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2007年4月13日 (金)

ハイドゥクの新監督にプダール氏

ハイドゥク・スプリトの監督ゾラン・ヴリッチ(写真)が9日、辞表を提出しました。ヴリッチにとっては実に三度目の辞任になります。
Vulic 整わない戦力の中で今季の指揮を任されたヴリッチは、開幕時点でグルギッチ会長から優勝という結果は求めないと言われておりました。それでもウィンターブレーク前までは14勝2分2敗で、ディナモに勝点差3の2位につけていたものの、ウィンターブレーク後は拾える勝点の57%しか取れず(ウィンターブレーク前は81%)、低迷に責任を感じての辞任となりました。ヴリッチは
「3月中旬のヴァルテクス戦(2-0で勝利)の後に去らなかったのが残念でならない。あの時にも私は辞表を出したが、受理されなかった。単にもう私はチームを率いることができない。理由は自分の中に閉まっておく。結果やプレーが問題ではない。これは私にとって最高の解決だ。理由は深く自分の中にあり、それを表にする気はない。」
とコメントしています。
新監督には元ハイドゥクのGKで、現シベニクの監督イヴァン・プダール(46歳・写真)が迎えられました。10日の記者会見でプダールは
Pudar 「ハイドゥクの監督になることを待ってはなかった。むしろ9年間働き、自分に投資してきた。自分のクラブに呼ばれたことは、認められた証しとして捉えている。
妻アンカと私は長く話合いをし、オファーを受けることになるプラス面とマイナス面を考慮した。友人が連絡してきて、直ぐにハイドゥクを引き受けずに、6月に引き受けるべきだと語った。私はいつも家族と友人に耳を傾けるが、私は反対のことをやるのが普通だ。今回もそうだった。シベニクに残った方が快適ではあるのは間違いない。
今はピッチに出るのを待っている。少なくとも恐怖はない。ハイドゥクは攻撃的なチームになる。」
とコメントしています。プダールは1980年にハイドゥクのトップチームにデビューしたのち、1984年のロス五輪ではユーゴスラビア代表正GKで銅メダル(当時の共同監督の一人がイヴィツァ・オシム)。1986年に交通事故で膝を怪我したことがキャリアを妨げたものの、最後はポルトガルのボアビスタでプレーしました。監督としてはハイドゥクのユース監督ののち、ヴァル、オミシュ、ウスコク、ソリン、モソールといった下部リーグを経て、2005年夏にシベニクへ。1年で2部チームを1部へと上げ、今季はディナモに唯一土をつけるなど、昇格チームながら4位の躍進に貢献しました。
今年のウィンターブレーク中に鳴り物入りでシベニクから獲得したFWアンテ・ルカビナが未だにゴールを決められず、クラブの意向で彼を起用せねばならないヴリッチとの間に溝が起きたとも推測されています。ルカビナをシベニクで開花させたプダールが呼ばれたのは規定路線とされています。
ちなみにシベニクはアシスタント・コーチのアネル・カラベグが後任監督を務めることになりました。

4月18日、ウェールズの主都カーディフのUEFAの会議にて2012年のヨーロッパ選手権の開催地が決定します。現在は3候補に絞られており、イタリア、ポーランド&ウクライナ、クロアチア&ハンガリーが残っております。
14人による最高委員会の投票で決定する予定で、クロアチアも懸命にロビー活動を続けております。下馬評ではイタリアが優勢ですが、カルチョポリ事件やサポーター暴動などでマイナス・イメージがあるため、クロアチアのマルコヴィッチ・サッカー協会会長は勝算ありと見ています。ただし、スタジアムやホテルなどインフラ面の弱さがネックとなっています。
カーディフの決定の場にはクロアチア首相イヴォ・サナデールのほか、ボバンやシュケルといった元選手も同席することになっています。

スイス代表とクロアチア代表の間で揺れているバーゼルのMFイヴァン・ラキティッチ(19)ですが、スイス代表監督のコビー・クーンと短い話合いをし、6月2日のアルゼンチン戦に招集の旨を伝えました。ちなみにラキティッチは
「それは親善試合だ。その試合の後でも、クロアチア代表でプレーすることができるだろう」
とコメントしています。FIFAの二重国籍選手に関する規定では、「公式大会」については触れているものの確かに「親善試合」については表記されておりません。チームメートのクロアチア代表FWムラデン・ペトリッチもスイス・ユース代表を経験したのち、クロアチアA代表を選択したわけですが、ラキティッチの決定には影響は与えられないと言いつつも、毎日このテーマで話し合っているそうです。ペトリッチも同じケースでFIFA規定に詳しい人に相談したことがあるらしく、その際も親善試合に出たのちでも21歳までならA代表チームを変えられると聞いたそうです。
ちなみにラキティッチは前節のスイス・リーグのチューリヒ戦でも決勝点を挙げる活躍をしています。

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コメント

ラキティッチはスイスですか~。規定はよく知りませんが一度でもその国を選択すると、やはり変更は難しいでしょうね~。どちらを選択するかは個人の自由ですから致し方ないですよね…。
情報ありがとうございます!(^O^)/

投稿: ボクシッチ | 2007年4月13日 (金) 22時26分

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