労働ビザ取得に苦しむエドゥアルド
この夏、アーセナルに移籍したクロアチア代表FWエドゥアルド・ダ・シルヴァ(24・写真)ですが、未だに労働ビザが下りず、ディナモに戻る可能性も出てきました。 「FIFAランク70位以上の代表チームで、ここ2年間に75%以上の公式戦に出場」というのがEU圏外選手の労働ビザ取得の条件でありますが、実際には代表歴もない選手ですら取得しているのが事実。エドゥアルドは75%の基準を満たしていないとはいえ、ここ一年間は代表でレギュラーとしてプレーしており、アーセナル側は問題なく取得できると考えていました。
しかし、思いのほか労働局が頑な態度を取っており、最終的には8月2日に労働ビザが取得できるかできないかを知ることになっています。契約には「ビザが取得できない場合は、自動的に契約を打ち切る」という条項が盛り込まれており、もしビザが下りなければ、契約はなかったこととしてザグレブに戻ることになるとヴェンゲル監督はレキップ紙のインタビューに答えています。
過去にクロアチアの選手でおりなかったケースとして1996年にミドルズブラが獲得するはずだったイゴール・ツビタノヴィッチがおり、最近で有名なところだと2004年にチェルシーが獲得したブラジル人DFアレックス(現在までPSVにレンタル)、逆に基準を満たしてないのに労働ビザを取得したケースとしては、ハテム・トラベルシ(チュニジア/マンチェスター・シティ)、パク・チソン(韓国/マンチェスター・ユナイテッド)、一試合もセレソンでプレーしていないアンデルソン(マンチェスター・ユナイテッド)などがおります。
クロアチア代表DFでディナモ・ザグレブ所属のヴェドラン・チョルルカ(21・写真)に、マンチェスター・シティ移籍の話がまとまったとイングランドのメディアが報じています。
ディナモ側は現時点では否定も肯定もしておらず、スポーツ・ディレクターのゾラン・マミッチも雲隠れしている状態。移籍金680万ポンド、4年契約という未確認情報すら流れております。現在、チョルルカはアキレス腱を痛めており、復帰は未定とされているものの、ディナモでの更新条件を不服として国外移籍を希望しております。
ディナモ・キエフ所属のDFゴラン・サブリッチ(27)が、古巣のハイドゥク・スプリトに1年契約でレンタル移籍することがまとまりました。長きに渡って復帰するのかしないのか話題になっているうちに、チームメイトだったMFチェルナトやFWヴェルパコヴスキスのレンタル移籍のサポート役に回り、最終的には彼自身も話がまとまりました。サブリッチは昨季に膝の手術をして棒に振ったものの、今は完全に回復してプレーできる状態だそうです。
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コメント
なんとかビザを取得して欲しいですね。シルヴァにはアーセナルでもやれるということを証明して欲しいですから。
一方、チョルルカはもうディナモには残らないようですね。
投稿: ボバン | 2007年8月 1日 (水) 18時08分