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2007年7月19日 (木)

ディナモ、CL予備戦一回戦から苦戦

17日、チャンピオンズ・リーグ2007/2008シーズンが実質的な開幕。予備戦1回戦において、クロアチア王者のディナモ・ザグレブとアゼルバイジャン王者のハザール・レンコランが対戦しました。ハザールの本拠地が国際試合を行える環境にないため、第1戦はアゼルバイジャンの首都バクーのタフィク・バフラモラフ・スタジアムで行われました(スタジアム名は1966年のワールドカップ決勝"イングランドvs.ドイツ"の疑惑のゴールを生んだ線審にちなむ)。

ディナモは昨年に引き続き、4-2-3-1を採用。セカンドトップにショコタを置いた以下の布陣を敷きます。12日のヴォルフスブルクとの親善試合では、ゲームを支配した上に2-1で勝利したこともあり、今季最初の試合を前にしたチームを取り巻く雰囲気も高いものがあります。
GKコッホ-(右から)DFチョルルカ、ドゥルピッチ、カルロス、チャレ-MFヴコイェヴィッチ、ポクリヴァチュ-サミール、ショコタ、モドリッチ-FWタディッチ
一方、ハザールは3バックの以下の布陣でした。
GKアガイェフ-DFジュタウタス、ジョンバゾフ、トドロフ-MFアブドゥラエフ、アミルグリイェフ、グリイェフ、スルタノフ、グリイェフ、ジュニオール、バフシイェフ-FWラマザノフ

ディナモのアシスタントコーチ、ライコ・マギッチ氏がハザールの練習試合を視察した際は、スピードに欠ける組みやすい相手だと分析したのですが、実際に対戦したハザールは速攻堅守の好チームでありました。とりわけ俊足FWラマザノフにディナモ守備陣が振り回される場面が何度も見られました。
ディナモは連携に欠けた上にパスミスが続出。常に平均点以上のプレーをするモドリッチですら、この日は精細に欠けます。23分、ハザールはスルタノフのシュートが弾かれたところを、ラマザノフが右隅を狙いすましてシュートしますが、新守護神のGKコッホが好セーブを見せます。
ディナモも32分、チョルルカの右クロスからタディッチがジャンピングボレーを試みますが、ボールはゴールバーの上に。37分にはサミールが右サイドをドリブルで突破し、そのままペナルティエリアに侵入してシュートしますが、枠を捉えきれません。
42分、ラマザノフが細かいステップからマーカーのカルロスを振り切り、ドゥルピッチまでもかわしてシュート。近距離のシュートをGKコッホが防ぎ、弾いたところをジュニオールが単に押し込むだけのところを失敗。この場面でもディナモは救われました。
後半頭からタディッチに代えて、新加入のFWマンジュキッチを投入します。しかしながら、55分にモドリッチが不用意に蹴ったボールが後方へと行き、最後列のドゥルピッチが反応に遅れてしまい、ボールは詰めていたラマザノフへ。そのまま俊足を飛ばして、最後は一対一を冷静に決められて、ハザールが先制します。
とはいえ、ディナモはその8分後、モドリッチから中央のマンジュキッチにボールが渡ると、サミールと途中交替で入った怪我上がりのエトー(写真)が右サイドから爆走し、彼へとパス。クリアに入るべきDFトドロフのミスも手伝い、エトーがシュートを決めて同点に追いつきます。
72分、マンジュキッチと交錯したMFグリイェフが、立ち上がろうとしたマンジュキッチの足を引っ掛けて一発退場。ディナモが人数的に優位に立ちます。しかし、4分後にはハザールのジュニオールがバイタルエリアから正確なミドルシュートを放たれ、これもGKコッホの好セーブで逃れます。
ディナモの決定機は82分、ヴコイェヴィッチの右クロスに中央フリーのショコタがヘディングで押し込むだけにもかかわらず、GKの正面を突いてしまいます。試合感がないショコタとはいえ、エドゥアルドだったならば、ほぼ決めていたシーンでありました。
結果は1-1のドロー。ディナモにアドバンテージがあるとはいえ、予想外の結果にマスコミやサポーターの批判が集まっております。第2戦は24日、ディナモの本拠地、マクシミール・スタディオンで行われます。

ディナモ・ザグレブは、ブラジル人FWオスマール・フェレイラ・ジュニオール(20)と5年契約を結びました。オスマールはフルミネンセ・ユースの出身で、U-18ブラジル代表歴もあり、ディナモのテストをしばらく受けた上での獲得となりました。オスマールはそのままインテル・ザプレシッチにレンタルされることになっています。ちなみに移籍金は発生しません。

ディナモ・ザグレブのユニフォーム・サプライヤーが、これまでのアンブロに代わり、ディアドラとなり、このほど6年契約を結びました。11日には新たなユニフォームが紹介され、ホーム用のこれまでのブルーのほかに、欧州カップ用アウェーの紺、また国内用アウェーとして初めてオレンジが採用されています。

11日、ディナモ・キエフが、ラトビア代表FWマリス・ヴェルパコヴスキス(27)のハイドゥク・スプリトへのレンタル移籍に最終合意しました。ヴェルパコヴスキスはレンタル移籍に伴ってディナモ・キエフとの契約を1年延長(2009年まで)。ハイドゥクが支払う年俸は30万ユーロとされています。

昨季はハイドゥクにレンタルされていたMFマリオ・ツァレヴィッチ(25)が、シュトゥットガルトとの2008年までの契約を破棄し、ベルギーのロケレンに移籍することが決まりました。シュトゥットガルトには2005年に移籍したものの、わずか6試合の出場に終わり、親友のダリヨ・スルナとは明暗が分かれつつあります。

ディナモ・ユース出身で、NKザグレブを経たのち2005~2007年までギリシャのエゲアロでプレーしていたMFマルコ・マリッチ(23)が、フランスの強豪クラブの一つ、リールに移籍することが決まりました。リヨンに移籍したボドメールの代わりとして期待されているようです。

FWマンジュキッチとMF/DFヴルドリャクの売却で資金を得たNKザグレブが、昨季のシベニクで司令塔を務めていたMFマルコ・カルテロ(26)を獲得。チーム史上最高額の10万ユーロの年俸で3年契約を結んでいます。既にシベニクとの契約は切れ、移籍金は発生しなかったため、外国のクラブやスラヴェン・ベルーポが関心を示していました。

チバリア・ヴィンコヴチが、スラヴェン・ベルーポを戦力外となったFWマリオ・ドディク(33)と一年契約を結んでいます。ドディクはポストプレーに優れたFWで、長きに渡ってスラヴェンの大黒柱でありましたが、昨季は干された状態でありました。

13日の午後20時15分、NKザグレブの本拠地クラニチェヴィチェヴ・スタディオン内のディレクター室で火災が発生。午後のトレーニングを終えて出てきたミロスラフ・ブラジェヴィッチ監督が、二階から煙が出ているのに気づき、上へと駆け上がり、廊下にある消火器を手にして鎮火させました。今年で72歳となるブラジェヴィッチの早い対応で、大事には至らずに済みました。原因はタバコの吸殻とされています。

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