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2007年3月12日 (月)

クロアチア・リーグ第22節/ショコタがディナモに復帰

  3月10日、クロアチア・リーグ第22節が行われました。12クラブからなるクロアチア・リーグは今季に関していえば総辺り3回戦で行われ、今節でちょうど2巡したことになります。これまでの結果を元にして、3巡目の対戦日程が組まれ、上位6チームはホームの試合が一試合多めに行われます。

首位ディナモ・ザグレブは9位オシエクとホームで対戦しました。
Tadicディナモは開始1分から攻撃的にゲームを支配します。2分、モドリッチが放ったシュートはわずかにポストを逸れ、20分のヴコイェヴィッチのシュートはポストを叩きます。
この日は代表にも名を連ねるオシエクのGKスケンデルが何度も好セーブをみせ、ゴールを破ることはできません。
後半頭からMFトミッチを下げて、この冬にレバークーゼンから移籍したFWタディッチ(写真)を投入します。この采配がズバリと当たり、47分、ヴグリネツの左FKをエドゥアルドがヘディングで繋ぐと、ゴール前のタディッチがヘディングで押し込んでディナモが先制。タディッチは前節に続き、途中交替でのゴールを決め、2戦2得点と結果を残しました。
その後も攻撃的に試合を進めたディナモですが、得点はこの1点に留まり、1-0と勝利しています。司令塔のモドリッチは14日のクロアチア・カップ準決勝の対ハイドゥク戦に備えるため70分にベンチに下げる、という余裕を見せています。

2位ハイドゥク・スプリトはアウェーでプーラと対戦。
ハイドゥクはゲームの主導権を握るものの、未だにFWルカビナがフィットすることなく、得点がなかなか奪えません。
62分からはルカビナを代えて長身FWのブシッチを投入しますが効果なく、ラスト10分にはジヴコヴィッチを下げて、もう一人のFWイェラヴィッチを入れます。中盤は支配すれど、決定機を演出することはなくロスタイムに。
ガブリッチのクロスボールをGKイヴェシャが弾き、そのこぼれ球をイェラヴィッチが押し込みましたが、ゴールラインでイフティッチがクリアして万事休す。
スコアレスドローに終わり、ディナモとの勝点差が8へと広がってしまいました。

シーズン再開から3連勝中の3位ザグレブは11位チバリア・ヴィンコヴチとアウェーで対戦。
11分、ディナモが来季の獲得を考えているザグレブのFWマンジュキッチが、ペナルティエリア前左でマーカーをフェイントで外すと、そのまま右に狙い済ましたシュートを決めて1-0。
後半に入り、ザグレブはMFブルドリャクがイエローを立て続けに貰って55分に退場になると、その2分後には右MFムイジャが背後からのタックルで一発レッド。2人少ないザグレブはそれでも持ちこたえ、4連勝を果たしています。

全試合の結果はこちら。

Slaven Belupo - Kamen Ingrad 2:1
1:0 14' Mumlek
2:0 62' Posavec
2:1 90' Sest

Cibalia Vinkovci - Zagreb 0:1
0:1 16' Mandzukic

Medimurje - Rijeka 1:2
0:1 51' Starcevic
0:2 60' Sharbini
1:2 82' Rac

Pula - Hajduk Split 0:0

Sibenik - Varteks Varazdin 2:0
1:0 23' Juric
2:0 29' Caval

Dinamo Zagreb - Osijek 1:0
1:0 47' Tadic

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点59)、2位…ハイドゥク・スプリト(51)、3位…ザグレブ(43)、4位…シベニク(34)、5位…スラヴェン・ベルーポ(31)、6位…メヂムリエ(31)、7位…リエカ(30)、8位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(28)、9位…オシエク(26)、10位…プーラ(19)、11位…チバリア・ヴィンコヴチ(12)、12位…カメン・イングラッド(11)

【得点】
22ゴール…エドゥアルド(ディナモ)
15ゴール…シャルビーニ(リエカ)
12ゴール…ロヴレク(ザグレブ)
11ゴール…ヴグリネツ(ディナモ)、マンジュキッチ(ハイドゥク)
10ゴール…ノヴィニッチ(ヴァルテクス)、ゼキッチ(チバリア)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)
9ゴール…カルテロ(シベニク)

Sokotaポルトに所属する元代表FWトミスラフ・ショコタ(29・写真)が、来季から自らが育ったディナモ・ザグレブに復帰することが明らかになりました。
ディナモの副会長ズドラヴコ・マミッチは
「この移籍にはとりわけ満足している。なぜなら、ショコタは私たちを助けることができる選手だからだ。怪我からも回復しているしね。」
とコメントしています。今週にはザグレブを訪れ、3年契約を結ぶことになっています。ディナモは来季のチャンピオンズリーグ出場に向け、DF/MFイゴール・ビシュチャン(パナシナイコス所属)の復帰も画策しています。この冬にディナモに戻ったミキッチ、ショコタ、ビシュチャンは大の親友として知られ、来季から3人がチームに揃う可能性も出てきました。

今季は8位に低迷するリエカですが、ここ2節は勝利しているとはいえ、そのプレーが気に食わないロベルト・イェジッチ会長がミルヴォイ・ブラチュン監督を解任。新監督に前ディナモ監督のヨシップ・クジェを迎えることになりました。リエカは水曜日にスラヴェン・ベルーポとカップ戦準決勝を戦う予定で、早ければその試合から指揮することになります

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