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2007年8月17日 (金)

欧州カップ、クロアチアのクラブはいずれも1点差負け

15日、チャンピオンズリーグ予備戦三回戦「ヴェルダー・ブレーメンvs.ディナモ・ザグレブ」の第1戦が、ブレーメンの本拠地ヴェッサー・スタディオンで行われました。

Svukojevic_i_diego 昨年はこのラウンドで強豪アーセナルに1-6で屈したディナモですが、次も強敵ヴェルダーとはいえ、悲願のチャンピオンズ・リーグ出場への意気込みは高く、イヴァンコヴィッチ監督はディフェンシブな布陣ではなく、いつもの攻撃的布陣を敷きました。現在、ブンデス最高のMFと謳われるブラジル代表ディエゴ(写真右)のマンマークにはヴコイェヴィッチ(写真左)を付けます。スタメン(4-2-3-1)はこちらです。
GKコッホ-(右から)DFエトー、ドゥルピッチ、シルデンフェルト、チャレ-MFヴコイェヴィッチ、ポクリヴァチュ-サミール、バラバン、モドリッチ-FWショコタ

一方のヴェルダーは怪我人が続出。フリングス、ウォメ、ボロウスキ、新加入のトシッチ、腎臓移植後のリハビリ中のクラスニッチも含めれば8人が離脱中であります。ドイツ・カップ一回戦、ブンデス・リーガ一節でも満足な戦いができなかったトーマス・シャーフ監督は、以下の布陣(4-4-2)で挑みました。
GKヴィーゼ-DFパサネン、メルテザッカー、ナウド、シュルツ-MFバウマン-カルロス・アウベルト、アンドレアセン-ディエゴ-FWシンドラー、サノゴ

最初はお互いが探りあう状況が続きますが、アウェーでも互角に戦える手応えを感じたディナモの選手たちは、相手に臆することなく果敢に攻めていきます。
Smodric 25分、ショコタが右サイドにてヘディングでボールを落とすと、そこにモドリッチ(写真)が突っ込んでのミドルシュート。ボールはゴール左下を襲いましたが、GKヴィーゼが好反応で逃れます。
ヴェルダーも30分、パサネンの右クロスに相手ディフェンダーに挟まれたサノゴがヘディングで叩きつけたものの、今度はGKコッホが好セーブ。
前半の終盤に入ると完全にディナモのペース。とりわけ左のモドリッチ、右のサミールが次々と守備陣をかわして攻撃を演出します。
34分、モドリッチからのスルーパスがバラバンに渡り、DFをかわしてのシュートを試みるも失敗。その1分後には、モドリッチが自らインターセプトしてドリブルで疾走。最後は左足でミドルシュートを放ったものの、利き足でなかった分、力が足らずにGKにキャッチされます。
40分、シルデンフェルドから崩れたDFラインの裏をとったバラバンへスルーパス。しかし、またしてバラバンはGKとの1対1を決められず、シュートは左へ。3分後にもサミールが演出したチャンスを、またしてバラバンがGKとの1対1を決められません。
次々とチャンスを台無しにしてきたバラバンですが、名誉回復したのは前半終了間際。ショコタの怪我によって途中交替で入ったマンジュキッチが右サイドを突破すると、バラバンはマーカーを惑わす動きをしてから、マンジュキッチからのアシストを相手ゴール左に流し込み、ディナモが先制に成功します。

後半頭からシャーフ監督が動き、FWウーゴ・アルメイダとMFイェンセンを投入します。この采配がズバリと当たると共に、いきなりディナモは経験不足を露呈しています。
Shugo 46分、右サイドでマンジュキッチの不用意なバックパスをサノゴに奪われ、ボールは更にウーゴ・アルメイダへ渡って、GKコッホとの1対1に。シュートはコッホが一度は止めたものの、弾いたボールをシルデンフェルドが綺麗にクリアすることなく、再びウーゴ・アルメイダに奪われて無人のゴールにシュートを決められます(写真)。
とはいえ、ディナモもショックから立ち直り、この後もお互いがチャンスを作る戦いに。55分にはモドリッチが右クロスからハーフボレーを放つものの、またしてGKヴィーゼが好セーブ。その直後にはモドリッチとのパス交換でチャレが左サイドを突破し、バラバンとマンジュキッチが詰めていたものの、チャレは意味なくシュートを試みてチャンスを台無しにしてしまいます。61分にはサミールが自ら持ち込んでミドルシュート。これもGKヴィーゼに防がれます。
ヴェルダーも64分、ウーゴ・アルメイダがロングシュートを放つもGKコッホがセーブ。続いて、バウマンが近距離からシュートをしますが、枠を捉えきれません。
試合が終わりに近づくとともに、国内リーグとは違う早いテンポで戦ってきたディナモの選手たちに疲れが見えてきます。
73分、イェンセンのミドルシュートはGKコッホが止めたものの、85分に再びイェンセンが放った強烈なミドルシュートがネット右上に突き刺さり、ヴェルダーが逆転に成功。
88分にはナウドが高さを活かしてのヘディングシュートを放ち、これはGKコッホがセーブ、こぼれ球はシルデンフェルドがクリア。
ディナモはロスタイム、マンジュキッチがクロスからタイミング良くヘディングシュートするも、ボールは枠を捉えられず。試合は1-2で終了、イヴァンコヴィッチが監督に就任して以来、35試合目にして初の敗北となりました。

試合後、記者会見にてイヴァンコヴィッチ監督は
「素晴らしい戦いぶりに自分の選手たちを褒めてやりたい。異なる環境ならば1-2という敗北にも満足するだろうが、今回はまったくもって満足していない。なぜなら、強豪相手に勝利するチャンスがあったからだ。
後半始まりにショッキングなゴールを食らったが、再び自分たちを取り戻すことに成功し、幾つかのチャンスを作った。しかし最後には敗北をもたらすゴールを食らってしまった。
希望と楽観主義をもたらす権利は私たちにもある。満員のマクシミールで大きな成功を成し遂げることを願っている。」
とコメント。一方のシャーフ監督は
「ザグレブでは多くが要求される試合となるだろう。しかし、私たちにアドバンテージがある。大きくはないが、意味があるアドバンテージだ。」
と語っています。
第2戦は8月29日、ディナモの本拠地マクシミール・スタディオン。今のようなヴェルダーの調子ならば29日のマクシミール決戦で十分に勝機があるかもしれません。

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16日、ハイドゥク・スプリトはUEFAカップ予備戦二回戦で、イタリアのサンプドリアと対戦しました。国内でも注目度を集めただけにチケットはソールドアウト。ポリュウド・スタディオンは35000人の観客で膨れ上がりました。

ハイドゥクはFWヴェルパコヴスキスが怪我で欠場。スタメン(4-3-1-2)は以下のようになりました。
GKバリッチ-DFブリャト、ジヴコヴィッチ、サブリッチ、フルゴヴィッチ-MFルビール、ダムヤノヴィッチ、アンドリッチ-チェルナト-FWルカビナ、カリニッチ
一方、昨季のコパ・イタリアの優勝チーム、サンプドリアはモンテッラをベンチに置いての以下のスタメン(3-4-1-2)です。
GKカステッラッツィ-DFルッキーニ、サーラ、アッカルディ-MFゼノーニ、ピエーリ、ヴォルピ、サンマルコ-ベッルッチ、デルヴェッキオ-FWカラッチョロ

最初のチャンスは8分、ルビールが一人で右サイドから崩しに掛かり、放ったシュートは左ポストを逸れていきます。
Scernat ハイドゥクにとっての最大のチャンス10分。GKカステラッツィがバックパスの罰則を取られて、わずかゴールから数メートルの位置での間接FKを得ます。しかし、チェルナト(写真)の上に角度をつけたシュートはクロスバーを叩き、跳ね返りをアンドリッチがミドルシュートを放つものの、これもクロスバーを叩いてしまいます。14分にもチェルナトのミドルシュートが右ポストを叩き、ことごとく枠に泣かされます。
サンプドリアはセットプレーから好機を見出し、それが実ったのは44分、ヴォルピのFKを途中交替のカンパニャーロがヒールで流して先制点を奪います。
ハイドゥクのプダール監督は後半からFWバルトロヴィッチをルビールに代え、3トップの攻撃体勢を取ります。しかし66分、アンドリッチが右サイドからの好クロスを上げたのですが、中央のバルトロヴィッチのシュートはクロスバーを遥かに越えてしまいしまた。
その後もハイドゥクは規律だったサンプドリア守備陣を打ち破れないまま、ホームで0-1の痛い敗北を喫しました。

UEFAカップに挑んでいるクロアチアのもう一つのチーム、スラヴェン・ベルーポはトルコの強豪ガラタサライとホームで対決。
先制をしたのはベルーポ。15分、MFソピッチが右サイドでインターセプトをし、そのままドリブル。ペナルティエリアでセルヴェト・ツェティンに倒されてPKを得ます。これをポサヴェツが決めて1-0とします。
しかしながら42分、ハカン・シュクルのヘディングシュートを一度はGKイヴェシャがセーブするものの、こぼれ球をアクマン・アイハンにボレーシュートを叩きこまれ、同点に追いつかれます。
更に72分、ヴォルカン・ヤマンのグラウンダーのFKをGKイヴェシャがキャッチし損ね、ボールはネットに吸い込まれ、逆転されてしまいます。スコアはそのまま1-2で終了。二回戦突破の可能性は望み薄となっています。

(写真は全てSport-netより)

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コメント

残念です(-.-;)

 かなり期待してましたので厳しいですね。ただ、ディナモはチャンスですね。ハイドゥクとスラベンは…ですが、アウェイでブレーメンと互角の試合をしてホームの試合が楽しみです。HRTでハイライトを見ましたが最初の失点が勿体無いですが、やはりこの所がチームの経験不足なんですね。

 ちなみにハイドゥクの昨日の試合はHRTのインターネットラジオを聞いていました。(^o^;)

 あと選手紹介のモドリッチの欄でディナモ敗退後のバイエルン移籍が確定的なのを拝見しました!(^O^)

投稿: ボクシッチ | 2007年8月17日 (金) 13時07分

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