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2007年5月 8日 (火)

クロアチア・リーグ第30・31節

5月2日、クロアチア・リーグ第30節が行われました。
前節にディナモの優勝が決まり、事実上、残りは消化試合となります。最下位のカメン・イングラッドも来季の2部降格が決定(クラブ消滅の可能性もあり)。関心は2部の2位と入れ替え戦となる11位がどこのチームか、ぐらいしかありません。

Sdudu ディナモ・ザグレブは好調スラヴェン・ベルーポとアウェーで対戦。5月9日と26日に控えるカップ戦決勝戦で対決するわけですが、今回がその前哨戦となります。
試合開始18秒、ポクリヴァチュが左に展開し、モドリッチが中へと折り返すと、サミールが中央でヒールキックでエドゥアルドに繋ぎ、エドゥアルド(写真)は狙い済まして左下へとゴールを決めます。スラヴェンのFWヴルチーナが持つリーグ記録の17秒には1秒足らなかったものの、エドゥアルドにとって今季28得点目となります。
いきなりの先制点以降、ディナモは全力を出さずともゲームをコントロールし、28分、エドゥアルドとのワンツーからサミールが初ゴールを決めて2-0とリードを広げます。
後半はスラヴェンもチャンスを作るものの決められず、一方のディナモはロスタイムにエドゥアルドがペナルティエリアで倒され、もらったPKを本人が決めて3-0。エドゥアルドはヴラオヴィッチが持つシーズン29得点(1993/94シーズン)に並びました。ディナモはこれでリーグ連勝記録を17まで伸ばし、スラヴェンはリーグの無敗記録を12(カップ戦を含めれば15)でストップさせてしまいました。

ハイドゥクは4位シベニクとアウェーで対戦。シベニクから移ってきたプダール監督にとっては、自らが育ててきたチームと戦うことになります。姿を現すと、シベニクのサポーターから大きな拍手がプダールに送られました。
Slub 試合は26分、ハイドゥクはムサの右CKからイェラヴィッチがヘディングで決めて先制に成功します。
シベニクは61分、ユリッチの中央突破からカリニッチを通して右のブリャトへと渡り、ゴール右上に決めて同点に追いつきます。更に85分、カウンターから右サイドを疾走するバトゥルにボールが渡り、左下隅に対角線でシュートを決めてシベニクが逆転に成功します。
しかし、ハイドゥクはロスタイム、ムサからの右クロスに19歳のボランチのリュビチッチ(写真)が中央でヘディングシュートを決め、試合は2-2のドローに終わりました。

泥沼状態のリエカは3位のザグレブを相手に、シャルビーニのハットトリックで3-1で勝利。シャルビーニは21得点まで伸ばし、出場時間を基準にすればエドゥアルドを上回るペースでゴールを決めております。

全試合の結果はこちら。

Slaven Belupo - Dinamo Zagreb 0:3
0:1  1' Eduardo
0:2 28' Sammir
0:3 90' Eduardo (PK)

Zagreb - Rijeka 1:3
0:1 51' Sharbini
1:1 52' Grgic
1:2 65' Sharbini
1:3 76' Sharbini

Cibalia Vinkovci - Pula 1:0
1:0 35' Keric

Medimurje - Varteks Varazdin 1:2
0:1  8' Novinic
0:2 37' Ipsa
1:2 89' Peraica

Kamen Ingrad - Osijek 0:2
0:1 40' Knezevic
0:2 85' Pavlicic

Sibenik - Hajduk Split 2:2
0:1 26' Jelavic
1:1 61' J.Bulat
2:1 85' Batur
2:2 90' Ljubicic

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続いて5月5日、クロアチア・リーグ第31節が行われました。

ディナモ・ザグレブは4位シベニクとホームで対戦。
開始1分、エドゥアルドの左からの折り返しに、ミキッチが飛び込んでシュートを決めてディナモが前節に続いて幸先良く先制します。
シベニクはカウンターに徹し、ディナモもディフェンスにほころびが見えるとはいえ、点を奪えることはできず、76分にカルロスのアシストから再びミキッチがゴールを決めます。
その3分後にはトミッチのアシストから、タディッチが一度はシュートを防がれるものの、こぼれ球を押し込んで3点目。ディナモは連勝記録を18まで伸ばしています。

ハイドゥク・スプリトはホームで3位ザグレブと対戦しています。私も今季は最初で最後となるポリュウド・スタディオンへの取材をしてきました。
Shaj 前半からアグレッシブなハイドゥクは3分、ガルからのスルーパスをイェラヴィッチが左からシュート。ボールがポストに当たったところをリュビチッチが押し込んで先制します。
14分にはフルゴヴィッチの左FKからイェラヴィッチがヘディングで繋ぎ、それをブシッチがボレーシュートを叩き込んでリードを広げます。
ザグレブも39分、ペイッチが中央やや右から美しい弾道のFKを決めて1点差へと追い上げます。
Sp1130829 この日のスプリトはぐずつき気味の天気で、前半からの雨は次第に強くなり、後半からは雷が伴うようになると、49分、バルトゥロヴィッチが決定機を外した直後にスタジアムの電力が落ち、試合は中断となります(写真)。
照明が回復するまで待つこと20分、試合は再開されましたが、その後はハイドゥクのシュートミスのオンパレード。ザグレブのGKストイキッチも一対一をことごとく止め、ロスタイムにようやくガブリッチが決めて3-1と勝利を収めました。

全試合の結果はこちら。

Varteks Varazdin - Slaven Belupo 4:3
1:0 16' Vukman
2:0 30' Novinic
2:1 39' Zahora
2:2 44' Poljak
2:3 49' Zahora (PK)
3:3 59' Papa
4:3 67' G.Vuk

Pula - Kamen Ingrad 0:0

Dinamo Zagreb - Sibenik 3:0
1:0  1' Mikic
2:0 76' Mikic
3:0 79' Tadic

Osijek - Medimurje 6:1
1:0  1' Jukic
2:0 12' Jukic
3:0 18' Vitaic
3:1 24' Peraica
4:1 30' Jukic
5:1 37' Solic
6:1 59' Solic

Rijeka - Cibalia Vinkovci 1:2
0:1 20' Keric
0:2 46' Bagaric (PK)
1:2 90' Sharbini (PK)

Hajduk Split - Zagreb 3:1
1:0  3' Ljubicic
2:0 14' Busic
2:1 39' Pejic
3:1 90' Gabric

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点86)、2位…ハイドゥク・スプリト(71)、3位…ザグレブ(57)、4位…シベニク(48)、5位…スラヴェン・ベルーポ(48)、6位…オシエク(39)、7位…リエカ(38)、8位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(38)、9位…メヂムリエ(34)、10位…プーラ(28)、11位…チバリア・ヴィンコヴチ(26)、12位…カメン・イングラッド(13)

【得点】
29ゴール…エドゥアルド(ディナモ)
21ゴール…シャルビーニ(リエカ)
17ゴール…ロヴレク(ザグレブ)
14ゴール…ノヴィニッチ(ヴァルテクス)
12ゴール…ヴグリネツ(ディナモ)
11ゴール…マンジュキッチ(ハイドゥク)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)、ヴルチーナ(スラヴェン・ベルーポ)

【アシスト】
12アシスト…エドゥアルド(ディナモ)
11アシスト…ムイジャ(ザグレブ)
8アシスト…ヴグリネツ(ディナモ)、バルトゥロヴィッチ(ハイドゥク)、モドリッチ(ディナモ)
7アシスト…ピシュコール(メヂュムリエ)、イェルテツ(ディナモ)、ムムレク(スラヴェン)、ゴヴィッチ(シベニク)、パパ(ヴァルテクス)

Sbabic バイヤー・レバークーゼンに所属する代表MF/DFマルコ・バビッチ(26・写真)が来季からレアル・ベティスに移籍することがほぼ決まりました。
今季でレバークーゼンとの契約が切れるバビッチは新たな移籍先を探しており、秘密裏で交渉が進められ、5月1日にはセビージャでメディカルチェックを済ませたと報じられています。本人もベティスへの移籍は満足しているものの、まだまだフランスやイングランドのクラブやパナシナイコスが獲得に名乗り出ているそうです。

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コメント

クロアチア代表入り打診にスイスのラキティッチの他にもアルゼンチンリーグのツビタニッチという選手にも接触している?情報らしきものを見ました。
次のエストニア、ロシア戦代表に新メンバーが入りそうですか?サイトで情報を眺めていると(クロアチア語はやはり難しく…なかなか理解できません)サプライズがありそうな感じがするのですが… お忙しいところスイマセン…(^o^;)。 あと代表メンバーには怪我や故障に気を付けてほしいです。ロシア代表の正GKのアキンフェエフが怪我で残りのユーロ予選出場絶望とのことで…。素晴らしいGKだけにクロアチアにとっても大きなニュースだと思います。

投稿: ボクシッチ | 2007年5月 9日 (水) 01時24分

ツビタニッチという選手名は初めて聞きますね。アルゼンチンのクロアチア人は、おおよそが第二次大戦中にファシスト組織に属し、戦後に逃げてきた人達の子孫なので、移民3世ぐらいになってしまい、なかなかクロアチアへの従属意識が低いかもしれません。
スイスのU-19代表に移民2世のダニエル・パブロヴィッチ(フライブルク所属)がいて、彼がクロアチアA代表でプレーしたいとインタビューで語っています。歩ジョンは左SBか右MFだとかで。ラキティッチとも同世代ということで仲が良いそうです。
ちなみにラキティッチは先週末にビリッチ監督がバーゼルまで説得に向かったものの、まだ本人は承諾しなかったようです。
次の代表メンバーにサプライズはないと思いますよ。あったとしたら、ディナモのDFシルデンフェルドかドゥルピッチが入るぐらいですかね。

余談になりますが、先週、スプリトでアサノヴィッチがオーナーのレストラン「ル・モンド」に行きました。ウェイターが気を利かせてくれて、たまたまスプリトに戻ってきているアサノヴィッチに連絡を入れてくれ、再会を果たしました。
「今の代表は素晴らしいプレーをしていますね。」と語ったら喜んでくれましたよ。それ以上に観光客を連れてきたことに喜んでましたが(笑)

投稿: 長束恭行 | 2007年5月 9日 (水) 20時11分

いつも情報を頂いて本当にありがとうございます!(^O^)/
次のエストニア、ロシア戦に勝てば、かなり予選突破に近づきますし、頑張ってほしいところです。しかし代表スタッフ・選手と知り合いだと親近感もわきますね!(b^-゜)

投稿: ボクシッチ | 2007年5月 9日 (水) 21時19分

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