イヴァンコヴィッチ、ディナモ監督を辞任
国内リーグで首位を快走するディナモ・ザグレブに激震が走りました。
14日、今年で3年目となるクロアチア一部リーグ室内選手権準決勝で、ディナモがライバルのハイドゥク・スプリトに1-2で敗北。ディナモを私物化しているズドラヴコ・マミッチ副会長がサポーターの標的となり、「マミッチのジプシー野郎」のコールが体育館に鳴り響きました。これに怒ったディナモの副会長ズドラヴコ・マミッチがドレッシングルームへと乱入し、
「イヴァンコヴィッチ、マギッチ、そして全てのコーチどもめ。お前の母ちゃん、やっちゃうぞ! 8人しか選手を起用しなかったのはお前たちなのに、いつも私が罪を被るじゃないか。」
と、クロアチア語定番の罵り言葉をコーチ陣に投げかけました。一晩経った15日の午前、ブランコ・イヴァンコヴィッチ監督(写真右)と彼の右腕であるライコ・マギッチ・アシスタントコーチ(写真左)が辞任を提出。クラブもそれを受理しました。
イヴァンコヴィッチ監督は失望した表情を見せながら
「辞表を出すことを決めた。これは私における最終決定であり、サーカスはもう御免だよ。マミッチの行き過ぎた行動が、コップから水がこぼれる一滴となった。
私がデマゴギーなしで言えることは、ディナモが私の監督のキャリアにおいて最も美しい時代となった。素晴らしい結果、素晴らしいプレー、そして素晴らしい栄光があったのだよ。非の打ち所のない振る舞いを見せた選手たちを指導できたのは幸せだったと思う。15ヶ月に一つもトラブルもなく、完璧に機能していたのだからね。」
とコメント。イヴァンコヴィッチは昨シーズンに国内リーグ・カップの二冠を達成し、リーグ28連勝という欧州歴代2位の記録を樹立。ディナモ史上最高の勝率を誇る監督でありましたが、またしてマミッチ副会長の暴走の犠牲者となりました。
その後、ブラジェヴィッチ(現ザグレブ監督)のTVトークショーに出演したマミッチは散々イヴァンコヴィッチをけなしたわけですが、同時に後任監督として現在ディナモ・ユースを指導しているズボニミール・ソルド(41)の就任を明らかにしています。
話が前後しますが、8~14日に開催されていたクロアチア一部リーグ室内選手権についてです。今年で3年目を迎えるこの大会はドイツの室内選手権を見習ったもので、優勝したクラブには使途をユース運営に限定した20万クーナ(約440万円)が贈られます。しかしながら、シーズン再開の準備以前に行われるため各クラブは怪我人の心配を抱いていました。ディナモは膝に故障を抱えるMFモドリッチをはじめ、半分の主力を出場させず、またハイドゥクもFWカリニッチを温存。一方で現在リーグ得点王のザグレブのFWロヴレクは初日で前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまいました。
まず最初の4日間は12チームを2グループに分けての総当り戦が行われ、ディナモ、ザグレブ、インテル・ザプレシッチ、ハイドゥク、ザダール、リエカの6チームが二次リーグへと進出。6チームのリーグから未対決の9カードが行われ、1位ディナモ(勝点13)、2位インテル(10)、3位ザグレブ(8)、4位ハイドゥク(7)の4チームが決勝トーナメントに進出しました。
準決勝でディナモとハイドゥクの両雄が対決。ハイドゥクは二次リーグでディナモと2-2で引き分けたものの、インテルには0-4、ザグレブには0-6と大敗していました。ディナモ優勢と見られた準決勝ですが、7分にハイドゥクのフルゴヴィッチが先制点を挙げると、21分には個人技でルカビナが追加点。ディナモは23分にPKでカルロスが1点返しますが、それが精一杯。終了間際にはカルロスの肘打ちをきっかけに両チームの選手にわる殴り合いに転じてしまい、後味の悪い試合となりました。
ファイナリストはハイドゥク、そして準決勝でインテルを3-0と一蹴したザグレブ。過去の大会で二連覇を果たしているザグレブは「ロヴレクのため」を合言葉に勝ち上がってきました。試合は序盤からザグレブが主導権を握り、20分にムイジャの左からの折り返しにイブリチッチが押し込んで先制に成功します。ザグレブは直後に追加点のチャンスを決められずに終わると、24分、ハイドゥクのフルゴヴィッチが左サイドからシュートを決めて同点。前後半40分を終えてPK戦に託されました。ハイドゥクは5人全員が決めたのに対し、ザグレブはブルクリャチャのシュートが止められてしまい、5-4でハイドゥクが勝利。初優勝を飾っています。3位決定戦ではディナモが3-0でインテルを一蹴。また最優秀選手はザグレブのイヴリチッチ、得点王はザダールのトマソフが9得点で受賞しています。
(写真はSport-netより)
14日、ワールドカップ南アフリカ大会の欧州予選、グループリーグ6の試合日程に関する話合いがザグレブのシェラトン・ホテルで行われました。各国の代表団が集結し、クロアチアからはビリッチ監督、またイングランドからはカペッロ新監督らが出席しています。ウクライナが主張をごり押ししたため話合いは難航しましたが、予定より遅れること一時間、日程が発表されました。クロアチアは以下のような日程です。
2008年9月6日 カザフスタン戦(ホーム)
2008年9月10日 イングランド戦(ホーム)
2008年10月11日 ウクライナ戦(アウェー)
2008年10月15日 アンドラ戦(ホーム)
2009年4月1日 アンドラ戦(アウェー)
2009年6月6日 ウクライナ戦(ホーム)
2009年8月19日 ベラルーシ戦(アウェー)
2009年9月5日 ベラルーシ戦(ホーム)
2009年9月9日 イングランド戦(アウェー)
2009年10月14日 カザフスタン戦(ホーム)
欧州予選は9グループに分かれ、1位となった9ヶ国に加え、2位の成績上位8ヶ国でプレーオフが行われ勝利した4ヶ国が本大会に出場します。
ビリッチ監督は
「我々の希望の多くが通ったと言えよう。最初はホームで弱い相手と対戦したかったし、イングランドも次の秋のうちに対戦したかった。唯一嫌な日程は8月のベラルーシ戦で、本来ならば親善試合を行う日だからね。」
とコメントしていますが、まだサッカー協会はビリッチ監督との契約延長に合意できておらず、年間1000万円にも満たない安給料のクロアチアの監督の座を去る可能性も十分にあります。
前クロアチア代表監督のズラトコ・クラニチャールが、クロアチア二部リーグのクロアチア・セスヴェッテの監督に就任することになりました。契約期間は6ヶ月です。
当初は1990年にツルヴェナ・ズヴェズダをチャンピオンズ・カップ優勝に導いたセルビアのリュプスコ・ペトロヴィッチが監督に就任する予定でしたが、中国のクラブに引き抜かれてしまい、代わる人物を探していました。UAEのクラブの監督を辞任したばかりのクラニチャールはボスニア・ヘルツェゴビナ代表監督の仕事に関心を持っていたものの、こちらはボスニア人のメホ・コドロが就任。よってクラニチャールはセスヴェッテと合意に至りました。ちなみにセスヴェッテは現在一部リーグの首位を走っており、初の一部昇格を目指しているザグレブ郊外のクラブです。
ハイドゥクの左サイドバックで主将も務めるボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFミルコ・フルゴヴィッチ(28・写真)に、ジェフユナイテッド千葉がオファーを出しています。フルゴヴィッチは近いうちにハイドゥクから去ることをかつてより明言しており、最近ではフランスのレンヌ、ル・アーブル、ドイツのケルン、またロシアのクラブからもオファーが届いていると報じられていました。移籍金は70万~100万ユーロとされ、条件面を考慮した上で1月までには新たなクラブを選ぶと言っていましたが、現在はジェフからのオファーに魅力を感じているようです。
「ジェフからの具体的なオファーはある。しかし、今は急いでコメントすることはない。何かが起こる可能性は十分にあるが、タイミングより前に突っ走りたくはないよ。
とはいえ、僕はかつて大阪にいた。比較的短かったとはいえ、2001年にガンバでプレーしていたんだ。今だったらもっとよく適応できることだろう。当時はハイドゥクから大阪に移り、それからシロキ・ブリイェグ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に戻って、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表となった。それからヴォルフスブルクへ移籍し、ブンデスリーガからハイドゥクに戻った。まるで一周を終えるかようにね。そして今、僕が去るとしたら新たな一周が始まる。歴史は繰り返されるように、日本へ旅立つことは運命におけるチャレンジなのだよ。
僕が仮定形で話すことが多いのは、物事に急ぎたくないし、ハイドゥクをせかすつもりもないからだ。クラブとの話合いが全てとなるだろう。それ以外は有り得ない。日本に行くことが唯一のオプションではないけど、全ての条件面において最も良いオファーとなるだろう。もう29歳になるし、もう一度国外のクラブと契約する価値が私にはあるだろう。」
とコメントしています。
26日よりディナモのズドラヴコ・マミッチ副会長(写真)とゾラン・マミッチ・スポーツディレクターの兄弟がイングランドに渡って各クラブと交渉を進めました。たまたま、ザグレブ→ロンドンの便で私はマミッチ兄弟と一緒になりまして、顔なじみの副会長から直接に話を聞く機会がありましたが、この時はまだモドリッチ売却の方向性でありました。トッテナム・ホットスパーとチェルシーが2500万ユーロを提示する中、最高額の2700万ユーロを提示したマンチェスター・シティの移籍が濃厚とされた中、ザグレブへと戻ったマミッチ副会長が先月29日に記者会見を開き、モドリッチの残留を発表しました。
と述べました。てっきり国外へと移籍すると思っていたモドリッチ(写真)はこの顛末にショックを受け、マスコミには口を開くことはありませんでしたが、1月8日、公式記者会見で口を開き、
「モドリッチが気の毒だ」と友人として悲しむエドゥアルドはヴェンゲル監督にモドリッチを購入するよう依頼したと言われていますが、癪に触ったマミッチは「エドゥアルドはアーセナルに行ってから一度も連絡がない。そういうのがサッカー選手だ」と語ると、逆にエドゥアルドも「マミッチはロンドンに何回も来ているというのに、最初の一回以外は僕に連絡をすることもない。なぜ僕を避けようとするのか、マミッチが説明してくれ」とやり返しました。
「ルワンダでは素晴らしい2ヶ月間を過ごした。しかし、日本のオファーを断ることはできなかったのだよ。ガンバ大阪から去ったのち、自分にそう誓ったのさ。やっぱり日本を優先するのだと。日本から私に仮契約書が届いたとき、私にとっても大きなショックだったことを信じて欲しい。
あと1点で38年ぶりの欧州カップ戦の年越しを実現するディナモ。しかし、レンヌも諦めずに次々と攻撃のカードを切っていきます。ディナモは65分にサミールに代えてグエラ、77分にはタディッチに代えてバラバンを投入。お互いがあと一発で決まるグロッキー状態のボクサーであるかのように、危ういディフェンスを伴ったカウンター応酬合戦になっていきます。
(リーグラウンドの)4試合全てで我々はクオリティを示したと思う。バーゼルやブランよりも我々の方が優れていただけに、2試合を終わって勝点6を得ていなくてはならなかったのだよ。ハンブルガーSV相手でも引分けにしなくてはならないのに試合の最後でミスをしてしまった。そしてレンヌ戦でも我々が優れていただけに勝利せねばならなかった。経験不足だと言うことはできるだろうが、今はそうは言いたくない。」
「こんなことが起こってしまって残念だ。コンサートに行った理由は陳腐なものだった。10日ほど前に友人に"フランクフルト戦が終われば誕生日パーティに駆けつける"と約束したんだよ。2-2で試合が終わり、それからパーティ会場のデュイスブルグへと向かった。しかし、ついつい長く居てしまって、誰かに写真を取られてしまったというわけさ。過ちを犯したのは分かっている。本当に悔やんでいるよ。」
そのディナモですが、12日の練習にサポーターのバッド・ブルー・ボーイズ(写真)15人ほどが乱入し、選手たちを説教する場面がありました。選手を一列に並ばせ、サポーターは以下のように説教しました。
「ここ数日で起こったことに僕も驚いているよ。もう韓国に渡る準備を全てしていて、28歳という年齢を考えると極東以外でお金を稼げることは思えなかったんだ。しかし、得点王という肩書きが一夜にして新たな可能性を僕にもたらしてくれた。僕のキャリアにおいて今ほど調子がいいと感じたことがない。また欧州のクラブで自分を証明したいというモチベーションをこれほど持っていることも今まではなかった。降格争いをしているフランスとドイツのクラブが経験あるフォワードを探していて、僕に注目してきたんだ。今週中には決まると思う。これまでの僕の苦しみがようやく報われる時がやってきたんだよ。」
その3分後には右サイドからMFユリッチがMFヤヤロにパスを通すと、ヤヤロはペナルティエリアでDFシルデンフェルドと相対しながら、最後は股間を抜いてのシュートをゴール左隅に決め、2-0とリードを広げます。デリッチ、ヤヤロの二人ともスラヴェンのユースで育った19歳のプレイヤー。スラヴェンのユルチッチ監督は若手起用に積極的な人物であり、二人は期待に応えました。
21分にはエリア内へ突破するヴェルパゴスキスをDFルチッチが倒してしまってPK。鳴り物入りでディナモ・キエフから移籍したラトビア代表の彼もようやくチームにフィットしてきました。DFフルゴヴィッチ(写真)が緩いボールを中央へと蹴り込んで2-0とします。
また前節にディナモに3-6と大敗したザグレブは、5位ザダールをホームに迎えて7-2の圧勝。この試合を最後に古巣ザグレブを離れ、国外へと移籍が濃厚なFWクルノスラフ・ロヴレクがキャリア初のハットトリックを達成。14得点で得点王レースのトップにも立ちました。ゴールの瞬間にサポーターの「ビエリ・アンジェリ」("白い天使"の意味)からは「クルーノ、ありがとう」の横断幕(写真)が掲げられ、「クルーノ、オスタニ(残れ)」のコールが繰り返されました。
とマミッチは嘆いています。またポスト・モドリッチを探すべくマミッチはブラジルにも渡っており、バスコ・ダ・ガマのMFモライス(23)にもオファーを出しています。移籍金は600万ユーロと言われており、ディナモとバスコの間では合意に達したものの、選手と代理人の両者とはまだ合意に達していない状況です。
今年6月に1年+1年オプションで契約したクラニチャールは、アル・シャーブを5試合指揮して2勝2分1敗、国内リーグ4位につけ、国内カップでも準々決勝に導いていたものの、選手起用面を巡ってオーナーと対立していました。
バーゼルに引分け、ブランにまさかの敗北と、最悪のスタートを切ったディナモ・ザグレブはグループ最強のハンブルガーSVとホームのマクシミール・スタディオンで対戦しました。これまでの揮わない結果と底冷えもあって観客は2万人に留まりました。
個人能力の高さと組織力が融合したハンブルガーを相手にしては、これまでのようにディナモがゲームをコントロールすることはできません。爆発的なスプリント能力で攻守両面でかき回すオリッチは敵にすると非常に嫌な存在であり、同時に欧州屈指のセカンドトップであるファン・デル・ファールト(写真)も常にケアせねばなりません。またディフェンスも手堅く、ディナモのプレーメーカー、モドリッチがボールを持ったところでも素早く寄せられてしまいます。ディナモは引分けも視野に入れていたとはいえ、普段より守備的なプレーを強いられました。
チャンスを見出せないディナモでしたが、25分辺りから次第にモドリッチ(写真)を中心にボールが回るようになります。28分、左サイドからモドリッチが中央でフリーのヴコイェヴィッチにパスを送ると、ヴコイェヴィッチは得意のミドルシュートを放ちますが、ボールはポストの左に。1分後にもモドリッチがヒールでお膳立てしたところにポクリヴァチュがミドルシュートを狙ったものの、GKロストの正面を突いてしまいます。31分にはモドリッチの左FKがいい角度でゴール前に入りますが、バラバンに届く前にアドゥバがクリアしてしまいました。その1分後にはエトーが右サイドからシュートを放つものの、これもポストを逸れてしまいます。
ハンブルガーは60分、ファン・デル・ファールトの鋭い右FKがGKコッホがセーブされ、その1分後にもファン・デル・ファールトの左FKからマタイセンが放ったヘディングシュートは左ポストを叩きます。
イヴァンコヴィッチ監督は勝利を求めて、ポクリヴァチュに代えてFWショコタを投入。ロスタイム3分間に望みを託しますが、更にお粗末なプレーをチャレが犯します。ハンブルガーのデメルが左サイドをドリブルし、チャレがタックルに一度空振りに終わると、ペナルティエリアに入ったDFデメルに対してチャレが再びタックル。デメルを倒してしまってPKを与えてしまいます。ディナモは若い選手が多くて経験不足は仕方ないにしても、決勝トーナメント進出に得失点差が関連してくるだけに、全くもって有り得ないタックルでした(概して、チャレはサッカー脳が低いプレイヤーでありますが…)。PKを途中交替のMFトロコウスキに決められて0-2。そしてタイムアップ。失望感どころか絶望感が残る試合となってしまいした。
84分にピッチを去る際には拍手で送られたオリッチ(写真)は
後半に入ってもディナモの勢いは止まらず、48分、ボランチで先発出場したヴルドリャク(写真右)がマーカーをフェイントでかわし、古巣相手にミドルシュートを突き刺して4-0。58分には左サイドでマンジュキッチからボールをもらった途中交替のFWタディッチ(写真左)が中央へと抜け出してシュートを放ち、5-0。更にその5分後にはDFブリャトからの縦パスに素早く反応したタディッチが決めて6-0と大量リードします。
クロアチア・リーグでも屈指の中盤を誇るベルーポに対し、ハイドゥクは中盤を省力したサッカーで前線のカリニッチとヴェルパコヴスキスにボールを放り込みがちになります。そんな中、最初のハイドゥクのチャンスは3分、カリニッチが35mのミドルシュートを狙いますが、205cmのGKイヴェシャが指先でクリア。13分にはMFアンドリッチが中央突破してMFルビールにボールを繋ぎ、それからワンタッチでゴール前へと走り抜けるカリニッチへ。しかし、これもGKイヴェシャの早い反応でシュートを逃れます。ベルーポは33分、売り出し中のU-21代表MFヤヤロが30mのミドルシュートを放ちますが、これはGKバリッチがセーブ。
「長い間、イヴァンのプレーを追ってきただけに、彼のことはよく分かっている。まさしく彼は私たちが求めてきた選手だ。ヘディングの上手い力強いディフェンダー。ここ最近も何度に渡って彼を見たが、現在の働きぶりに我々は熱狂したよ。」
リエカの左サイドバックでU-21代表でもレギュラーを務めるマヌエル・パミッチ(21・写真)に、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクがオファーを出すといわれています。パワーある突破力が持ち味のパミッチは今季にブレイク。ザルツブルクは三都主アレサンドロを年内で手放すため、左サイドの控えが手薄になっています。ザルツブルク以外にもリヨンが関心を示していると言われ、2009年まで契約を残すリエカは3年間に契約を延長して引き留めを図ろうとしています。
ここ数日のベルゲンは雪ではなく雨が続き、ディナモとしてはピッチ不良が心配されていたものの、二日間ピッチに雨よけのシートを敷いてくれたことで、まずますのピッチで試合が行われました。
ディナモの最大のチャンスは33分、モドリッチがセンターライン手前でボールをもらうと、相手のタックルをかわしてドリブルでゴール前へ。コースを見極めながら右足でシュートを放ちますが、ボールは右ポストに叩かれてしまいます。その1分後にはマンジュキッチが左からシュートを放ったものの、これにもGKオプダルが好セーブ。バーゼル戦に続き、呪われたかのような決定力不足に嘆きます。
リーグ戦を含めれば今季3戦3勝と、ハイドゥクにとっては歩の良い相手であるインテルなわけですが、リーグ戦での不調を振り払うかのようにハイドゥクは前半の25分間で試合を決めてしまいます。
2点目は20分。フルゴヴィッチが左サイドをドリブルでえぐると、最後はペナルティエリア内左でフリーのチェルナトへ。チェルナトは得意の左足でノートラップにてシュートを叩き込みます(写真)。
ザグレブはホームで唯一2部から勝ち上がっているセゲスタを迎えました。初戦はスコアレスドロー。ザダール、リエカと一部のチームを下してきたセゲスタは、かつてインテル・ザプレシッチを2位へと導いたスレチコ・ボグダン監督が指揮しています。またこの試合はベンチに留まったものの、元セレッソのMFマリオ・ガルバも所属しています。
その後も押し続けるザグレブとはいえ、この日はFWロヴレクとMFイブリチッチがブレーキ。何度もチャンスを潰したのですが、44分に左MFチュトラがミドルシュートをペナルティエリア外から決めて逆転に成功します。
今季は所属クラブを決めず、ハイドゥク・ユースで練習を続ける元代表MFミラン・ラパイッチ(34・写真)にルーマニアのステアウア・ブカレストが高額の2年契約のオファーを出していることが明らかになりました。ハイドゥクのスポーツディレクター、エルチェグはラパイッチと何度か連絡を取ってハイドゥク加入を勧めているものの、ステアウアと張り合う金額は出せないとはいえ、わずかな希望を持っているようです。スタンダード・リエージュとの契約が昨季で切れたラパイッチは、夏にカタールのクラブから年俸100ユーロのオファーがあったものの、2倍の年俸を要求したのちに断っています。
「難しいグループだ。主観的かもしれないが、これは私にとって最も難しいグループだ。ただ、誰も恐れることはない。意味なく第1ポットの国になったのではないのだから。誰が相手であっても戦えることを我々は示したとはいえ、最悪に難しいグループだよ。第2ポットと第3ポットからはこれ以上手強い相手が存在しない。ユーロに出られなかったとはいえ、イングランドもウクライナもワールドカップ・ドイツ大会のベスト8だ。二度連続で出場を逃すなんてことは許されないだろう。さらにウクライナは2012年のユーロ開催国だ。本大会出場のために全てをやってくるだろう。
「信じられない! またイングランドとかい? 第2ポットからイングランドを引くというのは、可能な限り最も難しい相手を引いたということだ。間違いなくきつい戦いとなるだろう。イングランドはあの敗北を忘れようと全てをやってくるだろうからね。ウェンブリーのあの一戦のあと、イングランドとの再戦はサッカー界でも最も興味深いものとなるだろう。きっと激しい戦いをしてくるだろうし、復讐を果たそうとしてくるだろう。復讐心は僕たちにとっても彼らにとっても危険なものとなるはずだ。
ひるまず攻撃を仕掛けたメヂムリエは30分、DFズラクからディナモ守備陣の頭上を越える縦パスが通ると、MFピシュコールが俊足を活かしてGKと一対一に。しかしながら、GKコッホかと一対一になるもののシュートは近過ぎて止められてしまいました。
3位ハイドゥク・スプリトは10位ザグレブとアウェーで対戦しました。ハイドゥクは現在リーディングスコアラーのFWカリニッチが怪我のために欠場。U-21代表のギリシャ戦で爆発を見せたルカビナと、ボスニア代表FWのバルトゥロヴィッチのツートップで挑みました。一方のザグレブは審判の判定に泣かされ続け、10位まで転落。ちなみに今回が初対戦となるザグレブの監督ブラジェヴィッチとハイドゥクの監督ヤルニ(写真)は、かつてはワールドカップのクロアチア代表で監督-選手という師弟関係になります。
15分、右サイドのFWロヴレクからのボールをペナルティエリアで受けたボスニア代表MFイブリチッチは、トゥドールに押さえられながら上手く反転しシュートを決め、ザグレブが先制に成功します(写真)。
53分にはバルトゥロヴィッチが膝を蹴られて負傷退場。FWヴェルパコヴスキスはベンチに座ったものの、胃の調子が良くなく出場できず。とうとうFW抜きで戦うことになります。
腎臓疾患が発見されたクラスニッチは今年1月下旬、母親の腎臓を移植したものの拒否反応を示したために失敗。しかし、3月中旬に弟の腎臓を移植して手術は成功。その後は長いリハビリ生活を送っていました。9月に医療チームからトレーニングの参加を認められると、10月25日にヴェルダーのセカンドチームの練習試合で初めて試合に出場。30日にはセカンドチームでドイツカップのザンクト・パウリ戦に出場していました。
25日、国内のスポーツ紙「スポルツケ・ノヴォスティ」が確実な筋からの情報として、ディナモ・ザグレブはルカ・モドリッチ(22・写真)の移籍に関してチェルシーと既に2008年1月の移籍に事前合意していると書きました。移籍金は2200万ユーロ(約35億円)とされています。これは今年のDFヴェドラン・チョルルカのマンチェスター・シティ移籍(1300万ユーロ)を越えるクロアチア史上最高の移籍金とされます。
ディナモから2001年にリバプールに移籍し、2005年にパナシナイコスに移籍した彼ですが、最後の契約年といった昨シーズンが終わると同時に理由を告げないまま、サッカー界から身を引いてしまいました。
21日、88,091人の観客が集まったサッカーの聖地「ウェンブリー」で、既に欧州選手権本大会の出場を決めているクロアチアがこの試合に最後の望みを託したイングランドを3-2と撃破。17日のマケドニア戦で初めて土がついたとはいえ、歴史的な勝利で予選を締めくくりました。
ゲームの序盤は早い先制点を望むイングランドが押し込みます。右から俊足を活かしたライト・フィリップスがかき回し、長身のクラウチがワントップのポスト役を務めたのですが、クロアチアはこの二人のケアに最初は手こずります。6分にジェラードからアーリークロスが入り、コールがニアでヘディングシュートを試みるもののGKプレティコサの正面を突きました。
単純なクロス攻撃では埒が開かないイングランドでしたが、56分、コールの何でもない放り込みにGKプレティコサがキャッチしたものの、ボールに向かったデフォーをシムニッチがユニフォームを引っ張り、デフォーが倒れたことでPKがプレゼントされます。普通ならば審判がそうそう取らないPK判定ではありましたが、これをランパードが左下にきっちりと決めて点差を縮めます。
イングランドは86分、途中交替で入ったFWベントがシミッチに寄せられながらもシュートを放ちますが、ボールは枠をそれて万事休す。クロアチアもチャンスとあらば攻め続け、ロスタイムには同じく途中交替のラキティッチが抜け出しますが、シュートを打ち切れず。3分のロスタイムを終えてタイムアップ。落ち込むイングランドの選手たちとは対照的に、クロアチアの選手たちとコーチ陣は熱いサポートを繰り返したサポーターの元に駆けつけ、歓喜の歌を歌い続けました。
「我々はハイレベルなプレー、チームワーク、個々の能力とキャラクターを素晴らしい形で見せつけた。このように追いつかれた後で再び突き放すのは非常に難しいことだよ。勝利はまったくもって我々に値するものだ。イングランド・サッカーに何か特別なことが起こったとは思わない。これは最も困難なグループだったし、3チームが通過すべきものだった。しかし、ピッチ上でのプレーではクロアチアがグループ最高のチームであったのだ、と君たちは自分たちで納得しなければならないのだよ。
いよいよ今夜、欧州選手権予選の最終試合となるイングランドvs.クロアチアが、サッカーの聖地「ウェンブリー」で行われます(現地時間20時キックオフ、日本時間22日5時)。
ザグレブの試合でクリアを空振りして世紀のオウンゴールを生んだGKロビンソン(写真)の代わりにカーソンの起用が濃厚。また怪我からMFハーグリーブスが復帰予定です。スティーブ・マクラーレン監督は引分けに持ち込むような守備的な戦術を敷いてくると考えられ、以下のメンバー(4-1-4-1)で挑むと予想されています。
スコピエは雪に続いて雨が降り、また会場となったグラツキ・スタディオンは3日前にヴァルダル・スコピエvs.パルチザン・ベオグラードのベテラン選手によるエキジビジョンマッチ(ヴァルダルのユーゴリーグ優勝20周年記念)が行われたことで最悪のピッチコンデション。試合開始1時間前になっても試合が開始されるかはっきりせず、審判団と両チームの監督らとの話合いが行われ、クロアチアのビリッチ監督は試合開催に反対、マケドニアのカタネッツ監督は試合開催に賛成。しかし、UEFAの圧力もあって最終的に試合開催が決定しました。
「条件はサッカーには本当に適さないものだった。このようなピッチでプレーするのは不可能だ。マケドニアがよく適応したとは言いたくない。私たちがゲームを支配した時間帯に、相手の2本のシュートが2点に繋がったのだから。この90分間が私たちの運命を決めるというのに、これまで一年半辛抱強く、かつ素晴らしく築いてきたものが全て壊されるところだったのだよ!
とはいえ、後半直ぐにギリシャはCKからファーポストのテリポステリスにヘディングシュートを決められると、66分にはカウンターからディモウトソスに追加点を奪われ、2-3と再逆転。
24分、MFモドリッチのFKがクリアされたボールをエリア外のMFヴコイェヴィッチ(写真)が拾い、エリア内へと持ち込んで左足でシュートを放ちますが、ボールは右ポストをわずかに逸れます。
ゲーム序盤はメヂュムリエが優勢だったものの、17分、クロアチアの水にも慣れ、本領を発揮しつつある元ルーマニア代表MFチェルナト(写真)がFWカリニッチとのワンツーを決め、最後はGKとの一対一を冷静に決め、ハイドゥクが先制します。
試合は7分、MFムイジャからの縦パスを受けたMFブルクリャチャが決めて先制し、その後はリエカの反撃を食い止め続けたものの、75分、リエカのクロスボールにザグレブのDFイヴァンコヴィッチがハンドを取られてしまいます。映像では手ではなく身体にボールが当たっている上、ハンドを取るにしてもFWヂャロヴィッチがヘディングを空振りしたボールが、手を下げた状態のイヴァンコヴィッチに当たっただけであり、到底ハンドにはならない場面。PKをヂャロヴィッチが決めて同点に追いつかれると、ロスタイムにはゴール前に放り込まれたボールをザグレブGKストイキッチがキャッチミス。ヂャロヴィッチにバイシクルで逆転ゴールを決められ、ザグレブはリエカに1-2と敗れてしましました。
ディナモはFWバラバンとMF/DFミキッチが怪我のために欠場したものの、固定化されつつあるメンバーで挑みます。右MFは好調のグエラがサミールに代わって先発出場しました。システムはいつもの4-2-3-1です。
最初のチャンスは8分、ポクリヴァチュが中央から鋭いミドルシュートを放ち、GKコンスタンツォが辛うじてセーブ。弾かれたところをショコタが詰めますが、オフサイドを取られます。
攻め込まれっ放しだったバーゼルも17分、フリースローをヘディングで繋ぎ、中央からカイセドが強烈なボレーシュート。ボールはGKコッホの正面で難を逃れます。バーゼルはこのシーンで息を吹き返し、組織立った守備で体勢を整えはじめ、セットプレーやカウンターから好機を見出します。
57分にはモドリッチの右CKからショコタがヘディングで繋ぎ、ニアポストでヴコイェヴィッチが合わせるものの、ボールは左ポストをわずかに逸れていきます(写真)。
バーゼルのグロス監督は
木曜日にUEFAカップのバーゼル戦を控えるディナモ・ザグレブは、6位チバリア・ヴィンコヴチとアウェーにて対戦しました。
その3分後にはグエラ(写真左)がバイタルエリアから左足を振り抜くと、ボールはゴール右下隅に突き刺さり、グエラにとっての公式戦初ゴールとなります。
雨中の低調な試合だったとはいえ、再び試合が動いたのは57分、MFラダスからノートラップで右クロスが入るとハイドゥクDFは誰もクリアに行くことはなく、ボールはケーリッチの足に触れ、方向が少し変わったところに併走したマルチッチが押し込んでチバリアが同点に追いつきます。
54分にはヴィタイッチのCKにペナルティエリア内のFWゼッツが合わせに向かったところを、ユニフォームを引っ張られて倒されましたが、コヴァチッチ主審はPKを取りません。
この試合で一際目立ったのは、A代表入りも果たし、目下売り出し中の19歳FWカリニッチ(写真)。14分に得たPKは深く芝生をダフってしまい失敗しものの、36分にMFチェルナトの右CKをヘディングで決めて同点に追いつきます。
ディナモは60分、ペナルティエリアの外でゼッツを倒したGKコッホがレッドカードを出されて更に苦境に立たされますが、これを契機にチームが一丸となり、一人少ないながらもイニシアティブを握ります。
セスベッテは2部とはいえ、現在はフルヴァツキ・ドラゴヴォリャッツと首位争いをしており、昇格に最も近いクラブです。ちなみにこの試合でトゥドールがハイドゥクに戻って初めて先発出場しました。
開始4分、ザダールのMFトマソフの何でもない縦パスをDFドルピッチがクリアミス。それにFWテルケシュが追いつき、一対一となったGKケラヴが手を使ってテルケシュの足を引っ掛けたものの、この日の主審シムチッチもPKと判定せず。また荒れ気味の雰囲気になりますが、14分、MFスラツからペナルティエリア左に走り込むトマソフに展開し、最後は飛び出したケラヴを抜く中央へのラストパス。同じく走り込んだテルケシュが押し込んで、ザダールが先制に成功します。
26日にハイドゥクのセルゲイ・クレシッチ監督が「個人的な理由」から辞任を発表。以前に成績不振を理由に辞任を希望した時には説得もあって留まったのですが、今回は理由を明らかにしないままチームを去ることになりました。この試合からアシスタント・コーチだったロベルト・ヤルニ(写真)がハイドゥクの指揮を取ることになりました。
その後もアウェーのハイドゥクが押しますが、ぬかるんだピッチに何度も足が取られる場面が増え、頼みの綱であるカリニッチに対してのマークも強くなります。一方のインテルも前半は何度か好機を見出しますが、28分のゴール前の混戦をFWグーリッチが決められず、33分のMFクルズナールの左クロスにグーリッチがヘディングで合わせるもボールは枠を捕らえられません。
クロアチアも20分を過ぎてからようやく主導権を握り、24分、28分とエドゥアルドがシュートを放ちますがゴールに繋がらず。32分にはシミッチの長い縦パスがエドゥアルドに通ってGKと一対一になったものの、間合いを取るタイミングに失敗して、飛び込んだGKハイドゥフにボールをキャッチされてしまいます。
後半頭から修正を入れ、ラキティッチを右MFに入れ、ボランチにはデビュー戦となるヴコイェヴィッチ(写真)を起用。これがズバリと当たり、クロアチアにとって一方的な展開となります。走力とボール奪取力に優れたヴコイェヴィッチに守備面を任せられることで、ヴラニェシュが攻撃参加しながらシンプルにボールをはたき、それにラキティッチがチャンスメーカーとして変化をつけていきます。
この試合ではA代表から借り出されたカリニッチ(写真)が、ブシッチと組んでのツートップ。これまでカリニッチはU-21代表に何度も召集されてきたものの、その度に怪我を理由にしてクラブが拒否してきました。今回のフェロー諸島戦では彼が救世主になります。
今回のクロアチア代表は怪我人に泣かされ、主将のMFニコ・コヴァチをはじめ、FWのペトリッチ、バラバン、ブダンが欠場。エドゥアルドとオリッチのバックアッパーとなるFWは今回初選出の19歳カリニッチのみ。望みの綱、エドゥアルドも怪我から開けたばかりで本調子ではないという厳しい事情を抱えておりました。メンバーは以下のようです(システムは4-4-2)
クロアチアの最初のチャンスは16分、スルナの右CKからレコがヘディングしたボールがオリッチの足元に来ますが、オリッチはシュートをGKダヴィドヴィッチの正面に蹴り込んでしまいます(写真)。
しかしながら52分、エドゥアルドは彼本来の価値を見せつけます。右サイドでスルナがオーバーラップした背後のチョルルカにボールを戻すと、チョルルカはDFラインとGKの間に落ちるアーリークロス。ディナモ時代のチームメイトからクロスボールが上がると察知したエドゥアルドは、マーカーのベンハイムよりも早い反応で抜け出し、そのまま左足でダイビングボレー(写真)。ボールはGKダヴィドヴィッチの手を弾きながらネット右に突き刺さり、クロアチアが先制に成功します。エドゥアルドは今回の予選で10ゴール目。通算18試合で13ゴールはシュケルより早いゴールペースです(ゴール率72.2%、シュケルは69試合45ゴールで65.2%)。
前半は枠内シュートがゼロだったイスラエルも60分、ベナユンが一人でドリブルで崩し、最後はマーカーを外して右下隅を狙ったミドルシュートを放ちますが、これはプレティコサが好セーブを見せます。
ホイッスルの後、チームスタッフや選手たちと熱い抱擁を交わしたビリッチ監督(写真)は、記者会見となると真剣な表情で以下のように述べました。
この夏にマンチェスター・ユナイテッドからヴィジャレアルに1100万ユーロで売却され、今季5得点と活躍中のジュゼッペ・ロッシにはイプシャ(エネルギー・コットブス)をマークにつける3-5-2のシステムを選択。ザダールのトマソフとスラヴェン・ベルーポのヤヤロの二人のMFがセントラルハーフとしてデビューを果たしました。
MFニコ・コヴァチが背中の怪我で召集メンバー発表直後に外れたのをはじめ、怪我の状態で合宿参加したFWのバラバンとペトリッチが土曜日までに間に合いそうもなく、水曜の記者会見でビリッチ監督が起用しないことを言明。その代わり、足の筋肉の負傷から2週間半離脱していたエドゥアルドが復帰し、オリッチとツートップを組むことになります。フォワード事情は厳しく、この二人を除けば追加召集のカリニッチのみという状況です。
今節の注目カードはもちろん、「クロアチア・ダービー」(Hrvatski derbi)と呼ばれる「ハイドゥク・スプリトvs.ディナモ・ザグレブ」のライバル対決でありました。
フィジカル的にはウィークデイに試合のないハイドゥクが上回らなければならないはずが、どんなプレーをしたいのかコンセプトが見られないため、チームとして完成度が増しているディナモがゲームをコントロールしていきます。
35分にはアンドリッチの右FKからファーポストのサブリッチがボレーシュートを放つものの、GKコッホの正面を突き、クリアされてしまいます。
その2分後にもミキッチの右クロスにファーポストのマンジュキッチがヘディングで戻し、ゴールががら空きのところをモドリッチが単に押し込むだけでしたが、このシュートには失敗してしまいます。
しかし、その後はディフェンスを固めたディナモに対して、ハイドゥクはチャンスを作ることができず、試合は2-1のままディナモが勝利。勝点差も14にまで広がりました。
開始1分にはスタムからボールを奪ったマンジュキッチがトラバースパス。中央のモドリッチ(写真)がワントラップから放ったボレーシュートはクロスバーを越えていきます。
アヤックスは62分にDFファン・デル・ウィールを変え、ルーマニア代表の右MFオガラルを投入。攻撃リズムを更に上げ、一方のディナモは国内リーグとは違うリズムに体力は消耗し、次第にアヤックスが主導権を取り戻していきます。
しかしながら94分、ミキッチからの右クロスにファーポストへと回り込んだマンジュキッチ(写真)がフリーでヘディングシュートを叩き込み、勝ち越しに成功。貴重なアウェーゴールとなります。
「私にとってはルワンダの代表監督になることが新たな監督キャリアの挑戦となる。日本のクラブから具体的なオファーが届いていたが、結局はアフリカを選んだよ。2010年の南アフリカW杯の予選でルワンダを率いるが、アフリカ選手権も彼らにとっては重要な大会だ。日本に再び行くことができたのにもかかわらず、なぜ私がルワンダを選んだかと君たちが問い質したいのは分かっているさ。私は新たな経験を望んだからだよ。労働条件も金銭条件も素晴らしかったしね。」
今季は体調も万全であるのにも関わらず、アンチェロッティ監督に一試合も起用されないのに業を煮やしたシミッチは怒りを感じいます。
今節の注目のカードは首位ディナモ・ザグレブと2位リエカの直接対決。前節、最下位ヴァルテクスに敗れてリーグ連勝記録が28でストップしたディナモに対し、リエカはハイドゥク・スプリトに4-0と快勝。現在の勝点差は「4」。調子が対象的な両 チームとあって、シーズン前半の行く末を決める試合であります。スタジアムはディナモの本拠地、マクシミール・スタディオン。観客数は思ったほど伸びず、7000人ほどに留まりました。
ディナモのチャンスは21分、マンジュキッチ(写真)が右サイドでDFブディチンからボールを奪うとエリア内に侵入。GKジリッチの手の届かないところにシュートを狙いますが、ボールはクロスバーを叩きます。
なかなか均衡が破れない試合でしたが、76分、モドリッチの左CKにニアのシルデンフェルドがヘディングでボールの方向を変え、中央からヴコイェヴィッチが頭から飛び込んでのヘディングシュート。ボールはネットに突き刺さり、ディナモが決勝点を決めます。ヴコイェヴィッチはイヴァンコヴィッチ監督の方へと走り出し、批判の矢面に立ちつつあった監督としっかりと抱き合ったのが、印象的なシーンでありました(写真はガッツポーズするヴコイェヴィッチ)。
この試合から二日後、ハイドゥクの監督セルゲイ・クレシッチ(写真・
埒が開かないディナモは、63分に休ませるはずのモドリッチを投入。チャンスを作り出すものの、75分にチャレがシュートをポストに当て、終了間際にはチャゴがミドルシュートを同じくポストに当てます。
4位ハイドゥク・スプリトは2位リエカと対戦。試合はリエカのホーム、カントリーダ・スタディオン。ユーゴ時代を通して101回目となる「アドリア海ダービー」(Jadanski derbi)は、試合前からリエカが優勢とされていましたが、実力差がはっきりと出た内容かつ結果となりました。
後半に入ると、更にリエカの厚みのある攻撃にハイドゥクは防戦一方になっていきます。51分、ヂャロヴィッチがポストになってシャルビーニ(写真)がバイタルエリアでボールをもらうと右足を一閃。ボールはGKトミッチの腕を弾き、そのままゴール左上隅に突き刺さり、2点目を奪います。シャルビーニはドリブルやパスで危険な形を常時作り出し、新たなファンタジスタとして今季はクローズアップされている選手です。
その翌日、ハイドゥク・スプリトのブランコ・グルギッチ会長(写真は
ドラマティックな展開はロスタイムまで続きます。ムムレクが右サイドからの直接FKをコッホの読みとは全く逆のサイドに蹴り込んで4-3。これでヴァルテクスは今季初勝利どころか初勝点。ディナモはベンフィカが持つ国内リーグ29連勝まであと勝利一つとしながら、まさかの敗北を喫してしまいました。
ディナモとアヤックスが欧州の舞台で戦うのは初めてではなく、1998/99シーズンのチャンピオンズ・リーグのグループリーグで対戦しています。ホーム(1998年9月16日)では、クラニチャール監督率いるディナモが主導権を握るものの、プロシネツキのミドルシュートがGKファン・デル・サールに止められ、またヴィドカが決定機を外してスコアレスドロー。3節が終わってクラニチャール監督が解任され、ヴラジミール・ザイエッツが監督に就任。
アヤックスは厳しいマークでゲームメイカーのモドリッチ(写真)をチームメイトから寸断しようと図ります(アヤックスは以前にモドリッチ獲得を考えたものの、高すぎて断念した経緯あり)。
32分、ディナモはセットプレーのクリアボールをポクリヴァチュがミドルシュート。ボールはゴール前のヴコイェヴィッチに届き、右下隅を狙って近距離のシュートを放ちますが、GKステケレンブルフの好反応で先制点を奪えずに終わります。
後半、ディナモはヴグリネツを代えてFWショコタを投入し、バラバンをセカンドトップへと移します。最初のチャンスは49分、バラバンの左クロスにショコタが落とし、サミールがミドルシュートを狙いますが、惜しくもボールはポスト脇を逸れていきます(写真)。
そのツケは61分に訪れます。最終ラインでボールをキープしたドゥルビッチ(写真左)が、無意味に左のシルデンフェルド(写真右)に横パス。混乱したシルデンフェルドは前方にパスを出すも、あっさりロンメダールがカット。フンテラールに預けてDFの背後に抜けようとするロンメダールを左SBのチャレ(写真中央)がつくべきなのに、パスを貰い返したロンメダールの突破をあっさりと許してしまい、最後はGKコッホも抜かれてシュートを決められてしまいます。ディフェンス陣の凡ミスで失点してしまう癖は国内リーグで幾度も見られているのですが、このような大事な場面でもポカを犯してしまいました。
話を試合レビューに戻しましょう。ユルチェヴィッチに率いられたスラヴェン・ベルーポは安定したチーム経営から次第に強豪の一角へと入りつつあり、ガラタサライに敗れたとはいえ、今季はUEFAカップを戦ったチーム。2分には右から流れてきたボールをシクリッチがミドルシュートを放ち、弾道はしっかりと枠に行っていましたが、ディナモのGKコッホが好反応で逃れます。
12分にログリッチのラストパスから、MFヴィタイッチ(写真)がペナルティエリア手前かシュートを叩き込むと、30分にはFWゼッツのシュートが弾かれたところをヴィタイッチが押し込み、2-0とシベニクがリードを広げます。
いつものように自陣内を固め、ボールホルダーに対しては荒いチェックをしてくるアンドラ。標高900mの山岳地帯に位置するアンドラ・ラ・ベリャは風が強く、サイドチェンジやロングパスで打開しようにも正確性に欠けます。
34分、クラニチャールが倒され、正面25mの位置で直接FKを得たクロアチア。スルナが蹴ったボールはアンドラの人壁に当たり、そのままコースが変わってゴール右上に吸い込まれます。
後半頭からFWペトリッチを下げてバラバンを、モドリッチを下げて左MFにプラニッチを起用し、クラニチャールが左MFから中央へとシフトします。プラニッチ(写真)は先のエストニア戦ではベンチにも入れなかったわけですが、へーレンフェーンでの活躍ぶりを証明するようにタッチ&ゴーやドリブル突破で左サイドを切り裂きます(冬にはフェイエノールトに移籍とも)。
クロアチアのゴールラッシュは続き、56分、レコが右サイドから突破し、折り返しのパスからバラバンが放ったシュートはDFアヤラに当たるものの、エドゥアルドが反応良く左足を振り抜き、5-0とリードを広げます。
クロアチア代表の守護神として活躍したドラジェン・ラディッチ監督(写真)が率いるU-21クロアチア代表は、これまでフェロー諸島に2-0(ホーム)、ギリシャに3-2(ホーム)と勝利してグループリーグ首位。とはいえ、親善試合では首脳陣を満足させる戦いはできず、その上に選手たちのモラルが低く、ラディッチ監督を悩ませています。
試合を終え、チーム一行はザグレブ近郊の合宿地トゥヘリュに戻ってきたのですが、マンジュキッチ(写真右)とロンチャリッチ(写真左)がホテルの部屋で3時まで酒盛りをした上、そのまま友人の車で外出。ザグレブのクラブで一杯やって車でホテルに戻る際、スピード違反と無灯火で警察に捕まり、スキャンダルが明らかになりました。もちろん、ラディッチ監督は直ぐに二人を代表チームから追放しました。
8月のボスニアとの親善試合ではスタメン起用でアピールしたFWイゴール・ブダンが怪我のために外れたとはいえ、ブダン以外は代表のいつものメンバーがずらりと揃い、またFIFAから代表変更の許可が正式に下りた19歳のMFイヴァン・ラキティッチがベンチ入りスタートしました。またこの夏にアーセナルに移籍したエドゥアルド・ダ・シルヴァ、マンチェスター・シティに移籍したヴェドラン・チョルルカにとっては、ディナモを離れて初めてのマクシミール帰還となります。マイナス要素は二人のセンターバック、シミッチとコヴァチ弟がACミラン、ボルシア・ドルトムントで出場機会に恵まれいないことですが、それでも現時点のベストメンバー(4-4-2)で挑みました。
5分、エドゥアルドが左からヘディングで折り返そうとした際、DFアラスがハンドを犯し、クロアチアがPKを得ます。キッカーはスルナでしたが、左ポストにぶち当ててしまい、ワールドカップの日本戦同様に先制チャンスを台無しにしてしまいます(写真)。
36分にはクラニチャールからボールをもらったモドリッチが対角線にシュートを放つものの、ボールは左ポスト脇を通過。支配しながらも時間だけが刻々と過ぎる中、貴重な先制弾を決めたのは6月のタリンでの試合と同じくエドゥアルド(写真)でありました。
そして62分、クラニチャールに代わってラキティッチ(写真)が登場。19歳6ヶ月はクロアチア代表の公式戦において最年少デビューとなります。シャルケで背番号10をつける新星ラキティッチに対してスタンドの観客の期待は大きく、彼がボールタッチする度に歓声が上がりますが、「ロケット」のニックネームに似つかわしい爆発力は鳴りをひそめ、若干は遠慮していた感がありました。それでも73分、ボールは左ポストを逸れていったとはいえ、押さえの利いたミドルシュートを放ちます。
試合後、ビリッチ監督は
「僕にとっては再びマクシミールに来られたことが嬉しいね。ここは自分の家のように感じている。まるで僕がここから決して去っていないかのようにね。(マクシミールで行われる)イスラエル戦でここに戻ってくることを今から待っているよ。2ゴール目はアシストしてくれたモドリッチに感謝している。ディナモで一緒だった日々と同じようにピッチで僕たちは理解し合えるんだ。」
首位ディナモ・ザグレブはアウェーでNKザグレブと対戦。
その1分後にはオーバーラップしてボールをもらったポクリヴァチュがミドルシュート。GKストイキッチは左手で止めたものの、ボールを右手で掻いてしまい、そのままネットにボールが吸い込まれてオウンゴール。スコアが2-0と広がります。
ここ数年はユース選手を次々と育てることで、ディナモとハイドゥクに次ぐ三番手グループに位置していたヴァルテクスですが、今季は開幕スタートに失敗。クジェ監督は早々と去り、新たにベセク監督を迎えたものの、未だに一勝どころか全試合に負けております。昨季までヴァルテクスを指揮していたダリッチ、ヴァルテクスの主将だったMFシャファリッチ、またヴァルテクス・ユース育ちでこのほどディナモからレンタルされたMFイェルテツ(写真)が、古巣を相手にして初めて指揮・出場しました。
先制したのはアウェーのハイドゥク。5分にツェルナトがヘディングで前方に何でもないボールを押し込んだところ、クリアすべきDFクリスティッチがバランスを崩し、ボールはルカビナにかっさられ、そのままゴール左上にシュートを決められます。
ハイドゥクは3分、12分とカリニッチがシュートを狙うものの正確性に欠け、16分にリニッチのミドルシュート、25分にはチェルナトのCKからペライッチがヘディングシュートを狙いましたが、共に枠をわずかに逸れてしまいます。
試合が動いたのは9分、ハサン・サスからのパスを受けたカランのシュートはポストを叩かれるものの、こぼれ球を拾ったリンコルンが再びカランへと繋いでシュート。ガラタサライが先制点を奪います。
くじ運の悪さにディナモのイヴァンコヴィッチ監督は
初戦では前半の幾度にも渡るチャンスを活かせず、1-2で敗れたディナモ。とはいえ、状況は10年前の予備戦三回戦、ニューキャッスル・ユナイテッド戦と同じで、この時は延長までもつれ込む好試合を演じました(私が初めてクロアチアで観た試合でもあります)。2000/2001シーズン以来、チャンピオンズ・リーグ本戦とは縁がないだけに、アップセットに賭ける思いは大きいものであります。イヴァンコヴィッチ監督は、バラバンとマンジュキッチを縦に並べた布陣(4-2-3-1)を敷きました。
勝ち抜けるためには「1-0」で充分なディナモ。ゲームをコントロールすべきはずが、ヴェルダーのプレッシングに苦しみ、パスミスが続出。第一戦と打って変わって動きが鋭いディエゴ(写真中央)を中心に、2~3本のパスで一気に攻め込まれます。それに加えて、ハウゲ主審(写真左)をはじめとするフィンランド審判陣の不可解なジャッジに、選手たちが神経質になってしまいました。
勢いと共に前係りになってきたディナモに対し、ヴェルダーは38分、クロスをカットしたメルテザッカーから前線に残るディエゴへロングパス。3対3によるカウンターの形を形成し、ディエゴはシルデンフェルドのタックルをかわすと左のアルメイダへ。アルメイダのシュートはGKコッホが弾いたものの、こぼれ球が右のサノゴに渡ってしまい、あっさりと決められて、2-1とリードを広げられてしまいました。
ディナモが勝ち抜くためにはあと2点必要。しかしながら、後半になるとパタッとリズムが落ちてしまいます。ヴェルダーのシャーフ監督は"土曜のブンデスの試合のために、余りに力を無駄にしないよう"(ヴラニェシュ談)、選手に指示することで守備に徹底します。中央から攻め込もうにも今日のモドリッチは幾らか精細に欠け、また両サイドから崩そうにもメルテザッカーとナウドの197cmCBコンビによる壁に弾かれてしまいます。ヴグリネツ、ミキッチ、グエラを次々に投入しても効果はなし。
「残念ながら我々は成功しなかったよ。ヴェルダーには経験とクオリティがあるにもかかわらず、我々の方が勝利に近かった。客観的に見ても、90分間は我々が支配し、ゲームのリズムを作り、そしてプレッシャーを相手に掛けようと試みた。リスクを背負ったわけだが、ヴェルダーのようなチームに対しては危険に陥る可能性があることも知っていた。(2失点目のような)3対3の形でゴールを奪われることが起きないように、リスクをコントロールすべきだったのだが……。」
ディナモのキャプテン、モドリッチ(写真右)は
この試合でキレていたのはマンジュキッチ(写真・中央)。14分にサミールが左クロスを上げると、エリア中央でチャレがヘディングで右に流し、最後はマンジュキッチがトラップ後にシュートを叩き込んで、先制に成功します。
この試合のハイドゥクは、カリニッチ、バルトゥロヴィッチ、ルカビナによる3トップ。先制は14分、ツェルナトからボールをもらったバルトゥロヴィッチ(写真)が、20mのグラウンダーによるミドルシュートをゴール左下に決めます。
ダリッチ監督(写真)はヂャロヴィッチ、シュコーロ、ブーレ、イヴァノフの4人のFWを前線に菱形に配置し、シャルビーニとシャファリッチでゲームメイクさせながら、左サイドから俊足のSBパミッチを何度も突破させるという超攻撃的布陣で挑みます。
オシエクはディナモ相手にひるむことなく攻撃を仕掛けていきますが、試合が動いたのは14分、ここ最近はボランチとして覚醒の感があるポクリヴァチュからのロングパスがペナルティエリア手前のバラバンに通ると、左のマンジュキッチにボールを預け、素早くDFの裏へ。ワンツーでボールを貰ったバラバンはあっさりとゴールを決め、ディナモが先制しま(写真、Sport-netより)。
しかしながら、84分にメヂムリエのGKバシッチがペナルティエリアを飛び出してルカビナを倒したことで一発退場。ロスタイムに入り、ペナルティエリア中央でボールを受けたルビールが同点シュートを決めて、ハイドゥクは辛うじて同点に追いついています。
また師弟対決となった、ブラジェヴィッチ監督率いるNKザグレブとダリッチ監督率いるリエカとの好カードは、元ボスニア代表のアレン・シュコーロ(写真)のゴールで二度に渡ってリエカがリードしたにもかかわらず、クロスボールからのロヴレク、パルロブのヘディングシュートでザグレブがドローに持ち込んでいます。
追加点は35分。左サイドから再びペトリッチが相手守備の手薄な右サイドにロングクロスを通すと、スルナ(写真)はトラップでボールを中央へと叩いてフルゴヴィッチをかわし、アウトサイドでシュートを流し込んで、2-0とリードを広げます。
昨年はこのラウンドで強豪アーセナルに1-6で屈したディナモですが、次も強敵ヴェルダーとはいえ、悲願のチャンピオンズ・リーグ出場への意気込みは高く、イヴァンコヴィッチ監督はディフェンシブな布陣ではなく、いつもの攻撃的布陣を敷きました。現在、ブンデス最高のMFと謳われるブラジル代表ディエゴ(写真右)のマンマークにはヴコイェヴィッチ(写真左)を付けます。スタメン(4-2-3-1)はこちらです。
25分、ショコタが右サイドにてヘディングでボールを落とすと、そこにモドリッチ(写真)が突っ込んでのミドルシュート。ボールはゴール左下を襲いましたが、GKヴィーゼが好反応で逃れます。
46分、右サイドでマンジュキッチの不用意なバックパスをサノゴに奪われ、ボールは更にウーゴ・アルメイダへ渡って、GKコッホとの1対1に。シュートはコッホが一度は止めたものの、弾いたボールをシルデンフェルドが綺麗にクリアすることなく、再びウーゴ・アルメイダに奪われて無人のゴールにシュートを決められます(写真)。
ハイドゥクにとっての最大のチャンス10分。GKカステラッツィがバックパスの罰則を取られて、わずかゴールから数メートルの位置での間接FKを得ます。しかし、チェルナト(写真)の上に角度をつけたシュートはクロスバーを叩き、跳ね返りをアンドリッチがミドルシュートを放つものの、これもクロスバーを叩いてしまいます。14分にもチェルナトのミドルシュートが右ポストを叩き、ことごとく枠に泣かされます。
クラブ・ブルージュから帰還したFWボシュコ・バラバン(写真右)が先発出場。FWショコタ(写真左)と7年ぶりのコンビを組みます。イヴァンコヴィッチ監督は二枚のFWを横ではなく、縦に並べることから、ショコタがワントップとなり、バラバンがトップ下の位置へと入ります。またNKザグレブから獲得したヴルドリャクがボランチとして初出場しました。
注目となるのは初召集の19歳イヴァン・ラキティッチ。出身国のスイスと両親の祖国クロアチアの間における争奪戦の末にクロアチアを選択。これまでスイス・ユース代表のユニフォームを着ていた彼は、初めてクロアチア代表のユニフォームを着てのプレーとなります。
動きのいいドムジャレにてこずりました。
-アジアカップで貴方は決勝トーナメントに進んだが、三連覇に到ることは成功しなかった。日本人は不満を抱いているのか?
ディナモのイヴァンコヴィッチ監督は定例記者会見でヴェルダーについて聞かれたものの、
メンツの中でも一、二を争う難敵を引いてしまったハイドゥクでありますが、プダール監督は
試合はトルツィダ(ハイドゥク・サポーター)の後押しを受けて、ハイドゥクが押し込みます。ただし、ブドゥチノストがゴール前を固めたことで、俊足のカリニッチやルカビナが活きるようなスペースがなく、足元にパスを繋ぐだけでシュートチャンスがなかなか生まれません。トルツィダもお約束通り、発炎筒をピッチへと投げ込み、試合がしばし中断となります。
けれども後半開始48分、左のショートコーナーからチェルナトがファーサイドにクロスを放り込むと、ボール目掛けて突進したダムヤノヴィッチ(写真)がヘディングで叩き込み、ハイドゥクが先制に成功します。ボスニア代表MFであるダムヤノヴィッチは、ドイツで行われた夏のキャンプでビザがおりずに入国できず、まったくキャンプに参加できなかったのですが、大事な試合で起用されて貴重なゴールを挙げました。
ディナモとの契約更新を拒否し、移籍を希望していたチョルルカ(写真)は
クラブ・ブルージュは来年夏にバラバンとの契約が切れ、レッドスター・ベオグラードからFWドゥシャン・ヂョキッチを獲得(移籍金150万ユーロ)したことから、この時期がバラバン売却のタイミングと考えたようです。