を持っていることは知っている。それが貴方たちに言える全てだ。このケースにおいての主導権はヘルタが持っている。チェルシーが提示した額にヘルタ側が承諾した時だけ、私はイングランドに渡ることができる。」
とコメントしています。「イングランドでプレーすることが私の夢だ」と語るシムニッチは昨年夏にヘルタと2011年まで契約延長したばかりであり、移籍金は800万ユーロとされています。

一方、代表DFイゴール・トゥドール(28)は、所属クラブのユベントスと契約解消の話合いを始めていると報道されています。今年の夏で契約が切れるトゥドールなわけですが、度重なる怪我もあって祖国に戻ることを考えているようです。もちろん最初の選択肢となるはハイドゥクであり、トゥドールとユベントスとの話合いの結果を踏まえてから本格的に獲得に乗り出すといわれています。

7日、ディナモは新加入選手の公式会見を行いました。
ヴァルテクスから移籍金850万クーナ(約1億8000万円)で獲得したMFダリオ・イェルテツ(21)とDFニコラ・ポクリヴァッツ(21)、レバークーゼンから移籍金28万ユーロ(約4200万円)で獲得したFWヨシップ・タディッチ(19)はいずれもU-21代表。またシベニクからはDFゴードン・シルデンフェルト(21・新登録名シーフォ)、またブラジルのサン・カエターナから移籍したブラジル人DFサミール、インテル・ザプレシッチのレンタルから帰還したU-19代表DFデヤン・ロヴレンも紹介されています。
ディナモは8日から活動を再開。6日間はザグレブで練習したのち、14日からボスニア・ヘルツェゴビナのメヂュゴリエで一週間のキャンプ。ザグレブに戻ったのち、1月25日~2月8日までトルコのアンタルヤでキャンプを張ります。アンタルヤではOFKベオグラード(セルビア)、ヴィスラ・クラクフ(ポーランド)、メタリスト・ハルコフ(ウクライナ)、そしてジェフユナイテッド千葉と練習試合を行う予定であります。

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2007年1月 5日 (金)

移籍情報

Rukavina_2クロアチア・リーグの2006/07シーズン前半で最も注目を集めたシベニクの若手FWアンテ・ルカビナ(20)が4日、ハイドゥク・スプリトへ移籍を発表。4年契約を結びました。新たな背番号は21となります。ただし直ぐの移籍にはシベニクが難色を示し、今季いっぱいはシベニクに残留することでひとまず両チームが合意しています。
グルギッチ会長との握手で満面の笑顔をみせたルカビナは
「私はハイドゥクのファンだし、ハイドゥクを選んだことに私は幸せで満足している。もし1年前にこのような移籍を実現するなんて私に誰かが言ったならば、私はその人間を決して信用しなかったことだろう。けれど、移籍は実現した。期待に応えられるよう、そしてこのような歓迎に報いるよう努力するつもりだ。」
とコメントしております。
(写真はNogometni magazinより)

ACミランのダリオ・シミッチの実弟で、クロアチア代表歴もあるFWヨシップ・シミッチ(29)が4日、ヴァルテクス・ヴァラジディンと2009年6月までの契約を結びました。ディナモを振り出しに、クラブ・ブルージュ、アリス・テッサロニキ(ギリシャ)、蔚山現代、ケルンテン(オーストリア)とプレーしてきたシミッチは、今季前半は怪我もあって所属クラブが決められずにいました。
またヴァルテクスはリエーセ(ベルギー)でプレーしていたMFゴラン・ムヤノヴィッチ(23)と2009年12月まで契約を結びました。ムヤノヴィッチは自由契約選手で、彼にとっては一年半ぶりのヴァルテクスへの帰還となります。
また元U-21代表のストッパー、マリオ・ルチッチ(25)もこの春からヴァルテクスでプレーします。彼は2006年1月にディナモを戦力外となり、ヴァルテクスを経て6月にイスラエルのブネイ・イェフダに移籍。しかし直ぐに退団することに決めてヴァルテクスと再契約したものの、UEFAの指示もあってプレーの許可がおりませんでした。

リエカはジェフユナイテッド千葉を退団した元オーストリア代表FWマリオ・ハース(32)に関心を示しております。3日、ディレクターのコリャニン氏はザルツブルクにてハースと2時間に渡る話合いを行いました。ハースはリエカでプレーすることに関心を示しており、後はハースのジェフでのプレーが収録されたDVDを手渡されたブラチュン監督が分析した上で、獲得するかを決めるそうです。
コーチ歴もあるコリャニン氏はインタビューで
「ハースのことは私がザルツブルクで働いていた頃からよく知っている。シュトゥルム・グラーツではオシムの下で19歳でスタートし、日本でも2人の協力関係は続いた。スピードもあって力強いフォワードだ。常に動き、ゴールゲッターとして高いレベルにある。この冬の移籍時期であのようなクオリティを持った若いフォワードは間違いなく獲得できないだろう。繰り返すが、ハースはリエカにとって大きな補強になる。私が保証する。」
とコメントしています。

ディナモ・ザグレブは2日、シベニクのDFゴードン・シルデンフェルト(21)を獲得、5年契約を結びました。シベニクでルカビナと並ぶ注目の若手選手としてハイドゥクなども獲得を狙っていたものの、シルデンフェルトは子供の頃から応援していたディナモを選びました。背番号は33。ディフェンダーのバックアッパーが少ないディナモにとっては、将来性も期待されるシルデンフェルトの獲得はかなり重要です。
ちなみにこのシルデンフェルトはシベニク生まれのクロアチア人ですが、名字はいかにもゲルマン系。彼の父親はスロベニア人であり、祖父がスロベニアのドイツ移民ということで、クロアチアでは風変わりな名前を持っています。

クロアチア代表MFダリヨ・スルナ(24)がこの冬の移籍期間にシャフタール・ドネツクを離れ、フランスのパリ・サンジェルマンに移籍する可能性が出てきました。
正式なオファーは今週末までに届くとされ、シャフタールとは1年半の契約を残して移籍金600万ユーロで退団するかもと報道されています。ただし、移籍を決めるのはシャフタールのアフメット会長次第だとされています。

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