プルショ、レンジャースを退団/マミッチ、現役引退、など
元クロアチア代表FWダド・プルショ(32・写真)が、今季限りで所属のグラスゴー・レンジャースを退団することが決まりました。 来季もプレーできるかどうか知るするために、手術以来、問題を抱えている膝の検査をフランスでしたところ、状況はさほど芳しくありませんでした。レンジャースはもう1年の契約延長を望んでいたものの、プルショは
「どれだけ私の膝が休息を要求しているか医者は説明してくれた。スコットランドのようなハードなリーグでプレーを続け、高いレベルのプレーをすることはできない。
ウォルター・スミス監督はもう一年残るように言ってくれたけど、私の人生において誰も騙したことがないように、レンジャースを騙したくないんだ。このような膝でレンジャースと契約することは、クラブに対して無責任だし、チームメートに対してもサポーターに対しても無責任になってしまう。プレーができない今シーズンを繰り返したくはないんだ。」
とコメントしています。
ただし、負担の軽いリーグでの現役続行は示唆しており、金銭条件の良いカタールかアメリカのMLS(ロサンゼルス・ギャラクシー)への移籍の可能性はあるとも報じられています。ようです。
その一方で、レンジャースはクロアチア代表FWボシュコ・バラバン(28)の獲得を考えているとBBCが報じています。ブルージュが要求する移籍金は200~250万ユーロほどとされています。
ディナモ・ザグレブの主将であり、98年W杯クロアチア代表メンバーでもあるMF/DFゾラン・マミッチ(35・写真)が早期引退を表明。29日に引退記者会見を行いました。 今季限りでの引退は述べていたものの、ディナモが優勝をほぼ手中にした今、若手にポジションを譲り、欧州に挑戦する来季のチームを固めて欲しいという希望のもと、現時点で引退することに決めました。
「最後に私の全てのコーチに感謝したい。私と一緒に働いたコーチ、私にサッカーを教え、練習してくれたコーチの全員に。私のために尽くしてくれたドクター、フィジオセラピストへも。そして貴方たちジャーナリストにも感謝している。」
とコメントしたのち、涙を見せました。まだまだチームの中核を担える存在とはいえ、このような引き際に称賛の声が高く、ディナモもスポーツ・ディレクターのポジションを与えることを決めています。移籍当初は実兄でチームの実権を握る副会長ズドラヴコ・マミッチが差し金となるのでは、と言われたものの、そのような欠片も見せず、素晴らしいリーダーシップで若い選手を引っ張るだけでなく、泥臭くもありエレガントであるボランチとして活躍しました。今後、キャプテンマークはエドゥアルドが付けることとなっています。
様々なクラブが関心を寄せているクロアチア代表FWムラデン・ペトリッチ(26)が、所属のバーゼルとの契約を2010年まで延長しました。ただ新たな契約にはバイアウト条項を盛り込んでおり、一定以上の移籍金を提示されたら無条件で退団できることになっています。彼の価格は360万ユーロ前後とされていますが、設定された移籍金の額は明らかにされていません。
またバーゼルの彼のチームメイトMFイヴァン・ラキティッチ(19)にクロアチア・サッカー協会が触手を伸ばしています。クロアチア移民のラキティッチは現在スイスU-20代表であり、27日にゼニツァで行われたボスニア・ヘルツェゴビナU-20代表との試合にはクロアチア代表アシスタントコーチのアサノヴィッチが視察に来ました。バスへと急ぐ彼に対してアサノヴィッチは会話する機会を持てなかったものの、今後も注意深く彼のことをフォローし、バーゼルまで視察に行く考えもあるそうです。
スイスA代表として出場した時点で、彼はクロアチアA代表のユニフォームを着ることができないため、両国間の綱引きが予想されているものの、本人はクロアチア代表への願望の方が高いと言われております。
クロアチア代表FWイヴィツァ・オリッチ(28・写真)が、現在のA代表における自分の位置に不満を表明しました。マケドニア戦の事前合宿でもマスコミに口を閉ざした彼ですが、その際にも"不満がある"と報じられていました。28日付のスポルツケ・ノヴォスティ紙に 「事は明らかだ。マケドニア戦ではエドゥアルドとバラバンが先発し、のちにブダンが入った。もしペトリッチが健康だったら、私はFWとして客席に座ることになってしまう。私は28歳だ。これまで2度のワールドカップと1度の欧州選手権に出場し、キャリアにおいては11もの優勝トロフィーを手にしてきた。もう若い選手ではないし、私には尊重されるべきキャリアがある。もし客席に座ることになったり、5番目のFWになるようだったら、若い選手が加わった方がいい。」
とコメント。ビリッチ監督は翌日のインタビューで
「イタリア戦やイングランド戦、イスラエル戦で出場時間を得たように、彼はほぼレギュラーの扱いだ。また出場時間を得ることだろう。しかし、次の最初の機会から出場すると言っているわけではない。彼は私たちに必要だし、スタメンの構想にも非常に近い選手だと断言できる。もし、1番や2番のFWじゃないとしても、5番目というわけではない。彼からは多くを期待している」
と宥めながら語っています。
今季いっぱいでバイヤー・レバークーゼンと契約が切れるクロアチア代表DF/MFマルコ・バビッチ(26)にパナシナイコスが接触しています。
レバークーゼンで7シーズンに渡りプレーしていた彼ですが、今季での退団を希望。パナシナイコスと交渉していることを本人が明らかにしました。しかし、同じポジションにアンソニー・シェーリッチがおり、彼が来ることでシェーリッチがステータスが脅かされるようならば移籍を拒むそうです。
ハイドゥク・スプリトに所属していたFWユーリツァ・ヴチュコ(30)が、起用面を巡ってチームを退団。新たな移籍先として中国リーグの天津康帥傅と1年契約を結びました。天津は中国でも豊かなクラブとして知られ、昨季は4位、現在は3節を終わって首位であります。
27日にクロアチアのザプレシッチで、U-21クロアチア代表とU-21スロベニア代表が親善試合を行い、ハイドゥク所属のFWアンテ・ルカビナ(20)がハットトリックと1アシストの活躍で、5対0で勝利しています。昨季のリーグ最大の発見として注目を浴び、今年ハイドゥクへと移籍したものの、2月のジェフユナイテッド千葉の練習試合以来、ゴールを決められずにいました。いまだハイドゥクの公式戦ではゴールのないルカビナですが、この試合での爆発で再びマスコミの注目を集めています。
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コメント
バビッチはもう少しレベルの高い場所に行かないんですか?
今夏に動きがありそうな人っていますか?
プルショにはもう少し頑張って欲しいです。
投稿: ボバン | 2007年3月31日 (土) 12時33分
バビッチはもう少しレベルの高い場所に行かないんですか?
今夏に動きがありそうな人っていますか?
プルショにはもう少し頑張って欲しいです。
投稿: ボバン | 2007年3月31日 (土) 12時33分
すみません・・・。二度も
投稿: ボバン | 2007年3月31日 (土) 12時35分