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2007年4月19日 (木)

クロアチア・リーグ第27節

4月18日、クロアチア・リーグ第27節が行われました。

首位ディナモ・ザグレブはホームで11位チバリア・ヴィンコヴチと対戦しました。
ヴグリネツが怪我で欠場したとはいえ、この日の前半のディナモは効率的なサッカーをします。
Corluka_2 6分、モドリッチからボールを受けたエドゥアルドが中央からドリブルで持ち込み、プレッシャーが甘いと見るや、ミドルシュートを放って先制します。
28分にはモドリッチから左のカルロスに展開。カルロスはペナルティエリアで2人のDFの間を抜けると、そのまま左足を振り抜いて、リードを広げます。
36分にはサミールからパスを貰ったチョルルカが右から折り返し、難なくエドゥアルドが決めて3-0。
最後は40分、チョルルカがヴコイェヴィッチとのワンツーでペナルティ中央を突破し、最後は飛び出したGKを出し抜くループシュート(写真)。チョルルカにとっては公式戦初ゴールとなりました。
前半で試合が決まったことから、後半はすっかり気が抜けた試合となってしまいました。ディナモのサポーター「BBB」はクロアチアが欧州選手権の開催を獲得できなかったことを茶化し、チバリアのサポーター「ウルトラス」は既に前半途中から応援せず、スタンドで散歩したり、寝そべったりのパフォーマンスで他の観客を喜ばせたりしてました。
62分にエドゥアルドが股関節を痛めて退場するというヒヤリとした場面もありましたが、大事には至らないようです。試合はそのまま4-0で終了。リーグの連勝記録を14に伸ばしています。

2位ハイドゥクは最下位カメン・イングラッドと対戦。
ディナモとは逆に前半はまったく冴えない戦いぶりを見せ、逆にカメン・イングラッドはリーグ最高齢選手のムイチン(元ジェフ)が中心となり、何度かハイドゥク・ゴールを脅かします。
後半頭からプダール監督はMFダムヤノヴィッチとマルチッチを外し、ルビールとツァレヴィッチを投入。これが功を奏し、47分にルビールの右クロスがカメン・イングラッドの選手に当たったのち、足元へとボールが来たムニョスが決めて、ハイドゥクが先制します。
50分にはムサが強烈な距離30mほどのFKを直接決めて2-0。54分にもムサのFKをGKコプリッチが弾いたところをバルトロヴィッチが押し込んで3-0。わずか7分でリードを一気に広げます。
89分には17歳のFWチョップが、フルゴヴィッチの左クロスからデビュー戦初ゴールを決め、4-0とハイドゥクが勝利を収めました。

全試合の結果はこちらです。

Hajduk Split - Kamen Ingrad 4:0
1:0 46' Munhoz
2:0 48' Musa
3:0 57' Bartolovic
4:0 88' Cop

Zagreb - Medimurje 1:1
0:1 55' Piskor
1:1 84' Lovrek (PK)

Sibenik - Slaven Belupo 0:0

Varteks Varazdin - Pula 2:2
1:0  7' Safaric
2:0 11' Safaric (PK)
2:1 33' Deranja
2:2 60' Radas

Dinamo Zagreb - Cibalia Vinkovci 4:0
1:0  6' Eduardo
2:0 28' Carlos
3:0 36' Eduardo
4:0 40' Corluka

Rijeka - Osijek 0:2
0:1 15' Jukic
0:2 62' Jukic

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点74)、2位…ハイドゥク・スプリト(63)、3位…ザグレブ(54)、4位…シベニク(44)、5位…スラヴェン・ベルーポ(44)、6位…リエカ(34)、7位…メヂムリエ(34)、8位…オシエク(32)、9位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(29)、10位…プーラ(23)、11位…チバリア・ヴィンコヴチ(16)、12位…カメン・イングラッド(12)

【得点】
27ゴール…エドゥアルド(ディナモ)
17ゴール…シャルビーニ(リエカ)、ロヴレク(ザグレブ)
12ゴール…ヴグリネツ(ディナモ)
11ゴール…マンジュキッチ(ハイドゥク)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)
10ゴール…ノヴィニッチ(ヴァルテクス)、ゼキッチ(チバリア)
9ゴール…カルテロ(シベニク)、ヴルチーナ(スラヴェン・ベルーポ)

欧州選手権の開催レースで敗北したクロアチア国内では、サッカー協会会長のヴラトコ・マルコヴィッチへの風当たりが強くなっています。
昨日夜の討論番組「Otvoreno」では、シュティマッツがクロアチアのロビー活動が足らず、開催権を得られると楽観的だったマルコヴィッチの傲慢さを指摘。カーディフから戻る飛行機で辞表を出すべきだと文句を言いました。
また同番組での電話アンケートでは、回答数1560のうち実に87%が「マルコヴィッチは辞任すべき」に投票しています。マルコヴィッチ本人は辞任の意思はなく、「私の責任は存在しない」と言い張ったものの、そろそろ道を後任に譲る時期が近づいてきたのかもしれません。

今季からクロアチア3部西地区リーグのラドニクでトップチームを指揮していた元名古屋グランパスのアンドレイ・パナディッチ(写真)が、成績不振を理由に17日、辞表を提出しました。
Panadic1 ラドニクはパナディッチがキャリアを始めたクラブであり、現在は25節を終わって18チーム16位。ここ数試合は運に見放された戦いぶりが続き、14日にはヤドランにホームで0-2で敗北していました。
パナディッチはインタビューにて
「成績不振のために辞表を提出した。監督の地位を維持できるのは結果だけ、というのは知られたことだ。ラドニクの選手たちには才能があるし、モチベーションもあれば、戦う準備もできている。彼らと一緒に働けたことには満足しているよ。彼らは私たちスタッフが設定した課題をしっかりとこなしてくれたからね。
トップチームの全選手が私が監督として留まるよう要求してくれたことは、私が認められている最大の証明である。しかし、ポジティブなショックを与える意味でも、クラブは辞表を受け入れてくれた。クラブの全員がよくなることを願っているし、ラドニクはこの危機から脱して、三部リーグ残留を決めることを確信している。」
とコメントしています。またクラブのジュペティッチ会長は
「素晴らしい協力関係が築けたことにパナディッチには感謝している。しかし、結果がついてこず、別れることとなってしまった。しかし、クラブはパナディッチを引き留め、その豊富な経験を活かして、ユースチームの一つを任せてもらおうと考えている。」
と語っています。

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