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2007年4月 1日 (日)

クロアチア・リーグ第24節

3月31日、クロアチア・リーグ第24節が行われました。

2位ハイドゥクとは勝点差8をつけ、首位の独走態勢に入りつつあるディナモ・ザグレブは、アウェーで8位ヴァルテクス・ヴァラジディンと対戦しました。
Duduvug 主将のマミッチが引退し、またヴコイェヴィッチが膝を怪我したために、ボランチにはモドリッチとこの冬にヴァルテクスから移籍したポクリヴァチュが入りました。FWにはタディッチが初先発。エドゥアルド(写真・左)は左MFへ移りました。
一方、ヴァルテクスはウィンターブレーク後に低迷。怪我人も多く、満足にスタメンが組めないダリッチ監督は辞表をフロントに出したものの受理されず、首位ディナモを迎えることになりました。ちなみに両チームのスタメンの平均年齢は23歳を切っております。
ヴァルテクスがほぼ自陣に引いたこともあって、タレントで勝るディナモがゲームを完全に支配します。しかし、ゴールをこじ開けられないディナモに対し、ヴァルテクスは小柄で俊足のツートップを活かしてのカウンターで打開策を見出し、41分に先制点を奪います。DFの裏へと入るセルメールにパパがスルーパスを通すと、セルメールは右斜めからシュートを決めてリードに成功します。
後半頭からミキッチに代えて、テクニシャンのブラジル人MFサミールを投入し、中盤のパスプレーを高めて打ち破ろうにも、ヴァルテクスの守備陣はなかなか堅く、点が奪えません。
73分、ディナモはこの冬にヴァルテクスから獲得したMFイェルテツをタディッチに代えて投入。その2分後、イェルテツの左クロスをサミールが胸で落とし、ヴグリネツ(写真・右)が倒れこみながらボレーシュートを決めます。
81分、ヴァルテクスのDFイプシャがヴグリネツを振り払う際に、彼の顔を手で叩いたとして一発退場。その2分後、ポクリヴァチュのクロスにヴグリネツがヘディングで落とし、エドゥアルドが決めてディナモが逆転に成功しました。
しかし、その1分後の85分、シャファリッチの右FKからヴクマンがヘディングシュートを決めてヴァルテクスが追いつきます。更にヴァルテクスは88分、カウンターからメルニャクが左クロスを挙げ、ゴール前へと飛び込んだムヤノヴィッチがヘディングシュート。しかし、ボールはクロスバーを叩いてしまいます。
二転三転したドラマのエンディングを決めたのは、やはりエドゥアルドでした。ロスタイムにヴクマンが左クロスのボールを触ってしまい、ハンドの判定。PKを落ち着いてエドゥアルドが左下隅に決め、ディナモが3-2で何とか勝利を果たしました。
ヴァルテクスとも縁の深いディナモのイヴァンコヴィッチは、これで指揮した14戦全勝。ディナモではブラジェヴィッチ監督が持つ連勝記録に並んでおります。

2位ハイドゥク・スプリトはアウェーでオシエクと対戦。オシエクのあるスラヴォニア地方はダルマチア地方から移住したハイドゥク・ファンも多い地域であり、またオシエク・サポーター「コホルタ」の19年目の生誕記念日もあって、8000人もの観客が集まりました。
試合はオシエクが優勢に押し進め、38分にユキッチの右クロスからプリモラッツがGKを背にしてボレーシュートを決めて先制に成功します。
その後も主導権を握っていたオシエクでしたが、73分にバルトゥロヴィッチの右CKからノーマークでイェラヴィッチにヘディングシュートを叩きこまれると、84分にはまたしてマークに付かなかったムサにミドルシュートを決められてしまい、ハイドゥクに勝利をさらわれてしまいました。
ハイドゥクは4月4日、ディナモをホームに迎えて、クロアチア・カップ準決勝第2戦(第1戦はディナモが1-0で勝利)を控えており、この逆転勝利は好材料といえましょう。

Lovrek_1 3位ザグレブはプーラとアウェーで対戦。ブラジェヴィッチ監督に率いられたザグレブは、ウィンターブレーク後は5連勝と波に乗っています。
この試合でも40分にマクシモヴィッチのゴールでプーラに先制されながら、45分、リーグ・アシスト王のムイジャからの右クロスに、ロヴレク(写真)がヘディングで決めて同点に追いつきます。
49分にはぺイッチの左クロスからラブドヴィッチが逆転ゴールを決めるものの、88分にプーラに新加入のFWドラギチェヴィッチに同点ゴールを奪われます。しかし、ロスタイムにペイッチが戻したボールにヴルドリャクがミドルシュートを決め、ザグレブが3-2で勝利。6連勝で3位のポジションを確固たるものにしています。

全試合の結果はこちら。

Pula - Zagreb 2:3
1:0 40' Maksimovic
1:1 45' Lovrek
1:2 50' Labudovic
2:2 90' Dragicevic
2:3 90' Vrdoljak

Cibalia Vinkovci - Sibenik 2:1
1:0 57' Keric
2:0 70' Kresinger
2:1 88' Kalinic (PK)

Medimurje - Rijeka 1:1
0:1 57' Budicin
1:1 75' Stefulj

Kamen Ingrad - Slaven Belupo 1:2
1:0 34' Sklepic
1:1 44' Mumlek (PK)
1:2 66' Vrucina

Osijek - Hajduk Split 1:2
1:0 38' Primorac
1:1 74' Jelavic
1:2 82' Musa

Varteks Varazdin - Dinamo Zagreb 2:3
1:0 41' Semler
1:1 75' Vugrinec
1:2 84' Eduardo
2:2 85' Vukman
2:3 90' Eduardo (PK)

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点65)、2位…ハイドゥク・スプリト(57)、3位…ザグレブ(49)、4位…シベニク(37)、5位…スラヴェン・ベルーポ(37)、6位…メヂムリエ(33)、7位…リエカ(31)、8位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(28)、9位…オシエク(26)、10位…プーラ(19)、11位…チバリア・ヴィンコヴチ(15)、12位…カメン・イングラッド(12)

【得点】
25ゴール…エドゥアルド(ディナモ)
15ゴール…シャルビーニ(リエカ)
14ゴール…ロヴレク(ザグレブ)
12ゴール…ヴグリネツ(ディナモ)
11ゴール…マンジュキッチ(ハイドゥク)
10ゴール…ノヴィニッチ(ヴァルテクス)、ゼキッチ(チバリア)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)
9ゴール…カルテロ(シベニク)

【アシスト】
11アシスト…ムイジャ(ザグレブ)
8アシスト…エドゥアルド(ディナモ)、ヴグリネツ(ディナモ)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)
7アシスト…モドリッチ(ディナモ)、ピシュコール(メヂュムリエ)

海外ではポーツマスのMFニコ・クラニチャールがフルハム戦で先発出場し、開始4分に18mのミドルシュートをゴール右上に決め、プレミアシップ初ゴールを決めています。
このゴールは彼自身217日ぶりでして、ポーツマスでは20試合にしてのゴールでありました。とはいえ、なかなか出場機会に恵まれないクラニチャールは移籍を願望していると言われてますが、
「来シーズンにポーツマスでプレーするかはまだ確実でない。もしポーツマスが私を望むのならば残るが、サッカーにおいては100パーセント断言するのは不可能だ。
正直、本当のチャンスを常に待っていることにフラストレーションが溜まっている。けれども、辛抱強くなくてはならないと意識している。最大限努力し、チャンスを待つよ。」
とコメント。ポーツマスでは20試合プレーしているものの、まだ先発出場は7試合しかありません。

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コメント

クラニチャルの初ゴール、凄く綺麗でしたね!
足元はやはり非凡なものがあるし、ポーツマスで
機会がないなら試合に出れるところへいって欲しい。

投稿: 新参者 | 2007年4月 1日 (日) 23時45分

ホントにクラニチャルのゴールは素晴らしかったですね。久々に綺麗なシュートを見ました。

投稿: ボバン | 2007年4月 5日 (木) 16時17分

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