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2007年11月26日 (月)

クロアチア・リーグ第17節

24日、クロアチア・リーグ第17節が行われました。

首位ディナモ・ザグレブは、最下位メヂムリエとアウェーで対戦しました。15勝1敗というハイペースで勝ち進むディナモですが、唯一勝ちを逃したのは第9節のヴァルテクス・ヴァラジディン戦。その時はヴァルテクスが最下位だったわけですが、今回も最下位相手に苦しい戦いを強いられました。
司令塔のMFモドリッチは代表二連戦で疲労が溜まり、かつ固いピッチでは故障持ちの膝に負担が掛かるために休ませ、またMFマンジュキッチは累積警告のために欠場。ワントップには怪我から明けたバラバン、そしてトップ下にショコタを起用しました。一方のメヂムリエは、最下位とはいえ闘争心むき出しの今季最高といえる戦いぶりをみせます。
ディナモは18分、FWバラバンの縦パスから右サイドを抜けたMFグエラがシュートしますが、GKバノヴィッチが好セーブ。27分にはポクリヴァチュが左のサミールにパスを送り、マーカーを外してシュートを放つものの、右ポストを逸れてしまいます。
Svugrinec ひるまず攻撃を仕掛けたメヂムリエは30分、DFズラクからディナモ守備陣の頭上を越える縦パスが通ると、MFピシュコールが俊足を活かしてGKと一対一に。しかしながら、GKコッホかと一対一になるもののシュートは近過ぎて止められてしまいました。
とはいえ、先制点はホームのメヂムリエ。44分、DFチェリシュチャクの右CKにMFミラルドヴィッチが中央から飛び込んでヘディングシュートを決めます。
後半はメヂムリエが引いたところをディナモが攻め込む状況に。50分にはショコタ、58分にはバラバンがシュートしましたが、メヂムリエのGKバノヴィッチがセーブ。
イヴァンコヴィッチ監督は54分にFWタディッチ、59分にMFチャゴ、69分にFWヴグリネツとカードを次々と切っていきますが、幾ら攻めても相手ゴールが割れません。80分にはヴグリネツのグラウンダーのシュートが右ポストを叩きます。しかし、敗北から救ったのはそのヴグリネツ(写真左)でした。中央のMFサミールから左サイドでボールを貰うと、角度のないところからシュートを決めて同点に追いつきます。
スコアは1-1で、ディナモは今季初の引分け。今のディナモはモドリッチ抜きでは語れないことを証明してしまいました。

Sjarni 3位ハイドゥク・スプリトは10位ザグレブとアウェーで対戦しました。ハイドゥクは現在リーディングスコアラーのFWカリニッチが怪我のために欠場。U-21代表のギリシャ戦で爆発を見せたルカビナと、ボスニア代表FWのバルトゥロヴィッチのツートップで挑みました。一方のザグレブは審判の判定に泣かされ続け、10位まで転落。ちなみに今回が初対戦となるザグレブの監督ブラジェヴィッチとハイドゥクの監督ヤルニ(写真)は、かつてはワールドカップのクロアチア代表で監督-選手という師弟関係になります。
ハイドゥクの両センターバック、トゥドールとサブリッチは代表にも名を連ねてきた選手ですが、スピードの遅さをザグレブの選手に突かれます。
Sibricic 15分、右サイドのFWロヴレクからのボールをペナルティエリアで受けたボスニア代表MFイブリチッチは、トゥドールに押さえられながら上手く反転しシュートを決め、ザグレブが先制に成功します(写真)。
その2分後、ハイドゥクのMFリュビチッチが空中のボールを競り合う際に足を挙げてイブリチッチの胸を思い切りキックしてしまったため、レッドカードで一発退場となりました。
22分にはルカビナが太股を負傷したため交替を余儀なくされ、MFルビールが投入されます。
24分、ハイドゥクはバルトロヴィッチとのワンツーで左SBフルゴヴィッチが左からシュートしますが、これはGKストイキッチがセーブ。
ハイドゥクが更に苦境に立たされたのは45分、DFラブドヴィッチのロングボールをロヴレクがトゥドールとサブリッチの両者と競り合い、そのまま抜けてGKに向かうところをトゥドールが背後からユニフォームを引っ張りレッドカード(写真右下)。これでハイドゥクは後半を9人で戦うことになりました。
Studor 53分にはバルトゥロヴィッチが膝を蹴られて負傷退場。FWヴェルパコヴスキスはベンチに座ったものの、胃の調子が良くなく出場できず。とうとうFW抜きで戦うことになります。
ただし、ザグレブも2人の数的優位を活かすことができずに無駄に時間が過ぎていきます。逆にハイドゥクが61分、途中交替のMFガブリッチがルビールの縦パスから左サイドを抜けて一対一でシュートを放ったもののGKストイキッチがセーブ。このまま試合は終わり、ザグレブが1-0でハイドゥクを下しました。

今節の好カードは4位スラヴェン・ベルーポvs.2位リエカの対決。リエカはここのところ調子が悪く、リーディングスコアラーのFWヂャロヴィッチも累積警告で欠場。柔らかいピッチでの潰しあいとなりましたが、試合が動いたのは83分、リエカのU-21代表左SBパミッチがオーバーラップしたものの右SBユリッチにボールを奪われ、ユリッチが右サイドからクロス。これにFWシェーヒッチがヘディングで決めたのが決勝点となり、1-0でスラヴェンが勝利をもぎ取っています。

全試合の結果はこちら。

Zagreb - Hajduk Split 1:0
1:0 15' Ibricic

Varteks Varazdin - Sibenik 3:0
1:0 35' Brezovec
2:0 42' Mujanovic
3:0 90' Semler

Medimurje - Dinamo Zagreb 1:1
1:0 44' Milardovic
1:1 85' Vugrinec

Cibalia Vinkovci - Inter Zapresic 2:0
1:0 65' Bagaric (PK)
2:0 84' Malcic

Slaven Belupo - Rijeka 1:0
1:0 83' Sehic

Osijek - Zadar 1:0
1:0 23' Jukic

【順位】
1位…ディナモ・ザグレブ(勝点46)、2位…リエカ(33)、3位…スラヴェン・ベルーポ(30)、4位…ハイドゥク・スプリト(27)、5位…チバリア・ヴィンコヴチ(23)、6位…ザダール(22)、7位…オシエク(21)、8位…ザグレブ(19)、9位…シベニク(17)、10位…インテル・ザプレシッチ(17)、11位…ヴァルテクス・ヴァラジディン(17)、12位…メヂムリエ(11)

【得点】
12ゴール…カリニッチ(ハイドゥク)、ヂャロヴィッチ(リエカ)
9ゴール…モドリッチ(ディナモ)、ロヴレク(ザグレブ)
8ゴール…テルケシュ(ザダール)、マンジュキッチ(ディナモ)
7ゴール…シャラノヴィッチ(メヂムリエ)、ヴィタイッチ(シベニク)、ヴコイェヴィッチ(ディナモ)

【アシスト】
7アシスト…ムムレク(ヴァルテクス)
6アシスト…マンジュキッチ(ディナモ)、ブーレ(リエカ)、ツェルナト(ハイドゥク)
5アシスト…モドリッチ(ディナモ)、ジュパン(ザダール)、シャルビーニ(リエカ)、マルチッチ(チバリア)
4アシスト…クーケッツ(インテル)、ヴルチーナ(スラヴェン)、ケーリッチ(チバリア)、ムイジャ(ザグレブ)

2008年2月2~10日まで香港で行われるトーナメント大会に、ハイドゥク・スプリトが招待を受けているそうです。クロアチア・リーグは12月8日を最後にウインターブレークに入り、2月23日に再開予定です。香港での大会には地元クラブのほか、インデペンディエンテ(アルゼンチン)と浦和レッズが参加すると報じられています。

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コメント

トゥドルには早く本来のコンディションとプレーを取り戻してもらいたいです。
彼の絶頂期にはミルコ・ヨジッチの言ったとおり、世界でも五本の指に入るDFだと思いました。

度重なる故障で歯車が狂ってしまいましたが、ハイドゥクで腰を落ち着けて代表復帰を目指して頑張って欲しいです。


あと書き忘れましたが、ビスチャンの選手復帰濃厚のニュースは素直に嬉しく思います。まだ所属クラブが決まっていないクロアチア選手が何人かいますが、早く見つかると良いなと思います。

投稿: ボクシッチ | 2007年11月26日 (月) 03時47分

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