ディナモ、2年連続のリーグ優勝
4月28日、クロアチア・リーグ第29節が行われ、ディナモ・ザグレブが4節を残して2年連続のリーグ優勝を決めました。ユーゴ時代を含めれば13度目、クロアチア独立後では9度目のリーグ優勝となります。
ディナモはホームで7位メヂムリエと対戦しました。今節で優勝を決める条件が、ディナモの勝利と2位ハイドゥクの引き分けもしくは敗北。つまり、ディナモの勝利だけでは100%優勝が決まらないこともあって客足が伸びず、わずか2500人の観客に留まりました。
代表トリオのFWエドゥアルド、MFモドリッチ、DFチョルルカの3人は怪我を押しての出場。開始4分、サミールが右サイドからクロスを挙げるとファーポストでモドリッチがヘディングで決めて、ディナモが先制します。
その後はメヂムリエの守備を固めてのカウンター攻撃に苦しめられ、チャンスらしいチャンスを作れないまま、41分にはメヂムリエのMFラッツがペナルティエリア内でシュートを打たれ、GKロンチャリッチの好反応で逃れます。
後半が始まって3分、モドリッチが右サイドからグラウンダーで折り返したボールに、元ディナモのDFシュテフリが足を差し出し、そのままネットへのオウンゴール。
2点差に広げられたメヂムリエですが、その3分後にディナモが最終ラインのミスでボールを失うと、GKロンチャリッチが無駄に飛び出してしまい、FWピシュコールがそのままかわしてゴールを決め、2-1と差を縮めます。
その後もディナモはメヂムリエの堅守速攻に苦しめられますが、30分早く行われていたハイドゥクがスラヴェン・ベルーポに1-1で引き分けたことが場内スピーカーから伝えられると、北スタンドのサポーター"バッド・ブルー・ボーイズ(BBB)"のボルテージが上がります。
87分、途中後退で入ったトミッチから、同じく途中後退で入ったミキッチへとエリア内でパスが通り、ミキッチがGKの股下にシュートを通して3-1。ロスタイムにもエドゥアルドの浮き球のパスからチョルルカがシュートを決めて4-1。優勝を決めた選手たちはピッチ上で喜びを爆発させ、場内を一周したのち、救急用の車に乗り込んで更に一周しました(写真)。
ディナモのイヴァンコヴィッチ監督は
「選手たちを祝福するよ。彼らが最もこのリーグ優勝に値したと思う。また私のアシスタントコーチや協力者、医療チーム、そして私たちが成功するための環境を作ってくれたフロントも同様に、このリーグ優勝に値した。私自身にとっては特別に大きな喜びだ。なぜなら初めてのリーグ優勝だからね。きっとこれが最後ではないだろう。」
とコメント。また先制点を決めたモドリッチは
「あんな少ない観客を前にしてこのタイトルを祝ったのは僕には残念だ。多分、メヂムリエ戦で優勝が決まるとは人々が期待してなかったのだろう。最終節のマクシミール・スタジアムでのハイドゥク戦では満員になると信じているよ。そして、サポーターたちは僕たちともう一度成功を祝うのさ。」
と語っています。
既に結果には触れましたが、ハイドゥク・スプリトはホームで5位スラヴェン・ベルーポを迎えました。
3分、ベルーポはムムレクの右CKからザホラが折り返し、中央からDFラデリッチが強烈なボレーシュートを決めて先制に成功します。
その後はハイドゥクがゲームを支配するも、チャンスがなかなか作れず、55分にようやくガブリッチが背後を追い越したバルトゥロヴィッチへ縦パスを通し、右への折り返しにFWブシッチが決めて同点に追いつきます。
試合はドローで終わったことで、スラヴェン・ベルーポは無敗記録を15試合(リーグ戦では12試合)まで伸ばし、4位まで浮上してきました。
もう一つの好カードは3位ザグレブと4位シベニクとの対戦。3巡目の総当たり戦からはディナモとザグレブの試合のホームの日程が重なるため、なかなか足を運べないわけですが、ディナモの試合より1時間半早く行われたので、前半だけ取材してきました。
29分、ザグレブはMFパルロヴ(写真)がライトマンの左からの折り返しにシュート。ボールは相手DFの足に当たってネットに収まります。
シベニクは39分、フラニャの左CKにMFカルテロがヘディングシュートを決めて追いつきます。
後半65分、ハイドゥク会長の甥っ子で、先発起用された若手FWグルギッチが、バイタルエリアでコースを探してミドルシュートを決めたのが、ザグレブの決勝点となり、ザグレブが2-1で勝利しています。
全試合の結果はこちら。
Zagreb - Sibenik 2:1
1:0 29' Parlov
1:1 40' Kartelo
2:1 65' Grgic
Varteks Varazdin - Kamen Ingrad 3:2
1:0 9' Novinic
1:1 35' Sivonjic
2:1 37' Novinic
2:2 67' Cordas
3:2 76' Safaric
Hajduk Split - Slaven Belupo 1:1
0:1 3' Radeljic
1:1 54' Busic
Dinamo Zagreb - Medimurje 4:1
1:0 4' Modric
2:0 48' Stefulj (OG)
2:1 51' Piskor
3:1 87' Mikic
4:1 90' Corluka
Osijek - Cibalia Vinkovci 2:2
1:0 16' Niksic
2:0 20' Pavlicic
2:1 37' Keric
2:2 42' Kresinger
Rijeka - Pula 1:1
0:1 45' Halilovic
1:1 51' Brajkovic
【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点80)、2位…ハイドゥク・スプリト(67)、3位…ザグレブ(57)、4位…スラヴェン・ベルーポ(48)、5位…シベニク(47)、6位…リエカ(35)、7位…メヂムリエ(34)、8位…オシエク(35)、9位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(32)、10位…プーラ(27)、11位…チバリア・ヴィンコヴチ(20)、12位…カメン・イングラッド(12)
【得点】
27ゴール…エドゥアルド(ディナモ)
17ゴール…シャルビーニ(リエカ)、ロヴレク(ザグレブ)
12ゴール…ヴグリネツ(ディナモ)、ノヴィニッチ(ヴァルテクス)
11ゴール…マンジュキッチ(ハイドゥク)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)、ヴルチーナ(スラヴェン・ベルーポ)
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ブランコ・グルギッチ会長はかつての名選手を中心にチームを組閣することを決め、副会長にはアレン・ボクシッチ(写真)、移籍をメインに仕事をするマネージャーにイヴィツァ・シュリャク、幹部の一人としてイゴール・シュティマッツ、ユースのトップとして前監督のゾラン・ヴリッチ、ユースのコーチにロベルト・ヤルニが加わることになりました。
一方、4月4日のクロアチア・カップ準決勝「ハイドゥク・スプリトvs.ディナモ・ザグレブ」戦をザグレブ大学体育学部のシニーニャ・ヤリッチ教授が手計算で計測したところ、クロアチアではよく動くとされるディナモの司令塔モドリッチ(写真)が6,770m、ハイドゥクの司令塔ムサが6,080mに留まり、実に欧州トップレベルの60%しか走ってないことが明らかになりました。
6分、モドリッチからボールを受けたエドゥアルドが中央からドリブルで持ち込み、プレッシャーが甘いと見るや、ミドルシュートを放って先制します。
ラドニクはパナディッチがキャリアを始めたクラブであり、現在は25節を終わって18チーム16位。ここ数試合は運に見放された戦いぶりが続き、14日にはヤドランにホームで0-2で敗北していました。
&ウクライナに決定しました。
首位ディナモ・ザグレブはアウェーで10位プーラと対戦。
低迷中のリエカは、カップ戦準決勝でも敗れたスロヴェン・ベルーポに、またして0-3で一蹴されてしまいました。
整わない戦力の中で今季の指揮を任されたヴリッチは、開幕時点でグルギッチ会長から優勝という結果は求めないと言われておりました。それでもウィンターブレーク前までは14勝2分2敗で、ディナモに勝点差3の2位につけていたものの、ウィンターブレーク後は拾える勝点の57%しか取れず(ウィンターブレーク前は81%)、低迷に責任を感じての辞任となりました。ヴリッチは
「ハイドゥクの監督になることを待ってはなかった。むしろ9年間働き、自分に投資してきた。自分のクラブに呼ばれたことは、認められた証しとして捉えている。
ハイドゥクとのカップ戦で怪我をしたヴグリネツと精細を欠いたポクリヴァチュをベンチへ、19歳のMFサミールとFWタディッチ(写真)を先発起用します。ロンチャレヴィッチが今季途中から指揮するものの、気難しい彼にチームの不調和音は大きく、つい最近も5人のトップチームの選手のヤル気が見られないとして戦力外通告してしまってます。
スローペースで試合を進めるディナモと、点を奪いに行くも中盤から前線へとパスを繋げられないハイドゥクの間で30分ほど煮え切らない均衡状態が続きます。
クロアチア代表の最高キャップ数を持つDFダリオ・シミッチ(31・写真)が、インタビューでACミランの退団を決意したと報じられています。
主将のマミッチが引退し、またヴコイェヴィッチが膝を怪我したために、ボランチにはモドリッチとこの冬にヴァルテクスから移籍したポクリヴァチュが入りました。FWにはタディッチが初先発。エドゥアルド(写真・左)は左MFへ移りました。
3位ザグレブはプーラとアウェーで対戦。ブラジェヴィッチ監督に率いられたザグレブは、ウィンターブレーク後は5連勝と波に乗っています。


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