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2007年10月11日 (木)

ディナモ、比較的楽なグループに/UEFAカップ・リーグ戦抽選会

9日、スイスのニヨンでUEFAカップのリーグ戦抽選会が行われ、ディナモ・ザグレブはグループDに属し、バーゼル(スイス)、ハンブルガーSV(ドイツ)、レンヌ(フランス)、ブラン・ベルゲン(ノルウェー)と対戦することが決まりました。
これまでの抽選での運が悪かったことを考えれば、かなり楽なグループに入ったと捉えられており、5チーム中3チームに入れば、チャンピオンズリーグのグループリーグ3位の8チームを加えた計32チームによる年明けの決勝トーナメントに進出します。

抽選結果の報を聞いたブランコ・イヴァンコヴィッチ監督は
「いかなる命令はないが、責任からは逃れるつもりはない。リーグ戦を勝ち進むことを願っているし、グループの上位3チームに入って、38年ぶりの欧州(カップ)冬越えを実現するものと信じているよ。
ハンブルガーSVは世界の最強リーグの一つの上位チームだし、バーゼルはチャンピオンズリーグで自己証明してきた。レンヌもブランも決勝トーナメントへの道を開けるべく、ディナモに対して戦ってくるだろう。私たちはヴェルダーとアヤックスとの試合で、最強の相手とも戦っていけることを見せつけてきた。だから私は楽観的だし、今回のグループリーグの相手であっても成功するものと信じているよ。」
またクロアチア代表の一員として合宿中のルカ・モドリッチは
「抽選には満足することできるよ。突破は楽ではないとはいえ、悪くないグループだ。上位3チームの一つに入り、来年も欧州で戦うことは全くもって現実的なことだ。最大の相手はハンブルガーSV、それからバーゼルとレンヌだ。自信を蓄えてきたし、更なる一歩を進むことができるはずだ。」
とコメントしております。

過去、ハンブルガーSVとは1970年にフィアーズ・カップ(現UEFAカップ)2回戦で一度対戦しており、その時はホームで4-0、アウェーで0-1という結果で勝利しております。ハンブルガーSV所属で元ディナモのイヴィツァ・オリッチは
「ここ2日、よくモドリッチと二人でHSVとディナモが同グループになるだろうなんてふざけてたんだけど、本当にそうなっちゃったね…。グループリーグは楽ではないし、どのチームにとっても単純な話ではない。私たちにとってもそうだし、ディナモにとってもそうだ。」
とコメント。
バーゼルはこの夏にムラデン・ペトリッチとイヴィツァ・ラキティッチの二人のクロアチア代表選手を放出。抽選におけるポッド1では最弱と見られていました。ペトリッチは
「ディナモにとってはバーゼルの本拠地セント・ヤコヴ・パークで戦わなくても良いのはいいことだ。これまでユベントスやバレンシア、マンチェスター・ユナイテッド、デポルティーボ・ラコルーニャといった欧州の強豪も苦しんでいったからね。マクシミールで戦うことでディナモのチャンスは大きいことだろう。どっちを応援するかって? まだ決めてないよ。魂はディナモの方に向いているけど、バーゼルにも3年過ごしたからね…」
またラキティッチは
「バーゼルは非常に強いよ! でもディナモもとても強い。僕は生まれた時からディナモ・ファンだから、ディナモに幸運を祈るよ。もちろん、バーゼルには先に進んで欲しいけどね。」
と語っています。
またレンヌに関しては、ディナモ出身でモナコ所属のイェルコ・レコが
「レンヌはフランス・サッカーの典型的なチームだ。足から足へとパスを通し、巧みにボールをコントロールする。(昨年にディナモが対戦した)オーゼールよりも強いチームだ。とりわけ彼らのカウンターは嫌なものだよ。先に進むのはハンブルガーSV、レンヌ、ディナモだと考えている。」
と述べています。ちなみにレンヌには元浦和のエメルソンが加入しています。
最後のノルウェーのクラブ、ブラン・ベルゲンはグループリーグ最弱と見られているとはいえ、クラブ・ブルージュを葬り去ったクラブ(0:1/2:1、アウェーゴール2倍ルールで通過)。ノルウェー代表を多く含み、かつてリーズにいたMFエリイック・バッケも所属しています。

試合予定は以下のようになっています。
10月25日 休み
11月8日  バーゼル戦(ホーム)
11月29日 ブラン・ベルゲン戦(アウェー)
12月5日  ハンブルガーSV戦(ホーム)
12月19日 レンヌ戦(アウェー)

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