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2007年12月13日 (木)

ラキティッチが夜遊びのためにサスペンション、等

シャルケに所属するクロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ(写真)が、先週末のフランフルト戦の後、セルビアのターボフォーク(ユーゴ演歌)歌手ミーレ・キティッチのコンサートにチームメイトのムラデン・クルステイッチとジャーメイン・ジョーンズと共に朝の4時半までいたという記事が独紙ビルトに写真と共に掲載されました。チームは規律違反として水曜日のチャンピオンズリーグ・対ローゼンボルグ戦を欠場させ、また罰金を貸せました。
Srakitic 「こんなことが起こってしまって残念だ。コンサートに行った理由は陳腐なものだった。10日ほど前に友人に"フランクフルト戦が終われば誕生日パーティに駆けつける"と約束したんだよ。2-2で試合が終わり、それからパーティ会場のデュイスブルグへと向かった。しかし、ついつい長く居てしまって、誰かに写真を取られてしまったというわけさ。過ちを犯したのは分かっている。本当に悔やんでいるよ。」
と語るラキティッチはシャルケの監督やチームメイトに直ぐに謝罪。シャルケはローゼンボルグ戦に3-1と勝利したわけですが、謝罪に応えるかのようにチームメイトのラフィンハとバイラモヴィッチが試合後にラキティッチとクスタイッチのユニフォームを高く掲げています。
セルビアやボスニアを中心に歌われるターボフォーク、もしくはナロドニャークと呼ばれるユーゴ演歌は今でもクロアチアの若い層に根強い人気を誇っているものの、クロアチアでは公共放送で流されない状況にあります。2006年9月には欧州選手権予選のロシア戦直前に合宿所からバラバン、オリッチ、スルナが脱走し、代表から追放されたいわゆる「フォンタナ事件」が記憶に新しいところですが、19歳のラキティッチもターボフォークの愛好者でありました。
代表のビリッチ監督にはラキティッチ本人から謝罪の電話があったそうで、ビリッチはこの事件に関して以下のようにコメントしています。
「若さからの過ちは我々誰にでも起こるものだ。私にもあったもんさ! そこにはちょっとした運も必要だ。ある者はメディアにすっぱ抜かれ、ある者はすっぱ抜かれず…。私にとっては彼が試合に再び出ることが最重要だ。電話では彼を励まし、同じことをもうやらないよう注意したよ。」
サスペンションを解かれたラキティッチは次のブンデスリーガ、対ニュルンベルク戦に復帰予定であります(ちなみに私はこの試合を現地で観戦予定です)。

13日に行われる予定だったクロアチア・カップ準々決勝第1戦「スラヴェン・ベルーポvs.ディナモ・ザグレブ」が、近頃の雨によるピッチ不良のために来年2月に延期されることが決まりました。先週土曜日にスラヴェンに大敗した上、20日にUEFAカップの対レンヌ戦を控えるディナモにとっては好都合な決定となります。
Sbbb そのディナモですが、12日の練習にサポーターのバッド・ブルー・ボーイズ(写真)15人ほどが乱入し、選手たちを説教する場面がありました。選手を一列に並ばせ、サポーターは以下のように説教しました。
「マンジュキッチよ、スラヴェン戦が終わった後、ピッチから汚い言葉を吐きかけたが、そんなことはやっちゃいけない。お前の村ではやってもいいが、ディナモではやめてくれ。このクラブのために戦うのならば、きちんと振舞え。モドリッチよ、お前もキャプテンとして、彼らが地に足つくよう指導してくれ!」
「パーティに集まってくるようなモデルの女たちはお前たちの家族ではない。俺たちがお前たちの家族だ。全ての試合でお前たちを追っているのは俺たちだけで、試合が終わっても一時間は応援しているのだぞ。当然の振る舞いをしてくれ! そしてディナモのユニフォームのために戦ってくれ! モドリッチが自陣に戻って相手にタックルしているというのに、なんで他の選手たちはタックルもやらないのだ?」
サポーターたちはキャプテンのモドリッチとゴールキーパーのコッホを模範として持ち上げ、後の選手たちを厳しく叱り付けました。それからイヴァンコヴィッチ監督にディナモのマフラーを渡し、練習場から去っていきました。その後は通常通りに練習が続けられたわけですが、バッド・ブルー・ボーイズの不満も次第に募りつつある事件となりました。

今季前半を終えて、14ゴールで得点王となったザグレブ所属のクルノスラフ・ロヴレク(28・写真)がこの冬に国外移籍することが100%決まりました。今年夏にメディッチ会長との間でチーム残留に合意した際、冬の国外移籍を認めるという条件を盛り込んでおり、このほど改めて両者間で国外移籍を確認しまた。彼の元には韓国のクラブから正式オファーが届いていたのですが、フランスとドイツのクラブが急接近しており、数日中に話がまとまる予定です。移籍金は50万ユーロほどとされています。
Slovrek 「ここ数日で起こったことに僕も驚いているよ。もう韓国に渡る準備を全てしていて、28歳という年齢を考えると極東以外でお金を稼げることは思えなかったんだ。しかし、得点王という肩書きが一夜にして新たな可能性を僕にもたらしてくれた。僕のキャリアにおいて今ほど調子がいいと感じたことがない。また欧州のクラブで自分を証明したいというモチベーションをこれほど持っていることも今まではなかった。降格争いをしているフランスとドイツのクラブが経験あるフォワードを探していて、僕に注目してきたんだ。今週中には決まると思う。これまでの僕の苦しみがようやく報われる時がやってきたんだよ。」
将来性を期待されながら怪我に泣かされてきたロヴレクですが、古巣ザグレブに戻ってからの一年半は32ゴールの活躍。スピードがあるわけではないですが、以前よりも重心が低くなり、ポストプレー、シュート、ドリブルのいずれにも粘り強さが出てきました。
「クロアチア・リーグの若い選手たちは余りにも国外脱出して稼ぐことばかりを考えすぎている。選手として成熟することを考えるのはほんの少しだ。彼らにとって僕の例が良い道しるべになるだろう。かつての僕は大きな期待の星であり、多くの国外のクラブが欲していた。しかし頭から全ての雑音を捨ててから、ようやく本当のサッカーがプレーできるようになったのさ。だから今、全てが報われるだろうと思っている。今となってようやく自分を証明したんだ。」
とロヴレクは語っています。

欧州選手権予選が終わってからのクロアチア代表の最初の親善試合として、来年2月6日にオランダ代表と対戦することが決まりました。以前よりデンマークやチェコなどが候補に挙がっていたのですが、欧州選手権とワールドカップ予選のドローの際に両サッカー協会が接近し、話がまとまりました。試合の開催地はスプリトが濃厚です。

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