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2007年11月 3日 (土)

クロアチア・リーグ第14節/クロアチア代表メンバー発表

10月31日、クロアチア・リーグ第14節が行われました。

首位を独走するディナモ・ザグレブは、10位インテル・ザプレシッチとホームで対戦しました。
MFモドリッチは前節のザダール戦で蹴られた際の足の腫れが残るために欠場。代わりにコートジボアール人のグエラが左MFとして先発出場しました。
開始から15分間は攻撃の組立てに工夫が見られないディナモでしたが、モドリッチに代わる司令塔としてサミールやグエラがゲームを演出。先制点は19分、DFカルロスが左サイドをペナルティエリアを切り裂き、エンドラインから中央に折り返したところにサミールが押し込みます。
Sguela その3分後にはグエラ(写真左)がバイタルエリアから左足を振り抜くと、ボールはゴール右下隅に突き刺さり、グエラにとっての公式戦初ゴールとなります。
更に2分後、MFポクリヴァチュから左サイドでボールを受けたMFマンジュキッチが、ペナルティエリア外の位置からボールを内側に巻いての爽快なシュートを決め、早くも3-0とリードを広げます。
ディナモの猛攻は留まらず、33分、グエラの左からのアーリークロスにFWショコタがボレーシュートを叩き込んで4-0。ショコタは復帰して以来、4試合連発と絶好調をキープしています。
後半は交替もあってテンポが落ちたとはいえ、61分にMFチャゴとのワンツーで中央を抜けたポクリヴァチュがグラウンダーでのミドルシュートを放って5-0。エースのモドリッチ抜きとはいえ、選手層の厚さと、国内リーグでは無敵な強さを誇ることを見せつけました。

3位ハイドゥク・スプリトは6位チバリア・ヴィンコヴチとホームで対戦しました。
監督デビューを勝利で収めたヤルニ新監督ですが、現在国内でトップスコアラーのカリニッチが累積警告のため計算に入れられず。代わりにルカビナを先発出場させ、また怪我から復帰したDFトゥドールもピッチに送りました。
試合は開始8分、DFフルゴヴィッチが左サイドを突破し、中央へ折り返したところをMFルビールが倒れ込みながらGKの左脇を抜けるシュートを決め、ハイドゥクが先制します。
ハイドゥクがゲームのイニシアティブを握りましたが、チバリアも16分、FWマルチッチがスルーパスを送ったところに、飛び込んだMFケーリッチがトゥドールをフェイントでかわし、GKとの一対一に持ち込んだものの、シュートを吹かしてしまいます。
35分にはルビールから理想的な縦パスがルカビナに通るものの、ルカビナは飛び出したGKの頭上を遥かに越えるシュートを打ってしまいました。
Sverpakovskis 雨中の低調な試合だったとはいえ、再び試合が動いたのは57分、MFラダスからノートラップで右クロスが入るとハイドゥクDFは誰もクリアに行くことはなく、ボールはケーリッチの足に触れ、方向が少し変わったところに併走したマルチッチが押し込んでチバリアが同点に追いつきます。
その後はお互いが好機を潰していきますが、76分、チバリアはDFメドヴェドの左クロスに中央に飛び込んだマルチッチが合わせて逆転に成功。この日2ゴールのFWマルチッチは昨季まで5部リーグでプレーしていところを、チバリアのスカウトが発掘した26歳の選手です。
しかしながらハイドゥクも86分、DFペライッチの右クロスが相手DFに当たったところに途中交替のFWヴェルパコヴスキス(写真)がニアにヘディングで飛び込み、彼自身のハイドゥク初ゴールが貴重な同点ゴールとなります。試合はそのまま2-2で終了。ハイドゥクにとってはカリニッチ欠場が大きな痛手となりました。

全試合の結果はこちら。

Sibenik - Zadar 0:0

Dinamo Zagreb - Inter Zapresic 5:0
1:0 19' Sammir
2:0 22' Guela
3:0 24' Mandzukic
4:0 33' Sokota
5:0 61' Pokrivac

Hajduk Split - Cibalia Vinkovci 2:2
1:0 8' Rubil
1:1 57' Malcic
1:2 76' Malcic
2:2 83' Verpakovskis

Varteks Varazdin - Medimurje 2:0
1:0 39' Mujanovic
2:0 88' Papa

Slaven Belupo - Zagreb 1:0
1:0  1' Jajalo

Rijeka - Osijek 1:1
0:1 14' Hrncevic
1:1 45' Dalovic

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点39)、2位…リエカ(27)、3位…ハイドゥク・スプリト(23)、4位…スラヴェン・ベルーポ(23)、5位…ザダール(21)、6位…チバリア・ヴィンコヴチ(19)、7位…オシエク(18)、8位…シベニク(16)、9位…ザグレブ(15)、10位…インテル・ザプレシッチ(13)、11位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(12)、12位…メヂムリエ(9)

【得点】
11ゴール…カリニッチ(ハイドゥク)
9ゴール…モドリッチ(ディナモ)、ロヴレク(ザグレブ)、ヂャロヴィッチ(リエカ)
8ゴール…テルケシュ(ザダール)、マンジュキッチ(ディナモ)
7ゴール…シャラノヴィッチ(メヂムリエ)、
6ゴール…ジュパン(ザダール)

【アシスト】
6アシスト…マンジュキッチ(ディナモ)、ムムレク(ヴァルテクス)
5アシスト…モドリッチ(ディナモ)、ツェルナト(ハイドゥク)、ジュパン(ザダール)、シャルビーニ(リエカ)
4アシスト…ブーレ(リエカ)、クーケッツ(インテル)、マルチッチ(チバリア)、ヴルチーナ(スラヴェン)、ケーリッチ(チバリア)

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11月2日、クロアチア代表監督のスラヴェン・ビリッチが、マケドニア戦(11月17日・スコピエ)、イングランド戦(11月21日・ロンドン)における代表メンバー23名を発表しました。
イゴール・ブダンとボシュコ・バラバンの二人のFWが怪我していることもあり、国内リーグ得点王のニコラ・カリニッチを再び召集。バラバンは復帰の目処が立てば代表に加わり、マケドニア戦で本大会出場が決まればカリニッチはU-21代表に帰される可能性があるようです。また累積警告でマケドニア戦に出場できないMFイェルコ・レコが外れ、怪我のためしばらく外れていたDFフルヴォイエ・ヴェイッチが召集されています。

GK:
スティペ・プレティコサ (スパルタク・モスクワ)
ヴェドラン・ルニェ    (ランス)
マリオ・ガリノヴィッチ  (パナシナイコス)
DF:
ダリオ・シミッチ     (ACミラン)
ロベルト・コヴァチ    (ボルシア・ドルトムント)
ヨシップ・シムニッチ   (ヘルタ・ベルリン)
ヴェドラン・チョルルカ  (マンチェスター・シティ)
ダリオ・クネジェヴィッチ (リボルノ)
ディノ・ドゥルピッチ    (ディナモ・ザグレブ)
フルヴォイエ・ヴェイッチ (トムスク)
MF:
ニコ・コヴァチ           (レッドブル・ザルツブルク)
ダリヨ・スルナ         (シャフタール・ドネツク)
マルコ・バビッチ        (レアル・ベティス)
ニコ・クラニチャール     (ポーツマス)
ユーリツァ・ヴラニェシュ   (ヴェルダー・ブレーメン)
ルカ・モドリッチ       (ディナモ・ザグレブ)
ダニエル・プラニッチ     (ヘーレンフェーン)
イヴァン・ラキティッチ    (シャルケ04)
オグニェン・ヴコイェヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
FW:
ムラデン・ペトリッチ     (ボルシア・ドルトムント)
イヴィツァ・オリッチ     (ハンブルガーSV)
エドゥアルド・ダ・シルヴァ  (アーセナル)
ニコラ・カリニッチ     (ハイドゥク・スプリト)

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コメント

いよいよ最後の2連戦ですね。

いつも通りの力を発揮して欲しいです。o(^-^)o


ところでヤルニがハイドゥクの監督に就任したことは私にとっては嬉しいです。

2002年のワールドカップでキャンプを見学しに行ったのですが、陽気で愛想が良く、物凄く明るい性格だったのが好印象でした。ジョークが大好きみたいですね…(^o^;)笑


ヤルニにはこのぐらいのポストは用意して欲しいと思っていたので…。今シーズン終了までは監督でいて欲しいです。
もう誰がなってもハイドゥクの今シーズンは終了ですから(UEFAカップの枠のみ)(^o^;)


逆に私のハンドルネームのボクシッチですが、愛想は…でした。笑


少し近寄りがたいオーラでしたが、体調が良くなかったからかもしれません。

投稿: ボクシッチ | 2007年11月 5日 (月) 22時55分

ヤルニといえば、日本でのキャンプ地を一人抜け出して床屋に行った、なんてニュースを読んだことがありますね(笑)
インテルvs.ハイドゥク戦を取材しましたが、常にベンチの前に立って細かく指示をしていましたよ。監督学校では「4バックにおけるサイドバックの役割」みたいな卒論を書いた覚えがあるのですが、これまで攻撃は左サイドバックのフルゴヴィッチに偏りがちな中で、インテル戦では右サイドバックのペライッチも随分と攻撃参加していました。
ボクシッチは昨年にインタビューしたことがあるのですが、至ってフレンドリーでしたよ。「シュティマッツとの関係は?」なんて冗談めいて聞いたら、「こら、(質問には)気をつけろよ!」と怒りながらも笑顔で返してくれました(笑)

投稿: 長束恭行 | 2007年11月 6日 (火) 07時54分

そうですか、o(^-^)oやはりボクシッチは2002ワールドカップの時は体調不良だったのでしょうね。

あの時私は富山のホテルのロビーで、クロアチアからはるばる来ていたトルツィーダの連中と知り合いになり、

私がハイドゥク出身の選手たちへのサイン、写真をとるのを手伝ってもらいました。笑


クロアチア代表選手がクロアチアから来たトルツィーダ(選手の友達や親戚などではなく)とカフェで普通にお茶をしていたのは驚きました。

日本では、考えられないですね~。有り得ないです。


その時の思い出からヤルニは、トルツィーダと良好な関係なのだと思いました。

ちなみに勘定は代表選手やスタッフが全部払っていました。何回も(^o^;)笑

投稿: ボクシッチ | 2007年11月 6日 (火) 23時25分

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